京都を感じる日々★マイナー観光名所、史跡案内Part1

写真容量の関係で、過去の記事をかなり削除していますが、よろしくお願いします。

銀閣寺・哲学の道・南禅寺他

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南禅院(南禅寺塔頭)

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臨済宗南禅寺派の大本山として知られる南禅寺では、境内の3つの塔頭が公開されています。
その内、南禅院は、南禅寺発祥の地として南禅寺開祖・亀山法皇の木像を祀り、庭園には法皇の分骨を埋葬した御廟がある聖地として他の塔頭とは別格に扱われています。
(妙心寺における、玉鳳院のような存在でしょうか。)




南禅院の創建は、ほぼ本山南禅寺と重なることになりますが、簡単に書いてみます。
鎌倉時代の文永元年(1264)、亀山天皇は、東山に離宮を造営しました。この離宮は、禅林寺(永観堂)の南に位置した事から、禅林寺殿と呼ばれました。
その後、弘安十年(1287)、離宮禅林寺殿内に一宇が新築され、元の御殿を「下御所」、新造の御殿を「上御所(松下殿)」と呼び、この上御所に造られた持仏堂を「南禅院」と名付けました・・・これが現在の南禅院の前身になります。また、普通逆に感じますが、「南禅院」が「南禅寺」という寺号の始まりと言うことにもなります。

その後、亀山天皇は、正応二年(1289)、この上御所で出家して法皇となり、下御所を寄進して禅寺の建設を始めます。こうして、龍安山禅林禅寺(南禅寺の前身)は、正応四年(1291)、無関普門禅師(大明国師)を開山に迎えて開創されることになります。
開山に迎えられた無関禅師は、その年の暮に死去したことから、翌正応五年(1292)、法皇は第2世として規庵祖圓禅師(南院国師)を選任し、その意見により、南宗禅の法を伝える寺の意から南禅寺と寺号を改めます。
しかし当初は寺としての体裁も整わず、その後約15年の歳月を費やし、漸く完成することになります。そして、嘉元三年(1305)、伽藍の完成を見届けて、亀山法皇は父後嵯峨上皇が嵯峨野に建造した離宮亀山殿で57歳で崩御しました。
さて、南禅院は、当初離宮の建物をそのまま使用していましたが、明徳四年(1393)の火災で焼失し、応永二十七〜八年(1420〜21)、足利義満の北山御所の寝殿を賜って再興。しかし、応仁元年(1467)の応仁の乱で、本山南禅寺以下全ての塔頭が焼失し、以降戦乱の中で完全に衰退しました。





その後、南禅寺はようやく江戸時代初期の慶長年間(1596〜1615)に再建が始まり、塔頭も続々再建改築されます。
そして、元禄十六年(1703)に、最後に残った南禅院が、五代将軍徳川綱吉の母、桂昌院の寄進によって再建されました。
現在の建物はこの時のもので、総桧の入母屋造杮葺きで、方丈内陣の中央には亀山法皇御木造(重文指定)が安置され、襖絵は狩野養朴とその子の如川隋川の筆になる水墨画画飾ります。
庭園には、亀山法皇の遺言により御分骨を埋葬した御廟があります。(写真)
また、元(中国)から渡来して臨済禅の布教に努め、南禅寺第三世となった一山一寧(いつさんいちねい・妙慈弘済大師)を祀る一山国師塔があります。(写真)






さて、南禅院の庭園は、離宮時代の面影を残した 鎌倉時代末の池泉回遊式庭園で、国の史跡・名勝に指定されています。
作庭は夢窓国師(夢窓疎石)と言われ、古くから天龍寺庭園、西芳寺(苔寺)庭園と共に京都の三名勝史跡庭園の一つと呼ばれてきたようです。
この3つの庭は、夢窓国師が関わっている所から選ばれている感じもします。夢窓国師は、日本の庭園史上最大の作庭家とも呼ばれ、その後の日本庭園のモデルとなる枯山水様式の庭園を大成した人物として有名ですが、一般的に京都にある国師の代表作は、室町時代の天龍寺と西芳寺の庭園と言われ、鎌倉末に作庭された南禅院の庭園はその初期の作ということになります。
また、京都に残る庭園としては、平安時代末の法金剛院庭園や浄瑠璃寺庭園以降、鎌倉時代の庭園はこの南禅院庭園しか残っていないという意味でも貴重な存在です。

池の周囲は深い森で囲まれていて静かな雰囲気が漂っています。
池の左奥には滝口の石組みが組まれ、琵琶湖疎水の水が盛んに流れ落ちています(写真)
南の上池は曹源池と呼ばれ竜の形に作られ中央に蓬莱島があり、西の下池には、苔の向こうに心字島が設けられています。記録によれば築庭当初には、吉野の桜、難波の葦、竜田のカエデ等、各地から名木を集めて移植し、池にはカエルも放たれていたという事で、今でも風流な趣が感じられる庭園です。





以前2度訪れて、少し飽きたという印象だったのですが、今回久しぶりに訪れると、池と借景となる山との調和もよく、池割も変に凝った現代庭園などよりシンプルではるかに魅力的に感じました。(尚、通常期は庭園のみで料金300円、秋の特別展では方丈に上がって亀山法皇座像等を鑑賞できますが料金800円になります。こういう静かな庭は人の少ない時期もお勧めです。)


(写真が多くなりましたので、南禅院参道彫刻とかは赤レンガの水路閣等とまたの機会に採り上げます。)

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