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アルバム発売1988年11月21日
最高4位
売上 18、4万枚
アルバムを8枚出した所でようやく出た麻里ちゃん初のベスト・アルバム!
と言っても、過去に非公認ながらベスト盤は4枚も出ており
『MARI’S BEST Vol1』
『MARIS コレクション』
『NOW&THEN』
『アンソロジー 1987』
そのほとんどがアルバムからの選曲だったのに対して
この『ハート・アンド・ソウル』はシングルのみを集めた
初心者入門編的なアルバム!
それは自転車の補助輪であり、水泳で言うビート板であり
自白させる為に刑事が出すカツ丼のようなものである。
通常この手のベストが出る場合、A面B面の曲はきっちりと収録されるものだが
そこは麻里ちゃん!
自ら『駄作』と烙印を押した『ブルレボ』のB面に入っていた
『ハートレス・ウーマン』は戦力外通告どころか破門を突きつけられ
未だにCD化されていない迷曲!
(聞いた感想は茶柱の立たないお茶みたいなものです)
全14曲中既にアルバムに収録されているのは
『ブルー・レボリューション』、『ラブ・アンド・フリー』、『プロミス・イン・ザ・ヒストリー』
『999〜ワン・モア・リーズン〜』、『コール・マイ・ラック』、『セイリング・オン』
『クライ・ノー・モア』の7曲で、『ブルレボ』のみイントロがワン・フレーズ長い
ロング・バージョンになっているものの、音源は同じ。
つまり上記以外の残りの7曲は
アルバム未収録&CD初音源化であり
ベスト盤とは言え
新譜みたいなものなのだ!
というワケで今週も麻里ちゃん!
ファンにとってベスト盤ほど必要のないアルバムはない。
音源は全部持ってるし、レコード会社のセンスのかけらもない選曲で聞くのなら
自分でベスト・オブ・麻里ちゃんを作って聞いた方がよっぽど身体に良い。
まだジャケットや歌詞カードに未発表写真でも載っていれば救われるが
それすら無いとなると
池波志乃が料理をする前に書くメニューのように
一度手に取って見ただけで十分なのである。
『以前から全面に押し出したくてもイメージの後ろに
隠れてしまっていたバラード
それを聞いてほしくて作ったシングル』
『クライム・オブ・ラブ』
1986年5月21日発売 最高53位 売上 1、1万枚
静から動への盛り上がりは日本人が大好物な展開で
松本君のギターは泣きまくり、麻里ちゃんのハイトーン・ボイスは
リフレインともども炸裂しまくりで
当時オリコン1位だった菊池桃子の『夏色片想い』に
52位差をつけられて負けた理由がわからない!
ちなみに僕が選ぶ麻里ちゃんのバラード第1位が『ハーティー・マイ・ソング』で
2位から10位迄では同率で大勢のバラードが顔を揃えていたが
『クライム・オブ・ラブ』を聞いた瞬間、単独2位に躍り出た
無敵のロック・バラード!
もし女に生まれていたら、カラオケで歌い倒したい曲No1なのだ!
カップリングの『ナイト・スティール』は一転してハード・ロック!
影の名曲と呼ばれ、隠れファンが多いと言われているこの曲は
サビで豹変してシャウトしまくる麻里ちゃんが
全盛期のタイソンより強烈なジョン&パンチなのだ!
この2曲が1枚のシングルに入っているという
最強の楽曲がラインナップされていたにもかかわらず
当時オリコン1位だった菊池桃子の『夏色片想い』に
23、6万枚差をつけられて負けた理由がわからない!
そして通算4枚目のシングルとなった
『マジック』
1987年6月21日発売 最高66位 売上 1、1万枚
楽曲もさる事ながら映画のように撮られたPVが素晴らしいので
これは死ぬ前に一度見てほしい!
プレーン・ヨーグルトみたいな白い部屋で歌う麻里ちゃんは
まるで氷の上を滑っているかのような華麗なステップで踊りまくり
キム・ヨナが叩きだした228、56の歴代世界最高得点の演技には負けるが
顔で勝っている!
さらに、歌詞とは関係ないのにメチャクチャ激しい雨に打たれたり
悪天候の海で波にもまれるシーンでは
『半年経って耳から砂が出てきた』
と、身体を張った過酷な撮影に本気で怒る麻里ちゃんが
2分52秒辺りで見られます。
後半で無邪気に笑う麻里ちゃんの笑顔は
パワー・スポットを10箇所まわった以上の力であり
数あるPVの中でダントツNo1のPVです!
その『マジック』のカップリングだった『ライト・トゥ・ゴー』は麻里ちゃんの
シングルB面の中でダントツNo1!
この完成度とクオリティでB面止まりという衝撃は
後にB'zの『ZERO』のB面『恋心』を聞くまで破られなかった。
不規則なリズムのキーボードからドカン!とギターが入ってくるイントロ!
♪らい、とぅ〜ごぉおお!♪
のドラゴン・シャウト!
そのバックでこれでもかとハイトーン・ボイスが終始轟きまくってるのだ。
この曲をアルバム未収録にしてしまう麻里ちゃんが凄すぎる!
これぞ浜田麻里というナンバーです!
『大量オンエアというふうに聞いていたのにあまり流れず残念!』
と、苦笑していたのがフォード・フェスティバDCのCMソングだった
『フォーエバー』
1988年3月21日発売 最高43位 売上 1、1万枚
DOHCキャンパス・トップが売りだったフェスティバ。
麻里ちゃんがボヤくだけあって、このCMを見た記憶がない。
ハッキリ覚えているのは麻里ちゃんのファンになって
初めてリアルタイムで買った記念すべきシングルで
この頃が一番麻里ちゃんにハマっていた。
その3ヶ月後に『ラブ・ネバー・ターンズ・アゲインスト』がリリースされ
すっかりポップス・クイーンに進路変更したその後を思えば
これが最後のハード・ロック・ナンバーだった。
そしてアルバム・タイトルにもなった
『ハート・アンド・ソウル』
1988年9月7日発売 最高7位 売上 15、3万枚
『とりあえず私の今までのシングルの中では一番売れてくれた。
タイトルは“一生懸命に、熱心に”という意味の熟語です。』
それまで1万枚そこそこしか売れなかった麻里ちゃんのシングルが
ソウル・オリンピックのイメージソングとしてNHKで連日バンバン流れたおかげで
一気に15万枚を突破し
初めてオリコンTOP10に入る大ヒット!
♪真っ赤なポルシェ♪すら歌わせなかったお堅い天下のHNKが
マイクをブンブン振り回してミニスカートにもかかわらず
観客に向かってハイキックを浴びせるへヴィ・メタル・クイーンをよく選んだものだと
当時は感心しまくら千代子だった。
『アーティスト選考の際、最終的に5組のミュージシャンに
しぼられたんですが、体重44キロの華奢な身体から
ほとばしるパワフルで高い声は闘争心をかきたてる
という理由で、浜田さんに決定しました。』
今ではオリンピックが始まるとイメージ・ソングが当たり前のようにバックで流れているが
一番最初にNHKでかかったのは麻里ちゃんなのだ!
♪は〜たん、そ〜忘れないで 奇跡を起こすような瞬間を〜♪
開始2秒で上腕二頭筋に力がみなぎるサウンドでありながら
往年のへヴィな歌い方ではなく、そこいらの女子高生でもカラオケで歌えるような
ノリが良くてキャッチーな流行歌仕上げ!
そのカップリングが『マイ・ティアーズ』
演奏時間6分22秒はこの時点で麻里ちゃん最長の楽曲で
日の丸を背負って闘う選手団や何かに向かって頑張っている人達への
応援ソング!!
♪今 この一瞬にすべてをかけてゆけるのなら
ひとつかみ勇気をください♪
♪涙もかれるほど 命の限りに生きてきた
この夢に勝てない♪
♪悲しみを勲章にかえられる日まで・・・・♪
このソウル五輪ではバサロの鈴木大地、柔道の斉藤仁、レスリングの佐藤満選手が
金メダルを獲得!
おっと、電話BOXにメダルを忘れた小林選手もいましたっけね(笑)
でも何だかんだ言ってソウル・オリンピックで一番有名だったのは
聖火台に止まってた鳩が焼けて
ソウル五輪ならぬソウル七輪
と、世界中からバッシングされた開会式でしょうね。
あの鳩が焼ける姿を見て一番『マイ・ティアーズ』したのは
世界中でマイク・タイソンと新沼謙治でしょう!
次回、いよいよ麻里ちゃん怒涛の最終回!
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