京都を感じる日々★マイナー観光名所、史跡案内Part1

写真容量の関係で、過去の記事をかなり削除していますが、よろしくお願いします。

中京・下京

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中京区西大路御池の交差点の東北、西ノ京原町の住宅地の中に小さなこんもりした森が見えます。
この小山は、豊臣秀吉が、主に軍事的防衛と洪水対策を目的として洛中(京都)の周囲に築いた「御土居(おどい)」の一部で、市五郎大明神社はこの御土居の上に建っている神社です。

木々に囲まれた暗い神社の境内は、少し不気味な雰囲気もしますが、最近では、近世京都の貴重な遺構として御土居へ感心を持つ歴史ファンも増えているようで、この場所も注目されてきているようです。


さて、京都という都市の歴史を調べていくと、平安京の造営や応仁の乱、宝永・天明の大火等と共に、豊臣秀吉の都市改造の影響の大きさを感じます。秀吉は、聚楽第や伏見城の建造、そして、洛中と洛外を分ける御土居を設け、市内各地の寺院をも防衛線として移転させる(現在の寺町通となりました)等の大規模な都市改造を行い。これが、近世都市としての京都の基礎となりました。

秀吉が設けた御土居は、東西は寺町東の鴨川付近から紙屋川(かみやがわ)、南北は鷹峯と上賀茂から九条に至る総延長約二十三キロメートルに及ぶ土塁群になります。土塁は底部が約九メートル、高さ約三メートル、また、土塁に付属して堀が設けられ、堀幅は約四〜十八メートルあり、洛中への敵の侵入を遮断し、市内を守る効果が期待されました。また、一般的に「京都の七口」といわれる、洛外への出入口があり、「鞍馬口(くらまぐち)」、「大原口(おおはらぐち)」、「荒神口(こうじんぐち)」、「粟田口(あわたぐち)」、「伏見口(ふしみぐち)」、「東寺口(とうじぐち)」、「丹波口(たんばぐち)」、「長坂口(ながさかぐち)」等十箇所程の出入り口が設けられていて、ここから全国各地に街道が通じていました。その後、特に市外地が急速に発展した東側全域を中心に、京都各地で都市化が拡大し、不要となった御土居は次第に破壊されていきました。それでも明治時代頃まで各地に土塁が残っていたようです。
そして、京都の現存する御土居の遺構の内、以下の九箇所が国指定史跡に指定されています。

○北区鷹峯旧土居町、

○北区大宮土居町

○北区紫竹上長目町・上堀川町

○北区平野鳥居前町

○北区紫野西土居町

○北区鷹峯旧土居町

○上京区寺町広小路上ル北之辺町(廬山寺内)

○上京区馬喰町(北野天満宮境内)

○中京区西ノ京原町(市五郎大明神社境内他)



さて、市五郎大明神社は、明治二十三年(1890)、この西ノ京原町に残る御土居の上に創祀されました。この地の御土居も明治時代の宅地化により取り壊される危険があったようですが、結局、神社の神域として保存されることになりました。その後、この地の御土居は、昭和五年(1930)に国の史跡に指定されることになりました。

以前に、稲荷神社が古墳の上に建っている天塚(あまつか)古墳(右京区太秦松本町)という面白い史跡を採り上げましたが、天塚古墳は、古墳全体が伯清稲荷大神(はくせいいなりおおかみ)を祀る神社の神域になっていて、周囲の宅地化の中で古墳は神社と一体化することで今日まで保存されてきたようです。
同様に、今回の市五郎大明神社も、明治に御土居の上に創建されたことによって、その後の宅地化を免れたといえます。もし、神社が無ければ、昭和初期の国史跡指定までにこの地の御土居が消滅していたかもしれません。
小さな末社が立ち並ぶ少し怪しげな雰囲気も、天塚古墳の伯清稲荷神社と似ています。

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西ノ京上平町にある吉川大明神てご存じですか?!地図見ても載ってなくてどんな由来があっていつごろからあるのかとても知りたいんですがぜんぜん出て来なくて・・・。

2012/7/5(木) 午後 7:58 yoshimix

吉川大明神は、紙屋川沿いにある、かなり目立つ赤い新しい神社ですね。多分、このブログ開設当初にはまだ無く、あの場所に創建されて10年も経過していないと思います。ネット上の情報も無く、地域の会社や個人が新設した歴史の浅い社と思えるため、このブログでは無視してきました。(新しい神社なので、神社の近所の方に直接聞けば、来歴は誰もがご存知なのだと思いますが)その他、このブログには掲載していない来歴不明の京都市内の小社50位が、書くネタが無いのでお蔵入りのままです。

2012/7/6(金) 午前 10:19 [ hir**i1600 ]

吉川大明神そんなに新しいんですね?もっと古いのかと思いました。由来を調べようとしてもほとんどヒットして来ないのは新しいからかな?

2012/7/7(土) 午後 7:44 yoshimix

5年少し前位でしょうか・・今まで無かった場所に新しい神社が建っているのを発見したので、写真は撮っていたのですが、ブログ掲載は止めました。市内の上京、中京、下京区等の町中の小さな神社の場合、個人の敷地内等にプライベ−トな祭祀所として祀られているものもあり、ブログに勝手に掲載するのはプライバシーの侵害になるかもしれないんです。この神社もそういう雰囲気があるんですよね。

2012/7/9(月) 午前 9:30 [ hir**i1600 ]


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