京都を感じる日々★マイナー観光名所、史跡案内Part1

写真容量の関係で、過去の記事をかなり削除していますが、よろしくお願いします。

中京・下京

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東寺山内の小子房(こしぼう)が「京都の冬の旅」で特別公開されています。

ここは、東寺の客殿・迎賓館で、天皇皇后両陛下や高僧等を迎えての行事などで用いられているようです。特に、毎年正月(八〜十四日)に行われ、真言宗の最高の儀式といわれる「後七日御修法(ごしちにちみしほ)」には欠かせない場所になっています。真言宗の各派の高僧が集まり、ここを寝所として一週間の修法が行われているからです。
(この「後七日御修法」は、承和二年(835)に弘法大師が入定して以来、宮中で続けられてきた伝統行事で、戦乱朝に一時中断され、また明治時代にも廃仏毀釈の影響で中断しますが、明治十六年(1883)に復活してからは、東寺の灌頂院で行われています。)





現在の小子房は、東寺山内の西に位置し、東寺の本坊・事務所に接して建てられていますが、かってはもう少し北の現在の西院・大師堂の辺りにあったようです。
南北朝の動乱の建武三年(1336)、足利尊氏は、一旦九州へ落延びた後、再起して京都に攻め入り、六月に東寺の境内を本陣として、比叡山に逃れた後醍醐天皇と対峙しました。東寺山内の足利陣営では、北朝側の光厳上皇が小子房で政務をみて、足利尊氏は千手堂(食堂)に居住したといわれます。東寺は文明十八年(1486)の土一揆の際に、多くの伽藍が焼失していますが、小子房もこの時に焼失したようです。




さて、現在の小子房は、昭和九年(1934)、弘法大師千百年御遠忌にあたり再建されたもので、用材はすべて木曽檜を用いています。
部屋は6部屋あり、各部屋を飾るすべての障壁画は、昭和を代表する日本画家のひとり、堂本印象の43歳の時の作です。各部屋は襖絵の題材から「鷲の間」「牡丹の間」「瓜の間」「枇杷の間」「雛鶏の間」「勅使の間」と名付けられています。「勅使の間」以外は水墨画で、特に青墨で描かれた牡丹の花、瓜・西瓜・胡瓜の絵等さわやかな印象です。

小子房に招かれた客人は、まず、小子房の正面にある勅使門から入り、すぐ正面になる「鷲の間」に通されます。門から客殿までは、白砂が真っ直ぐに盛り上げられて通路になっています。
「鷲の間」では、鷲の瞳が訪れた人の心を厳しく見つめます。心に邪心がある人間が客の中に混ざっていないかを探そうとしているのです。その後は、「牡丹の間」「瓜の間」「枇杷の間」「雛鶏の間」と心を和ませる風景が続きます。そして、最後の「勅使の間」に至ります。
ここだけは豪華絢爛な金箔障壁画の世界です。「渓流に鶴」の絵が描かれ、また「日輪山嶽図」では、客殿の引き戸を開けると、太陽の光が黄金の日輪に当たって輝いて見えるということです。ここに天皇皇后両陛下が並んで座る席がありました・・かっては皇后でも天皇と並んで座る事は出来ない厳しい規則がありましたが、昭和初期には少し緩やかになっていたということで、このような席が設えられるようになりました。上席の背後は絵柄は少なく金屏風として想定されています。





また、小子房には、近代京都を代表する庭師・七代目小川治兵衛(植治)の作による回遊式庭園があります。小川治兵衛(植治)は、無隣庵、平安神宮、円山公園など多くの庭園を手掛けた近代日本庭園の開祖でもあり、作庭の特徴は「原寸大の身近な自然と躍動する水の流れ(小子房の案内板より)」でした。
この庭園は最晩年の作ですが、大池を中心に、石組と刈り込みがバランス良く配置されています。最近、石橋も復原されて本来の姿が蘇ったそうです。

また、庭の向こうに見えるのが、「蓮華門」です。「蓮華門」は、東寺の西大門にあたり、かって弘法大師空海が高野山に向けてこの門を通った時、その足元から蓮華の花が咲いたという伝説からこう呼ばれています。貴重な鎌倉時代前期の建築で、東寺の四方の門の中では、唯一の国宝です。




「京都の冬の旅」で、東寺(金堂・講堂や五重塔内部の特別拝観など)に来られる方の中で、小子房まで見てみようという人は一部のような気もしますが、東寺という素晴らしいお寺に興味の有る方は、一度は覗いてみても良いかと思います。堂本印象の襖絵も親しみやすく一見に値します。

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