2011年にNTTドコモ『みんなの声』調査が行った
『三人組のアイドルと言えば?』
という質問で
見事1位に輝いたのが
1位 キャンディーズ(6039票)
解散して30年以上も経っていながら
ジャニーズ軍団を抑えての堂々の1位は
2位 少年隊(5642票)
3位 シブがき隊(2237票)
キャンディーズが記録よりも記憶に残る
スーパー・アイドルだったという証!!
世間では絶頂期に突然解散してしまった感があるが
実はキャンディーズとしてデビューした当初
『売れても売れなくても3年間はがむしゃらにやろう!』
『一番いい時に解散してキャンディーズを永遠にする』
という事を既に3人で決めており
事実、3年が経過した1977年4月・・・・・
ちょうど『やさしい悪魔』がヒットしている頃
当時のマネージャーだった大里氏に3人は解散の気持ちを打ち明け
6月にはナベプロの総裁、渡辺晋社長に正式に解散を申し入れている。
ナベプロとキャンディーズとの契約は1年契約で
毎年更改という形をとっていた為、どちらかに再契約する意思が無いときには
契約が切れる3ヶ月前に相手に通告しなければならないという
一項が契約書にあった為、キャンディーズは契約が切れる9月30日の
3ヶ月前である6月30日に『辞めたい』という意思を書面で通告。
しかしながらあの渡辺総裁が、『ハイ、そうですか』と簡単に認めるワケもなく
制作の松下部長は
『解散は了承する。でもその時期についてはあと何回か
話し合って煮詰めていこう』
と、提案するも3人の答えは頑として
『9月いっぱいで辞めたい』
の一点張りだった。
同年7月4日と14日に話し合いが行われるも平行線のまま終わり
その3日後、キャンディーズは『サマージャック77』ツアーの初日を迎える。
この初日というのが
『普通の女の子に戻りたい!』
という名言が飛び出したあの日比谷野音である!
そこでランちゃんが言った
『今度の9月で解散します!』
というのはナベプロとキャンディーズの契約が終了する日だったんですね・・・
そんなキャンディーズのラスト・シングルを任されたのは
2014年に2週続けて転んで2回とも骨折し、数多くの百恵ちゃんのヒット曲を世に送り出した
阿木耀子!!
作曲家の選定は
『キャンディーズはやっぱり穂口さんじゃないかしら』
という阿木の一声で穂口センセイに決定!
キャンディーズの歴史を散りばめた最高の詞と
キャンディーズの集大成とも言える極上のメロディーがひとつになった
『微笑みがえし』は最初で最後の
初見でレコーディングされた曲!
手っ取り早く言えば、スタジオ入りしたその日に初めて楽譜を渡され
リハーサル無しの一発録りだったという事!
まさか『微笑みがえし』にこんな神業方式が取られていたとは驚きである!
驚きと言えば!
キャンディーズとファンが一体となった『奇跡の9ヶ月』と呼ばれる活動であろう!
『99%の人が辞めないでほしい、解散しないでほしいと願っていた。
ところが誰からともなく、本人たちがやめたいって言ってるんだから
希望を叶えてやるのがファンなんじゃないか?
という声が上がり、やがてそれは全国に広がって行った』
1977年10月1日、キャンディーズ・カンパニー結成!
翌2日のオールナイト・ニッポンでは『全キャン連宣言』が放送された。(以下抜粋)
『我々、全国キャンディーズ連盟はここに宣言します!
キャンディーズの解散を支持し、さらに解散に伴う一切の誹謗中傷を排し
我々の力を結集する事がキャンディーズに対する精一杯の
そして唯一の思いやりだと考えます
来春のさよならコンサートを涙ではなく、大きな喜びの中で迎えられるよう
キャンディーズカンパニーは残された半年間を
キャンディーズと共にハッピーにしかも真剣に過ごす事を
このオールナイト・ニッポンビバ・キャンディーズを通じて
全国のファンに呼びかけ続けます!』
トップ・アイドルとして人気絶頂でありながらチャート上においては
無冠の帝王だったキャンディーズ
(それまでは『春一番』、『わな』の3位が最高)
『今まで1位をとった事がないキャンディーズに
みんなで協力して1位をとらせてあげよう!』
それは合言葉のように全国に広がって行ったのだ。
携帯もネットも無い時代に!!
ラジオやテレビにリクエストのハガキを何枚も書き
有線にしつこくリクエストして、レコードは『聞く用』と『保存用』と最低2枚買い
友人や先輩、後輩に勧めまくる・・・・
そこまでなら私もやった事はある。
しかし、街行く見知らぬ人に手書きのビラを配るという地道な活動を
全国で続けていたキャンディーズファンの熱い思いには涙が出る!
当時はピンクレディーが空前の大ブーム!
他にも沢田研二の『サムライ』や山口百恵の『乙女座宮』と言った強力なライバルを抑えて
『微笑がえし』が本当に1位になったのである
しかも3週連続で!!
ちょうどこの頃スタートした『ザ・ベストテン』では
1978年3月23日に『微笑がえし』が4周連続で1位となり
1週だけピンク・レディーの『サウスポー』に首位を奪われるも
4月27日から再び1位に返り咲き3週連続1位!
ちなみにこの期間、キャンディーズは既に解散していたにもかかわらず
リクエストが一向に止まらず、ハガキが殺到していたんだそうだ
『ザ・ベストテン』において『微笑がえし』は
7週間1位、TOP10内に13週、年間で2位という大ヒットとなった!
まさに全国のキャンディーズ・ファンの
絆のおかげ!!
『私たちはよく大人の人に言われました。
君たちはなんてバカなんだ。
こんないい時にバカ騒ぎをして
キャンディーズを辞めることはないじゃないか!
でも私達はバカじゃありません。
そうじゃないから解散を決めました。
私たちはよく知っています。
キャンディーズは素晴らしいです!
キャンディーズは最高だっていうこと
私たち、一番よく知ってるつもりです。
私たちのキャンディーズは純真なまま、今この瞬間に終わります
私たちはキャンディーズの一員であったことに対して
凄く誇りを持っています!
本当にありがとうございました!!』
1978年4月4日、後楽園球場で行われた『ファイナル・カーニバル』
チケットは3日で売り切れ、会場には5万5千人のファンと入れなかった1万人のファン
スピーカー150台、照明機材500台を使いマスコミからは
『歌謡史上最大のショー』と呼ばれたコンサート!
会場の片隅にはキャンディーズと同期であり、その2年後に引退をする
百恵ちゃんの姿もあったという
ライブの撮影をしていたカメラマンの河村氏は
『(春一番)のイントロで後楽園球場が揺れちゃうんだ!地べたが、これで!』
通常、大規模な野外コンサートの場合、2〜3秒遅れてスピーカーから音が聞こえてくる為
イヤモニを耳に付けていないと自分の声や演奏が聞こえないのだが
キャンディーズはイヤモニどころか自分の声を返してくれるモニタースピーカーも無く
バックバンドは遥か後方で演奏がさらに遅れて聞こえてくる上
5万5千の大声援がその演奏の音をかき消してしまうという
とんでもない悪条件の中
4時間51曲の全てで3人がピタリとハーモニーを合わせて歌うという
キャンディーズにしかできない歴史的なコンサートとなった。
仕事でいつも3人一緒だったにもかかわらず
ツアー中のホテルではツインにエクストラのベッドを入れてもらい
3人が同じ部屋で寝る程大の仲良しで
たまに連休が取れると、3人で泊まりがけで旅行にも行ってたりもした。
ケンカもした事がなく、本物の姉妹以上だったというラン、スー、ミキだったからこそ
成し得た神業!
1978年4月4日21時17分
『本当に私たちは幸せでした!』
という言葉を残してキャンディーズ解散!
コンサート中に投げ込まれる色とりどりの紙テープ!
これはファンとキャンディーズの間をつなぐ紙テープと言われていて
ファンはキャンディーズが怪我を負わないように
あらかじめ紙テープの芯の部分を抜いて投げていた。
それでもステージ上に大量に投げ込まれた紙テープが足にからまり
細かい切り傷が絶えなかったという。
それでもキャンディーズはファンに
『私たちのために紙テープを投げて下さって
本当にどうもありがとうございます』
と、敬語で感謝の言葉!
これなのだ!
これこそがキャンディーズの
最大の魅力なのだ!
『後楽園球場に屋根ができた』
一斉に投げられた5万5千本もの紙テープ!
そうさせるアイドルもしてくれるファンも
今後は二度と出てこないでしょうね・・・・・
♪♪♪ちゃ〜ららららん、ちゃ〜らららららん
ちゃららららっちゃっちゃ、ら〜ん♪♪♪
春一番が
掃除したてのサッシの窓に
ほこりの渦を躍らせてます
机 本箱
運び出された荷物のあとは
畳の色がそこだけ若いわ
お引越しのお祝い返しも済まないうちに
またですね
罠にかかった
うさぎみたい
いやだわあなた
すすだらけ
おかしくって 涙が出そう
ワンツスリー あの三叉路でワンツスリー
軽く手を振り私たち
お別れなんですよ
タンスの陰で
心細げに迷子になった
ハートのエースが出てきましたよ
おかしなものね
忘れたころに見つかるなんて
まるで青春の想い出そのもの
お引越しのお祝い返しも今度は二人
別々ね
何年たっても 年下の人
いやだわシャツで
顔拭いて
おかしくって 涙が出そう
イチニサン、3つ数えてイチニサン
見つめ合ったら私達
お別れなんですね
お引越しのお祝い返しは微笑みにして
届けます
やさしい悪魔と
住みなれた部屋
それでは鍵が さかさまよ
おかしくって 涙が出そう
アンドゥトロワ、三歩目からはアンドゥトロワ
それぞれの道 私達
歩いて 行くんですね
歩いて 行くんですね♪
これが一発録りか・・・
やっぱり凄いなキャンディーズ!!