京都を感じる日々★マイナー観光名所、史跡案内Part1

写真容量の関係で、過去の記事をかなり削除していますが、よろしくお願いします。

西陣・北野天満宮他

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釘抜地蔵(石像寺)

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これまで、西陣周辺のお寺を数多く採り上げて来ましたが、この地区のお寺では、やっぱりこのお寺は良いなあ・・と再確認したのが、前に少し登場した上京区千本上立売上ル花車町にある石像寺です。
石像寺は通称「釘抜地蔵」として知られています。




石像寺は、正式には家隆山光明遍石像寺と号し、弘仁十年(819)に、弘法大師空海が創建したと伝えられます。創建寺には、真言宗で光明遍照院石像寺と号した八町四方の大きな寺院だったようです。
その後鎌倉初期に、法然上人の弟子で、東大寺を再建したことでも知られる俊乗坊重源上人が再興し浄土宗に改めました。また平安末から鎌倉初期にこの地には藤原定家や藤原家隆らが当寺に住んだとも伝えられ、藤原家隆の名前に因んで、山号を家隆山としたという少し信憑性の無い伝承もあり、この関係で境内には藤原定家や藤原家隆の供養塔もあります。






さて、地蔵堂に安置された本尊の石像地蔵菩薩像は、大きさ三尺六寸(約1m9cm)あり、大師が唐より持ち帰った石に自ら刻んだものと言われます。その後人々の信仰を集め、苦しみを抜き取る地蔵様として「苦抜地蔵」と呼ばれるようになったと伝わります。

当初「苦抜地蔵」と呼ばれていた石像寺が「釘抜地蔵」と呼ばれる様になった理由として、「くぬき→くぎぬき」と訛って広まったという説の他に、以下の伝説に由来しているとも言われます。
室町時代の弘治二年(1556)頃、堀川上長者町辺りに住んでいた京都有数の大商人・紀伊国屋道林という人が、40歳の時、両手が原因不明の激しい痛みに襲われ、治療をしても治らないため悩んでいました。そして霊験あらたかと評判のこの苦抜地蔵を話を聞き、さっそくお参りして願掛けをしました。
すると、道林の夢の中に、地蔵菩薩が現われて、「お前のこの度の痛みは病では無い。お前が前世で人を恨んで人形の両手に八寸の釘を打って呪った事がある為に、その罪がお前に返って苦しみを受けているのだ。お前が祈り救いを求めたので、私の神力で昔の恨みの釘を抜き取ってやろう。これを見よ」と2本の釘を示したと言うことです。道林が夢からさめてみると、両手の痛みが治っていました。道林が急いで地蔵菩薩にお参りに行くと、不思議な事に地蔵菩薩像の前には朱に染まった2本の八寸釘があったのです。道林はそれから100日の間日参し、その御恩の万分の一にもと感謝の気持ちを捧げました。その時よりこの地蔵菩薩は釘抜地蔵と呼ばれる様になったと言うことです。






こうして、「釘抜地蔵」として有名となった石像寺では、願いごとがかなってお礼参りに来られた方は、通常の絵馬と違った本物の釘抜きと釘が付けられた絵馬を奉納します。本尊のある地蔵堂の外壁にはこの釘抜きの絵馬で埋め尽くされています。(写真)
また、地蔵堂の後には、重要文化財に指定されている石像弥陀三尊像が安置されています。この阿弥陀像は、鎌倉初期の元仁二年(1225)に伊勢守佐伯朝臣為家によって彫られたという銘がある立派な仏様です。また本堂には行基の作と伝える観音菩薩像も祀り、弘法大師が自ら掘ったという京都三井の一つと伝えられる井戸があります。






釘抜地蔵(石像寺)の境内は、少し中庭のような感じもする空間になっていて、ほっこりした気持ちになる優しい雰囲気が漂っている気がします。この雰囲気の良さもあり一年中参拝者が多いのも頷ける気がします。庶民派の小さなお寺としては一番のお勧めです。

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今年の一月に写真仲間に初めて連れて行って貰いました。こちらに参拝に来られてる人達は皆信仰心の厚い人ばかりで、私達の様にカメラを持ったオジサンは浮いてしまった感じでした。

2007/4/25(水) 午後 5:14 みのX

私が今回訪れた時は、外国人の方が三脚を立てて境内右の仏様を撮影中でした。確かに真面目な参拝者の方が多いお寺なので、私も遠くから遠慮がちに撮った写真が多くなりました。

2007/4/25(水) 午後 7:33 [ hir**i1600 ]


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