京都を感じる日々★マイナー観光名所、史跡案内Part1

写真容量の関係で、過去の記事をかなり削除していますが、よろしくお願いします。

上賀茂神社・下鴨神社・賀茂川他

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深泥池

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今回は、深泥池(みぞろがいけ=正式名称)です。


ここは周囲1.5キロ程の京都最古の自然環境が残る貴重な池で、池と生息する生物群全てが天然記念物に指定されています。
古くから、付近の農業の灌漑用のため池として、また周辺の森では焚き付け用の枝や落葉の採取の場として、上賀茂地域の住民の生活にとって必要不可欠な場所だったようです。



このそれ程大きくない池ですが、池底の堆積物から、なんと14万年前から存在していたことがわかるそうで、氷河時代以来の動植物が生息する大変貴重な池です。
この池は、東日本北部の冷温地しか育たない北方系の湿原植物が、京都盆地の温暖な気候の動植物と共存する「奇跡の池」なのです。

私は、中学校の頃、この池で、覚えたてのルアーフィッシングで雷魚を釣ろうとしたことが有ります。雷魚が水草の下で子育てしているのもはっきり見える程、魚類や水生昆虫の宝庫でした。高価なルアーを密生する水草にとられたりして悪戦苦闘しましたが、その頃は釣り人や昆虫採集に訪れる大人や子供も結構いたように思います。
昭和63年(1988年)に、天然記念物指定対象が、それまで水生植物だけだったのが、池に生息する動物にも拡大され、釣り等は全面禁止となっています。



池は南東側を中心に、今はジュンサイの群落が広がっています。(写真)
池を少し覗くと、ここがトンボや魚類その他の生物達の宝庫だとわかります。
池の中央部分には池全体の約3分の1の面積を持つ浮島が広がり、島は水の上に浮かんでいます。浮島は季節により上下に動き、夏には浮かび上り、冬は沈んで冠水します。
この浮島はミズゴケによる湿原になっていて、氷河期からの生き残りのミツガシワをはじめ、カキツバタからアカマツまで多くの植物が群生しています。また魚類や昆虫その他動物にとっても貴重な生育環境を作っています。この浮島という特異な環境が、この池を貴重な動植物の宝庫にしているわけです。



しかし最近は、帰化植物や外来魚の増加、ゴミの投下などにより氷河期以来続いてきた生態系のバランスが急速に崩れてきました。もちろん、環境保全の活動も行われていて、貴重な深泥池の自然を破壊するため、外来魚の駆除ネットなどが湖面を覆っています(写真)
現在は監視員もいて、釣りや動植物採取などもチェックされているようです。


池の南は、周辺の散策道を歩いて通行することができます。途中までは比較的広く、池から少し高さのある道が続きます・・しかし、突然、池沿いに幅40cm程度の、丸太が何とかぬかるみを覆っている道が、断続的に10メートル程も続き、一歩間違えば池へはまります。(この辺り、昔はもう少し道が広かったのですが・・。季節による変動もあるのでしょう。)

水辺を歩くと豊かな自然に出会います・・どうも腐った丸太は虫たちのお気に入りの場所なのでしょう。丸太を踏みしめるたびに、糸トンボや蚊やガガンボが飛び回るという始末です。引き返すに引き返せない状況でした。何とかとして、池の東端に来ると、小さな水路から水が池に流れ込んでいます。
(昔、サワガニとかもいたのですが、今は草が茂ってよくわかりません。)

今では、自然研究をされている方等ぐらいしか奥までいかないのでしょう。人が通らないので、蜘蛛の巣が道を阻んでいるのは当然でした。散策路は、最後に池北側で山道となり比較的広いですが、蜘蛛の巣が多いです。尚、この散策路は、池北側で博愛会病院の敷地に通じています。また、池の西側は岩倉からの自動車道が池沿いに通っています・・
というわけで、今回確認の意味で歩いてみましたが、この周辺散策路、特に夏場に京都観光としてここを訪問される方にはまったくお勧めできません。
特に、寂しい地域なので女性の1人歩きはやめた方が良いでしょう。



さて最後に、深泥池といえば、ご存知の方も多いと思いますが、有名な幽霊の話も少し書いておきましょう・・ある日の深夜、タクシーの運転手が一人の若い女性を乗せると、女性は「深泥池へ」と行き先を告げます。運転手は、こんな時間に人家も少ない深泥池などに行くなんてと不審に思いながら、車を走らせます。そして、深泥池に到着して、運転手がバックミラーを覗くと、乗っていた女性の姿がありません。驚いた運転手が振り返えると、今まで女性が座っていた場所がぐっしょりと濡れていいました・・・こういう幽霊話があるように、深泥池は、特に近年は釣り客もいませんので、人がいなくて少し不気味な感じもあります。
しかし、貴重な自然遺産を守るためには、その方が良いのかもしれませんね。

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さて、「社家の道」の途中、明神川が少しカーブする地点に上賀茂神社の末社の藤木社(フジノキノヤシロ、フジノキシャ)が有ります。


ご祭神は、瀬織津姫神(せおりつひめのかみ)という神様で、川や水源、滝などの水の女神様のようで、下鴨神社では、「糺の弁天さん」とも呼ばれているそうです。
それで明神川の守り神として、ここにお社があるのでしょう。この社の背後には、樹齢推定500年という巨大なクスノキが有ります。これも、京都市の保存樹になっています。
(写真で見ると、枝振りが少しエイリアン系の生物のような・・・迫力!)


藤木社とクスノキは、社家の道のシンボル的な存在として、景観にとけ込んでいます。
小さいですが、地域の中心で非常に目立つ存在という点で、前に登場した、祇園新橋の辰巳大明神に少し似ているような感じ。

社家の道

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下賀茂神社付近の続きです。
この辺りは、京都の伝統建造物保存地域に指定されています。


文化庁が、京都の伝統建造物保存地域に指定しているのは、4ヶ所です。

1,産寧坂伝統的建造物群(清水寺、高台寺、八坂神社などの社寺を巡る道沿いに築かれた町並みで、店舗や住宅が混在し、石段や石畳などが京都らしさを伝える。)

2,祇園新橋伝統的建造物群(祇園の茶屋町として発展した大きな町家が通りに面して軒を並べて建つ。二階軒先にすだれを下げた独特の景観で、白川のせせらぎが豊かさを加えている。)

3,嵯峨鳥居本伝統的建造物群(鳥居本は京都市街地の北西にあり、和歌や物語に詠まれた嵯峨野の最も奥に位置し、往時の嵯峨野らしさをよく残す。農家風と町家風の住居が混在して建ち、背後の緑に白壁と茅屋根が浮かび上がる。)




そして、もうひとつが、上賀茂伝統的建造物群、つまり「社家の集落」です。
登録理由は、「上賀茂神社東側に築かれた室町時代からの門前集落。道路脇を流れる明神川に沿って、神官の屋敷である社家が建ち並ぶ。主屋とこれを囲む門、土塀、庭園が静寂な環境を造る。」ということです。



上賀茂神社から東へ向かうと、小さな水路=明神川に沿って、古い土塀の門構えの家が並んでいます。
ここが、社家の集落で、 一般に「社家の道」と呼ばれています。


社家とは世襲神職の家柄のことで、昔から神社の神職の家が並んでいた地域ということです。
家の門毎に、橋が掛かっていて、家の前を流れる明神川から水を庭に引き入れ、曲水の宴のための小川や池などを作っていたそうです。
この川を溯ると、上賀茂神社の境内を流れる「楢(なら)の小川」になるわけで、そういう大切な水を庭内に取り込むということも、神に仕える神主としては重要な事だったのかもとか想像しました。
社家は、現在では30件ほどしか残っていないそうですが、お土産を売っている家や門構えだけの家も有る状態です。特に古い面影を残している、西村家別邸は曲水の庭と町屋が見学できます。

大田神社

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賀茂川を溯った事は書きましたが、この日は、上賀茂山端線という、上賀茂神社〜深泥池へと続く道路を少し歩きました。


まずは、大田神社です。
ここは、上賀茂神社の摂社で天鈿女命(あめのうずめのみこと)を祀っている神社です。


大田神社と言えば、カキツバタです。境内の大田の沢に、天然記念物に指定されているカキツバタの野生群落があり、5月中旬の開花時には多くの観賞者が集まります。平安時代から藤原俊成の和歌に読まれるほど有名だったようです。

ずいぶん前に、カキツバタの季節に来た事が有りましたが、それ以来でした。
今回は、季節外れのため、境内には誰もいません。カキツバタが有名過ぎて、どうも他の季節は無視されてひっそりとしている感じです。
(写真は、現在のカキツバタ群落の大田の沢です。)


尚、この神社の右側に、「大田の小径」という看板が有り、森の中を山に続く道が有りました。
私の記憶ではそういうものは無かったので?という感じで、途中少し登ってみたのですが、どうも細い道が山奥に続いていて、先がどうなっているのか判らず、退散しました。
ただ、木々の間を抜ける風が涼しかったです。


帰って調べると、昨年、地元の上賀茂地区の住民の方達が、大田神社の裏の「神山(かんざん)山」という小高い山に続く山道を整備し、約750メートルの「大田の小径」という散策道を作ったということでした。
まだ、知っている人も少ないようですが、京都市内が眺められる穴場的なスポットのようです。
今度は、試しに登って見たいと思います。

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