京都を感じる日々★マイナー観光名所、史跡案内Part1

写真容量の関係で、過去の記事をかなり削除していますが、よろしくお願いします。

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平岡八幡宮その1

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右京区梅ケ畑宮ノ口町にある平岡八幡宮では、現在桜と椿が花盛りです。
3月17日〜5月7日まで「花の天井春の特別公開」が行われていて、拝観料を払うと宮司さんに案内してもらえます。また、3月17〜4月16まで「椿を愛でる会」も行われています。





平岡八幡宮は、梅ケ畑地区の産土社で八幡神(応神天皇=誉田別命 ほむたわけのみこと)を祀る古社です。平安初期の大同四年(809)、弘法大師(空海)が高雄神護寺の守護神として、自ら描いた僧形八幡神像を御神体として、宇佐八幡宮より勧請して創建し神社で、山城国(京都)最古の八幡宮ということです。
平安時代の末期に貴族の衰退と武家の伸張の時代の中で、荘園を失って多くの寺社が衰退し、平岡八幡宮も一時廃絶の時期もあったということですが、神護寺を復興した文覚上人が建久元年(1190)に再興し、さらに鎌倉初期の貞応元年(1220)に文覚の弟子・上覚上人により再興されました。神殿は、創建時はより高い位置にもう一段上段がありそこに築かれていたようですが、この再建の際に現在の位置に築かれたようです。

室町時代の応永十四年(1407)に火災により社殿を焼失しますが、直ちに将軍足利義満により再建されました。足利氏が八満神を氏神とする清和源氏の末裔ということや、また歴代の足利将軍がこの地に参詣や紅葉狩りに訪れていたために再建が素早かったのではないかと言うことです。その後江戸時代末期の文政九年(1826)、仁孝天皇の命で社殿が修復されています・・これが現在の建物になります。(京都府有形文化財指定)
その他、境内には地主社、武内者、貴布弥社、若宮社、源為朝が矢で貫いたという為朝の試し石、山の神岩等が点在していて、また本殿鴨居には琴引き弁才天が掲げられています。






さて、平岡八幡宮と言えば、有名な「花の天井」です。これは、江戸時代末期の文政十年(1827)、画工・綾戸鐘次郎藤原之信によって描かれた神殿内陣の極彩色の天井画44枚です。
また内陣鴨居には、極彩色ののし袋、紅白椿図が描かれています。(写真)

椿の名所としても知られる平岡八幡宮ですが、故事に「願い事をすると、白玉椿が一日で花を開き、願いが成就した」という伝説があり白玉椿伝説と呼ばれています。
社殿内にも紅白の椿が描かれていて、室町時代の平岡八幡宮の神社絵図に画かれたのと同じ位置に(社殿の右手)現在も樹齢200年以上の古木が今も自生しています。またこの社殿横には、葉の形が金魚に似ている金魚椿、おしべとめしべの根元の色が赤いのが特徴の珍しい藪椿も生えています。

白玉椿伝説の白椿は、社務所の横にあり樹齢170年以上の古木で、「一水椿」と名付けられています。(写真)そして、白玉椿伝説にちなんだ絵馬が販売されています。2つ椿の絵が描かれた絵馬で、一つはつぼみの絵、もう一つは開花した絵です。つぼみの絵馬に願い事を書いて奉納し、開花の絵馬は持ち帰ります。そして願い事がかなうと、お礼参りでもう一つの絵馬を奉納するということです。





宮司さんの説明によると、日本人が愛した春の木は、桜では無く「木に春と書くように」椿だったようで、椿は日本書紀に登場するように古くから日本人に愛され、招福・長寿・吉兆の花と考えられてきました。また武家が椿を嫌ったというのは俗説で、散り際の潔さから、武家に最も愛された花と言うことです。特に徳川家では江戸鎮護の花木としていました。白玉椿は茶道でも茶花として人気があるようです。


次回は多くの椿の花を掲載します。


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