京都を感じる日々★マイナー観光名所、史跡案内Part1

写真容量の関係で、過去の記事をかなり削除していますが、よろしくお願いします。

銀閣寺・哲学の道・南禅寺他

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左京区鹿ケ谷町御所ノ段町(前回の霊鑑寺の北)にある安楽寺も、現在特別公開されています。(3月31〜4月8日、14日、15日)
安楽寺は、住蓮山と号する浄土宗寺院で通常非公開ですが、春の桜・つつじ・さつきの期間に数回、それと秋の紅葉期間に一般公開しているので比較的訪問しやすいお寺です。また哲学の道沿いのギャラリーの運営も行っています。

このお寺と言えば、浄土宗の開祖法然上人の弟子の住蓮・安楽両上人と松虫・鈴虫姫の伝説で有名で、山号・寺号も住蓮、安楽両上人の名前から採られています。安楽寺では10分程度、両上人と松虫・鈴虫の物語を説明してもらえます。






さて、安楽寺は、鎌倉時代初期に法然上人の弟子、住蓮・安楽両上人が現在地より東1kmの辺りに、恵心僧都源信作の阿弥陀如来坐像を本尊として、念仏道場の鹿ケ谷草庵を結んだのが始まりです。
住蓮・安楽両上人は唐の善導大師の「往生礼讃」に譜曲を付けて六時礼讃声明を完成します。(吉田兼好の「徒然草」でも、「六時礼賛は、法然上人の弟子、安楽といひける僧、経文をあつめてつくりてつとめにしけり」と記されています。)

旧仏教が貴族中心だったのに対し、「南無阿弥陀仏」を唱えるだけで、救われるという法然上人の念仏信仰は、新興階級の武士や農民、また救いの対象から漏れていた女性達に広く受け入れられ広まりました。
住蓮・安楽両上人は念仏を音曲に合わせる声明という親しみやすい方法で布教し、特に両僧の声明は非常に美しく、聴く人の心を揺さぶったと言われ、参詣者には感動して出家して仏門に入る者もいたようです。その中に当時、後鳥羽上皇に女官として仕えた松虫・鈴虫の姉妹がありました。

両姫は今出川左大臣の娘で、容姿端麗で教養も豊かだったことから上皇の寵愛を受けていましたが、それだけに他の女官の嫉妬も強く、宮中での生活に苦悩し心の平安を求め出家を望むようになったと言うことです。
建永元年(1206)、上皇が紀州熊野への行幸で留守中に、2人は清水寺に参拝して法然上人の説法を聞いて感動、その夜御所を忍び出て鹿ケ谷草庵を訪れ、住蓮・安楽両上人に出家受戒の願いを申し出ました。
両上人は、出家には上皇の許可が必要と止めますが、松虫・鈴虫は、「哀れ憂きこの世の中にすたり身と 知りつつ捨つる人ぞつれなき」と詠み必死の覚悟で懇願するので、両上人も心を動かして、ついに住蓮上人は松虫姫を、安楽上人は鈴虫姫を剃髪しました。時に松虫姫は19歳、鈴虫姫は17歳と言うことです。






熊野から戻ってこの事を知った後鳥羽上皇は激怒し、この出来事を口実の一つとして念仏停止の宣下を発し、専修念仏教団の弾圧を行いました。そして、建永二年(1207)、住蓮上人を近江の馬渕(現滋賀県近江八幡市)で、安楽上人を京都六条河原(東本願寺付近)で斬首の刑に処しました。

住蓮辞世の歌は「極楽に生まれむことのうれしさに 身をば佛にまかすなりけり」、安楽辞世の歌は「今はただ云う言の葉もなかりけり 南無阿弥陀仏のみ名のほかには」と伝わります。さらに念仏の開祖法然上人を讃岐(香川県高松市)に、弟子の親鸞上人を越後(新潟県直江津市)に流罪の刑に処しました。(「建永の法難」)。
その後、松虫・鈴虫は瀬戸内海の生口島の光明坊に移って、念仏三昧の余生を送り松虫は35歳、鈴虫は45歳で往生したと言うことです。

さて、その後鹿ケ谷草庵は荒廃しますが、流罪地から帰京した法然上人が、住蓮・安楽両上人の菩提を弔うために草庵を復興し、後世に伝えるために山号寺号を「住蓮山安楽寺」と名付け両上人の追善の寺としました。その後幾度か荒廃を繰り返し、室町時代の天文年間(1532〜55)末、現在の地に本堂が再建され、現在の建物は延宝九年(1681)に再建されたものと言うことです。






本堂には阿弥陀如来三尊像を安置し、右には住蓮・安楽両上人と松虫・鈴虫両姫の坐像、左には法然上人張子の像、十一面観音造等を祀っています。
庭園は本堂前、書院前の皐月の刈り込みが見事で、これからの季節が楽しみです。境内の右手には住蓮・安楽両上人の供養塔(写真)、山林中に松虫・鈴虫両姫の供養塔があります。(写真)
7月25日のカボチャ供養も有名で、その際には寺宝の掛け軸等が公開されています。

霊鑑寺の椿と比べると、今回の安楽寺は桜が僅かで地味な印象でしたが、安楽寺の一番美しい時期はこれからで、五月が必見のお寺と言えます。つつじの時期(5月3〜6日、12日、13日)、さつきの時期(5月15〜20日、26、27日、6月2日)に特別公開されますので機会があればご覧ください。

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