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前回の続きです。
私も、実は今回、双ケ岡の登り口を知らずに出かけたのですが、山麓の東側の道から登れるようです。
東麓に沿って北から南へ「徒然草」からとられた「つれずれのみち」という散策路があります。全長約600メートルあり、道に沿って木々と芝生の広場「こもれびのひろば」(写真)や桜を中心とした花木が植えられた「はなみのひろば」が設けられていて、散歩にちょうど良い感じの道です。登り口はこの道沿いに6ヶ所程あります。
さて、標高116mの一の丘頂上から、ニの丘へ向かいました。山道は割と開放的で安心して歩けます。なだらかな下り坂を降り、さらに今度は登って行くと、平坦な少し開けた場所に出ました・・ここが二の丘頂上で、標高102メートルです。(写真)
ニの丘頂上から少し下がったところに、「とおみのひろば」があります。木々の間から見える程度ですが、眼下に妙心寺から遠く京都市街、東山が眺められます。(写真)
二の丘から三の丘へは再び急な下り坂になり、やや道が木々に覆われて方向がわかりにくいです。
そこで、一旦山を降りて散策路「つれずれのみち」に出て、少し南下した地点から最短距離で再び三の丘頂上を目指すことにしました。
この三の丘の頂上は標高78mの高さです。ここも頂上付近に何もありませんが、周辺には多くの群集墳があります。(写真)
群集墳というのは、小規模な古墳が一定の墓域に次々と築造されて群をなしているもので、古くは5世紀末か6世紀初頭にはじまり、6世紀後半の最盛期を経て7世紀には衰退していったようです。
双ケ丘に残るものは、古墳時代後期の6世紀後半から7世紀初めにかけて築造されたと考えられています。
被葬者は墳丘規模や内部構造、さらにその圧倒的な数から見て、一部の支配階級では無く、より広範な階層の人々と考えられていて、現在20余の円墳が確認されているようです。また一の丘と二の丘の鞍部にも群集墳があります。
一つひとつに標示がある訳ではありませんが、山中には巨石が点在してそれらしい雰囲気の場所もあります。(写真)
ようやく、三つの丘の頂上を確認して山から降りると、一番南東に「名勝・雙ケ岡」の石標があり石段がありました。(写真)でも私の体験からは、最初に一の丘から登る方が楽なように思いました。
最後になりますが、双ケ丘は、アカマツ、ヒノキ、スギ、コナラ、モチ、ツツジなど多くの木々が茂る自然豊かな場所です。参道付近は植林が多い気がしましたが、人が近づき難い天然林には野生の鹿や野鳥類も生息しているそうです。
また山麓には仁和寺、妙心寺、法金剛院等があり、歴史的風土が保持されているという意味でも大事にしていきたい名所です。(以前にこの付近に大きなホテルや大学が進出しようとした事があったそうですが、地域の人々が守ってきました。)
双ケ丘は、吉田山、船岡山と共に京都市街地に僅かに残った緑豊かな自然の丘です。私にとっても大切な場所のひとつになったと感じました。
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双ヶ丘と船岡山は、学生時代によく行きました。鹿には出会ったことがないのですが(^^)。静かで木々に囲まれた場所、変わらずに残していきたいですね。
2007/2/24(土) 午後 3:10 [ gdcsj705 ]
船岡山は昨年少しだけ寄りましたが、もう一度じっくり歩いてみたいです。
2007/2/24(土) 午後 4:53 [ hir**i1600 ]