京都を感じる日々★マイナー観光名所、史跡案内Part1

写真容量の関係で、過去の記事をかなり削除していますが、よろしくお願いします。

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私も史記や三国志の登場人物程度は大体把握しているのですが、中国語に堪能でも無い者としては、日本語訳の無い史書を読んで、全時代の中国の名将を論じるなどとても出来ないことです。

さらに、日本では物語的に良く知られている中国史です。ファンの方も多く色々調べられている分野なので、今更かもしれませんが、世界史レベルでの中国の名将を選出する上でも、中国国内での人物評価も知っておきたいと思ったものです。
(あくまで人気度調査です。最終的に誰を選ぶべきかとなると、人物の歴史的な重要度になるかと思います。)

中国の武将選となると、近年、まず思い浮かぶのが田中芳樹著「中国武将列伝」ですね。
この本は中国のサイトでも色々叩かれていましたが、(女将軍等を選んだ事とか)
皇帝に即位した武将などを外して、歴代王朝から著名な武将を100人を選んだ本ですね。
人選は日本でも良く知られている三国時代に偏らず、各時代から満遍なく選ぼうとするもので、日本で知られざる武将を紹介する意味でその趣旨は賛同できるかと思います。
ただ、ここで選ばれた人物が中国人にとって一般的かどうかでは、やはり少し隔たりがあるようでもあります。中国古代百将図説等、中国では100選は昔から盛んに行なわれていますね。


まず、歴史的には、どういった武将が評価されてきたのでしょうか?
中国の唐中期、安史の乱以降の混乱の中で、朝廷は国家鎮護のため太公望呂尚を武神として祀り、
脇侍として各時代の名将から呉の孫武、斉の司馬穣苴、魏の呉起、燕の楽毅、秦の白起、漢の張良と韓信、三国時代の蜀の諸葛亮、唐の李勣と李靖の10人を選び像を建立した記録があります。(後、宋の太祖趙匡胤が、白起は長平の戦いの後、趙兵を生き埋めにして殺戮した事を理由に怒り、白起の像を取り除かせたという話があります。)
武神のイメージはその後、時代を経て太公望呂尚から関羽へと変わっていきますが、ここに選ばれた武将らは現在でも人気があるのは同じですね。


さて、ここで、一例として、中国サイトから武将の一覧表を

1.司馬穰苴 (春秋-齊)  
2.伍子胥 (春秋-吳) 1票
3.孫武 (春秋-吳) 14票
4.養由基 (春秋-楚)  
5.孫叔敖 (春秋-楚)  
6.田忌 (戰國-齊)  
7.孫臏 (戰國-齊) 4票
8.龐涓 (戰國-魏) 2票
9.呉起 (戰國-魏) 7票
10.樂毅 (戰國-燕) 1票
11.田單 (戰國-齊) 2票
12.趙奢 (戰國-趙)  
13.廉頗 (戰國-趙) 1票
14.李牧 (戰國-趙) 7票
15.白起 (戰國-秦) 7票
16.王翦 (秦朝) 6票
17.王賁 (秦朝) 1票
18.蒙括 (秦朝)  
19.章邯 (秦朝) 1票
20.韓信 (西漢) 12票
21.周勃 (西漢)  
22.周亞夫 (西漢) 1票
23.衛青 (西漢) 3票
24.霍去病 (西漢) 6票
25.李廣 (西漢) 5票
26.張騫 (西漢)  
27.李廣利 (西漢)  
28.霍光 (西漢)  
29.金日磾 (西漢)  
30.呉漢 (東漢)  
31.馮異 (東漢)  
32.禹 (東漢)  
33.耿弇 (東漢)  
34.馬援 (東漢) 1票
35.竇固 (東漢)  
36.竇憲 (東漢)  
37.班超 (東漢) 6票
38.皇甫嵩 (東漢) 1票
39.盧植 (東漢)  
40.朱雋 (東漢)  
41.劉虞 (東漢)  
42.孫堅 (東漢)  
43.馬騰 (東漢)  
44.曹仁 (三國-魏)  
45.夏侯惇 (三國-魏)  
46.張遼 (三國-魏) 4票
47.張郃 (三國-魏)  
48.司馬懿 (三國-魏) 2票
49.郝昭 (三國-魏)  
50.郭淮 (三國-魏)  
51.陳泰 (三國-魏)  
52.艾 (三國-魏) 3票
53.関羽 (三國-蜀) 5票
54.張飛 (三國-蜀) 3票
55.趙雲 (三國-蜀) 3票
56.馬超 (三國-蜀) 4票
57.黄忠 (三國-蜀)  
58.姜維 (三國-蜀) 3票
59.周瑜 (三國-呉) 10票
60.黄蓋 (三國-呉)  
61.魯肅 (三國-呉)  
62.呂蒙 (三國-呉) 3票
63.陸遜 (三國-呉) 8票
64.丁奉 (三國-呉)  
65.陸抗 (三國-呉)  
66.羊祜 (西晉)  
67.杜預 (西晉)  
68.王濬 (西晉)  
69.祖逖 (東晉) 1票
70.劉琨 (東晉)  
71.陶侃 (東晉)  
72.桓温 (東晉) 1票
73.謝玄 (東晉) 2票
74.劉牢之 (南朝-宋)  
75.檀道濟 (南朝-宋)  
76.陳慶之 (南朝-梁)  
77.解律光 (北朝-齊)  
78.韋孝 (北朝-周)  
79.楊素 (隋朝)  
80.韓擒虎 (隋朝)  
81.屈突通 (隋朝)  
82.史萬寶 (隋朝)  
83.張須陀 (隋朝)  
84.李靖 (唐朝) 12票
85.李勣 (唐朝) 2票
86.尉遲敬 (唐朝)  
87.秦叔寶 (唐朝) 1票
88.薛仁貴 (唐朝) 3票
89.哥舒翰 (唐朝)  
90.張巡 (唐朝) 1票
91.郭子儀 (唐朝) 8票
92.李光弼 (唐朝) 1票
93.馬燧 (唐朝)  
94.李晟 (唐朝)  
95.李克用 (唐朝) 1票
96.葛從周 (五代-後梁)  
97.周威 (五代-後唐)  
98.史弘肇 (五代-後周)  
99.曹彬 (北宋)  
100.楊業 (北宋)  
101.楊延昭 (北宋)  
102.狄青 (北宋) 2票
103.宗澤 (北宋)  
104.李綱 (北宋)  
105.兀朮 宗弼 (金朝)  
106.韓世忠 (南宋) 3票
107.岳飛 (南宋) 14票
108.劉 (南宋)  
109.張俊 (南宋)  
110.虞允文 (南宋) 1票
111.伯顏 (元朝)  
112.徐達 (明朝) 7票
113.常遇春 (明朝)  
114.于謙 (明朝) 1票
115.戚繼光 (明朝) 5票
116.袁崇煥 (明朝) 8票
117.史可法 (明朝) 3票
118.鄭成功 (明朝) 5票
119.多爾袞 (清朝) 2票
120.多鐸 (清朝)  
121呉三桂 (清朝) 2票
122.岳鍾 (清朝)  
123.林則徐 (清朝) 4票
124.石達開 (太平天國) 2票
125.曾國藩 (清朝)  
126.李鴻章 (清朝) 2票
127.李烈鈞 (中華民國)  
128.蔡鍔 (中華民國) 2票
129.張學良 (中華民國) 2票
130.周恩來 (中共) 3票
131.朱 (中共) 4票
132.彭懷 (中共)  
133.賀龍 (中共)  
134.葉挺 (中共)  
135.葉劍英 (中共)  
他に、項羽2、呂布1、曹操2、謝安1、劉仁軌1、朱全忠2、劉基1、林彪2

これはもちろん1例に過ぎませんが、
田中芳樹著「中国武将列伝」では取り上げられている

越の范蠡、趙の趙襄子、魏の信陵君、漢の鄭吉、陳湯、後漢の岑彭、北魏の楊大眼、北斉の蘭陵王(高長恭)、陳の蕭摩訶、隋の劉方、張須陀、唐の蘇定方、王玄策、裴行倹、高仙之、李愬、王式、後梁の王彦章、宋の穆桂英、孟珙、張世傑、元の郭侃、拡廓帖木児、明の桃広孝、王守仁、秦良玉、清の明亮、楊遇春、李長庚、関天培、陳化成、僧格林泌、宗景詩、李秀成、陳玉成、馮子材、劉永福等はリストに入っていません。

これらの人物は、リストから書き漏らされるぐらいですから、少なくとも「武将」としてのイメージ的には人気が高いとは言えないようです。

この中で、例えば、李愬は、蔡州夜襲戦という非常に有名な戦いで知られていますが予選落ちです。また、孟珙もモンゴル軍に連戦した名将ですが、時代的に岳飛などの後では損をしているのかもしれません。

サイトの中に、各時代の名将を論じ、ベスト10を選出しているものがありました。
まずまず納得いく結果かと思います。

その10人は、
孫武(最も偉大な軍事論家)
白起(最も野戦に優れた武将、世界最大の包囲殲滅戦を実施)
韓信(状況に対応する能力で最も柔軟な戦術家、小軍で敵を破る)
曹操(10人の中で一番大敗しているが、多くの部下の忠告を聞き入ることに長け、深謀遠慮の主で信賞必罰を徹底)
李世民(唐太宗)(最も優れた戦略家、敵の弱点に乗じ背後から、また敵の疲れに乗じ破ることに優れ          る)
李光弼(史上最も防御戦に優れる)
岳飛(全面的な戦術、戦闘指導に最も優れる)
成吉思汗(ジンギスカン)(言うまでも無い存在)
朱元璋(明太祖)(最も有能な戦略家)
ヌルハチ(清太祖)(軍事実績はジンギスカンとそれ程変わらない)

他の有力候補としては、

孫臏、呉起、廉頗、李牧、
秦の始皇帝、項羽、張良、衛青、霍去病、後漢光武帝(劉秀)
諸葛亮、司馬懿、宋武帝(劉裕)、北魏太武帝(拓跋)
楊素、李靖、李勣、郭子儀、李晟、黄巣、後周の世宗(柴栄)
スブタイ(速不台)、ジェペ(哲別)、バツ(抜都)、フビライ(忽必烈)、
徐達、戚継光、袁崇煥、曾國藩、左宗党等を挙げています。

さらにもう一つ、★ランキングで

★★★★★孫武、韓信、李世民(唐太宗)、岳飛、清康熙帝

★★★★太公望呂尚、楽毅、廉頗、李牧、白起、王翦、項羽、周亜夫、趙充国、劉秀(後漢光武帝)、班    超、曹操、司馬懿、陸遜、韋叡、李靖、李晟、後唐荘宗(李存勗)、耶律休哥、宗翰、
    完顔陳和尚、伯顔、朱元璋(明太祖)、戚繼光、袁崇煥、多爾袞

★★★伍子胥、呉起、蒙括、衛青、霍去病、周瑜、杜預、石勒、苻建、檀道濟、陳慶之、韓擒虎、
   張須陀、李勣、李光弼、李克用、兀朮(宗弼)、韓世忠、劉勝脱脱、鄭和、于謙、兪大猷、
   熊廷弼、(ここでは反論も出ていました。周瑜が陸遜より下なのは?呉起、衛青、霍去病、
        李勣、李光弼、李克用などは★★★★など)

さて、幾つかのサンプルを見てわかるのは、孫武、韓信、李靖、岳飛に関しては、まず文句無くトップクラスの評価でしょう。
次いで、周瑜、陸遜、呉起、李牧、白起、郭子儀、徐達、袁崇煥。さらに、王翦、霍去病、班超、関羽、戚繼光、鄭成功等が人気のある人物でしょうか。
また、曹操、李世民(唐太宗)、朱元璋(明太祖)、清康熙帝なども高評価です。(毛沢東も、帝王の中では李世民(唐太宗)、次いで朱元璋(明太祖)を戦略家として賞賛。)

李世民(唐太宗)は李靖、朱元璋(明太祖)は徐達とバッティングしてしまうので票が分散することも有りそうです。またジンギスカン等モンゴル時代の武将は別枠という感じです。

この中で世界史レベルで、中国代表として選出するのは、中々難しいですが、三国時代は却下し、やはり漢、唐、明等から選ぶことになりそうです。

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