京都を感じる日々★マイナー観光名所、史跡案内Part1

写真容量の関係で、過去の記事をかなり削除していますが、よろしくお願いします。

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日吉東照宮

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滋賀県大津市坂本の日吉大社の南にあるのが、末社の日吉東照宮です。
東照宮といえば・・もちろん、東照大権現(徳川家康)祀る神社になります。

正面の石段は非常に急勾配ですが、これは東照大権現の祀られている社殿を石段下から覗き見られないようにわざと造ったということです。石段を登ると、美しい唐門、その奥には豪華絢爛な社殿が見えてきます。日吉東照宮は、明治時代まで延暦寺の管轄下にありましたが、神仏分離令により、日吉神宮の管轄となり明治九年(1876)に末社になって現在に至ります。





さて、徳川家康は、江戸初期の元和二年(1616)に駿河(静岡県)の駿府城で死去します。
そして、その遺骸は「久能山へ葬れ、そして一周忌を過ぎれば日光に移せ」という遺命により、一旦駿河の久能山へ葬られ(久能山東照宮を創建)、翌元和三年(1617)に下野の日光へ改葬され、二代将軍秀忠により日光東照宮が創建されました。
その後、家康の子孫により各地の徳川家と関係深い場所に東照宮が建てられていきます。
元和四年(1618)に二代将軍秀忠が、日光が遠いため代参所と江戸城内に内廟を造り分祀したのを初めとして、元和五年(1619)に、御三家の尾張の九男義直が名古屋東照宮を創建、元和七年(1621)に紀伊の十男頼宣が紀州東照宮を、同じく水戸の十一男頼房が、水戸東照宮を創建します。




「東照宮大権現」の発案者でもある天台僧・大僧正天海上人も、元和九年(1623)に自身とも関係の深い、比叡山延暦寺の山内に東照宮を創建します。これが現在の日吉東照宮です・・しかし、その後僅か数年後の寛永年間に再び再建されることになります。
この急な再建は、日光東照宮の再建、いわゆる「寛永の大造替」と関係がありました。
寛永九年(1632)に実権を握っていた大御所秀忠が死去し、名実共に三代将軍となった家光は、自分を将軍後継者に指名した祖父家康への崇拝の念が非常に強く、日光東照宮をより豪華な社殿にしようと図り、上洛の途中で天海上人に命じて、新しい社殿を考案させます。





この時、天海が考えたのが、本殿と拝殿を石の間で繋ぐ「権現造り」という様式でした。
東照宮で用いられたため、こう呼ばれるのですが、東照大権現を祀る本殿と、将軍家光が礼拝する拝殿の間に、数段低く石の間(相の間)が設計され、神主が祭祀を司る最中に、将軍家光に背を向けていても非礼にならないように配慮されています。天海は早速、このプランを日吉東照宮に試験的に取り入れてみるために、創建間も無いのにあえて再建したようです。
こうして、日吉東照宮は再建され、寛永十一年(1634)に盛大な正遷式が行われました。これが現在の社殿になります。日光東照宮では本殿・石の間・拝殿・向拝が一体の様式ですが、この日吉東照宮では拝殿と本殿の間の梁が本殿まで達せずに軒下で止まっている等未完成の部分があり、本殿と拝殿をどのように繋ぐか苦心した跡が伺えるようです。(拝殿内部の写真で右側の低い部分が石の間)

この日吉東照宮で初めて用いられた「権現造り」は、同年秋には早速、再建着工された日光東照宮に用いられることになります。そして同十三年(1636)に豪華絢爛な日光東照宮は完成し、正遷式が行われました。以上のように、日吉東照宮は、建築様式「権現造り」の発祥になった建物というわけで、日光東照宮の原型・雛形と言われています。




さて、日吉東照宮の祭神ですが、中央に徳川家康公、右に日吉神社の祭神の日吉大神、そして左には豊臣秀吉公が祀られています。(因みに、日光東照宮では源頼朝公と秀吉公、久能山東照宮では織田信長公と秀吉公が合祀されています。)
豊臣秀吉が祀られたのは、もちろん明治以降ですが、家康と仲良く一緒に東照宮に祀るというのは、江戸の旧制度を破壊した明治らしい発想とも感じます。こんなことになるとは・・家康も秀吉も驚いているでしょう。
明治以降、秀吉を祀る豊国神社が復興、信長を祀る建勲神社が創建され、東照宮も(事実上格下げされた感じで)、同格の別格官幣社となりました。(大正時代になると秀吉も正一位に復位、信長も正一位の位階を贈られます。・・ようやく3英雄は並んだとも言えますね。)

日光東照宮の豪華さには遥かに及びませんが、日吉東照宮の社殿も、創建当時のままの極彩色の彫刻や装飾が残っています。 拝殿前面の向拝には軒唐破風、その後方に千鳥破風がつき、蟇股の彫刻も精巧に出来ています。内外共に金箔や装飾が華やかで美しく、唐門や周囲の透塀とも調和しているということで、重要文化財に指定されています。
日吉大社のついでに寄ってみたい史跡ですね。

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