京都を感じる日々★マイナー観光名所、史跡案内Part1

写真容量の関係で、過去の記事をかなり削除していますが、よろしくお願いします。

銀閣寺・哲学の道・南禅寺他

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前回の続きです。
今回は庭園を中心に書いてみます。


祟伝の政治的な活躍により「寺大名」と言われるほどの権勢を振るった金地院では、寛永三年(1626)以降に大改築に着手して現在の寺観を整えました。(前回の東照宮の他に、方丈、鶴亀の庭園、開山堂、明智門、弁天池等があります。)

受付を通って庭園の入り口にある明智門は、天正十年(1582)明智光秀が母の菩提のため、黄金千枚を寄進し大徳寺方丈正面に建立したもの伝えられる桃山時代の唐門で、明治初年に大徳寺に日暮門が移築されるに及び、この金地院に移築したということです。(写真)

明智門の正面にある弁天池は、元は、境内奥にある東照宮と開山堂の中間(現在は竹林)にあった池庭を、明治初年そのまま現在の場所に移したもので、中島には弁財天が祀られています。明智門から入ると、弁天池のために道幅がややせまい印象がありますが、本来はもう少しすっきりした空間が広がっていたのかもしれません。(写真)

方丈(本堂)は、慶長十六年(1611)に祟伝和尚が、京都伏見城の一部を徳川家光から賜り移築したものと伝わり、寛永三年(1626)の大改築により現在の建物へと生まれ変わりました。杮葺き入母屋造の巨大な建物で、江戸初期を代表する建築物として、重要文化財に指定されています。襖絵は狩野探幽、狩野尚信の筆になり、仏間には快慶作と伝わる本尊の地蔵菩薩像が祀られています。正面に「布金道場」と大書した額は幕末明治に活躍した山岡鉄太郎(山岡鉄舟)の筆になります。

茶室・八窓席は小堀遠州の設計によるもので、三畳台目の遠州流茶席として、京都三名席の一つとも言われ、重要文化財に指定されています。また八窓席に付随した「小書院」の襖絵は長谷川等伯の重要文化財指定の「猿猴捉月図」「老松」の図です。事前予約制の特別拝観のため今回は見られませんでしたが、必見です・・私は昔一度見たのですが、今ほど知識も無かったのでその内に再見したいと思います。
また、庭園の奥には祟伝の塔所、開山塔があります。中央に祟伝和尚の木像、左右に十六羅漢像が安置されています。(写真)額は後水尾天皇の勅額です。





少し急ぎましたが、次に庭園について書いてみます。

「鶴亀の庭」と称される方丈庭園は、小堀遠州が直接指揮して作庭した確実な証拠を有する唯一の庭園と言われ、寛永九年(1632)に完成した京都屈指の名庭の一つに数えられます。
小堀遠州作と伝えられる庭園と言えば、京都では南禅寺方丈庭園、正伝寺庭園、青蓮院庭園、大徳寺孤篷庵庭園等がありますが、金地院庭園は、実際に遠州が指導したという資料的に確実な庭ということも含め、上記の伝遠州作の庭に比べ、完成度の高い豪華な庭だと感じます。(尚、桂離宮や二条城二之丸庭園までも遠州説があるようですが証拠は無いです。)

この庭園は、桃山時代的な豪華さを備えた江戸初期の代表的枯山水庭園ですが、崇伝が三代将軍家光を招くに合わせ、徳川家の繁栄を願う祝儀の庭「祝言庭」として造ったとも言われ、金地院の方丈に相応しい広大な面積を持っています。
方丈前面に白砂を敷いて海洋を表すと同時に宝船を象徴するとも言われます。中程にある長方形の大きな平面石は、東照宮の遥拝石として置かれています。方丈(本堂)から、庭の向こうの金地院東照宮を遥拝するにあたり、庭が方丈(本堂)と東照宮の中間に設けられた祭壇のような役割をなすように設計されているためで、他に類例のないこの庭の特徴になっています。正面の丘陵を使って蓬莱山を現す三尊石組を配し、その手前には右に鶴島と左に亀島を対峙させ、その中間には群仙島を表す石組を点在させています。背景の大刈込が幾重にも重なり深山幽谷を表していて奥行きを感じさせる庭です。





この金地院庭園は、また国の特別名勝に指定されています。
庭園にランク付け等は不要だと思いますが、京都の寺院の庭園は名勝に指定されたものが多いですが、その最上ランクの「特別名勝」は13ケ所しか有りません。

時代的に並べると、平安時代末の浄瑠璃寺庭園(木津川市・旧加茂町)と法金剛院の青女滝附五位山。
室町時代から、西方寺(苔寺)庭園、天龍寺庭園、鹿苑寺(金閣寺)庭園、慈照寺(銀閣寺)庭園、大徳寺大仙院書院庭園、龍安寺方丈庭園。
桃山・江戸初期から、醍醐寺三宝院庭園、二条城二之丸庭園、大徳寺方丈庭園、西本願寺大書院庭園、それと今回の南禅寺金地院庭園になります。
これに名勝枠外の修学院離宮、桂離宮、仙洞御所庭園の3庭園を加えたあたりが、歴史的な価値も含め京都の名庭として必見クラスという感じでしょうか。
とにかく金地院の庭園は、江戸初期の枯山水庭園としては最高のものと言えるでしょう。


金地院は南禅寺の中門の南側にあり、南禅寺に比べると観光客は少ないのでゆっくり鑑賞できると思います。重要文化財を多く所蔵する見所の多い塔頭として必見です。

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