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アルバム発売1988年6月21日
最高4位
売上 7、6万枚
♪ハウスバーモンドカレーだよ〜♪
♪りんご〜とハチミツ、とろ〜りとけてる♪
なんて歌っていたヤングマン西城も既に
♪ヒデキ、還暦!♪
(この非売品パッケージが欲しいぞ!)
『イン・ザ・プレシャス・エイジ』で麻里ちゃんと出会い
過去のアルバムを重箱の隅をほじくるように聞いた結果!
これは『カレー』であると判明!
デビュー当時が樋口宗孝シェフによる辛口カレーだったとすれば
3枚目以降、麻里ちゃんが自分で作るようになってからは
無駄に辛いだけのスパイスは除去され
誰もが食べやすい 『中辛カレー』に落ち着いたワケだが
もっと多くの人に食べてもらいたい!
と、味はそのままにインスタント・カレーに踏み切ったのが
『ラブ・ネヴァー・ターンズ・アゲインスト』と言える。
というワケで、今週も浜田麻里!!
『シンガーとしての自分をアピールしたいという気持ちが強かった』
前作『イン・ザ・プレシャス・エイジ』同様、LAでレコーディングされたこのアルバムは
麻里ちゃんの必殺技であった
ウルトラ・ビブラートやダミ声シャウトはグッと抑えられ、シングルにもなった
『コール・マイ・ラック』(最高41位 売上1万枚)
はカラフルなビー玉が弾け飛ぶようなハッピー・ソング!
『アメリカ人の強力な凄いミュージシャン達が
新たな私の仲間になってくれて
タイトル通り私に“ツキ”を呼んだ』 垢抜けたと言えばそれまでだが、これを
『こんな歌い方もできるんだ』
と、思うか
『こんなの歌うようになっちまってよぉ・・・』
と嘆くか・・・僕は前者の方だったが
『売れ線に走った!』
と、デビュー当時からの
多くのファンが去ってしまったアルバムでもある。
『バラードが多いのは初めから意図していた事』
いつもならノリノリナンバーで幕を開けていた1曲目が
まさかのバラード!
初めて聞いた時はロボコンが壊れた以上にショックで凹みまくった。
いつもの麻里ちゃんであればここは『イン・ユア・アイズ』を1曲目に持ってくるハズ!
でもこの意表を突いた発想があったからこそ
後の『リターン・トゥ・マイセルフ』の大ヒットにつながったのかもしれない。
全11曲中5曲もバラードが入っているが、その完成度は『森伊蔵』よりも高く
中でも『レイン』は高低差がありすぎて、素人レベルでは
難易度が高すぎて歌う気すら失せる曲。
こんなに広い音域を自由に行ったり来たりしながら歌えるのは
麻里ちゃんだけ!!
ラストの『オール・アローン』なんかとても『ドンチェ』や『ブルレボ』を歌っていた人と
同一人物とは思えない別人の歌いっぷりで
保母さんが子供を寝かしつけるかのような
優しい気持ちを込めて歌い上げる名バラード。
『前作(イン・ザ・プレシャス・エイジ)でやり残した事がある・・・』
それはこのバラード5曲を聞けばわかる!
そんな麻里ちゃんは常に見えない敵と闘ってました。
いわゆる偏見というやつです。
偏見【偏った見方。充分な根拠もなしに他人を悪く考える事】
今となっては信じられないかもしれないが
昔はロック・コンサートに行くのを禁止又は停学にする学校が山ほどあった。
『健全な青少年の育成に悪い影響を及ぼし、非行につながる』
というのが理由で、THE MODSのライブでは
『コンサートに行ったら停学!』
それでも行く生徒を捕まえる為にライブ会場に生活指導の教員が張り込んでいた。
吉田拓郎とかぐや姫が行ったつま恋コンサートでは
静岡県の教育委員会が県内の中・高校生の入場を禁じただけではなく
チケットを学校が没収!
没収ですよ没収!
そんな大人の勝手な偏見に立ち向かったアーティストもいた。
1990年、熊本県八代市では10校中9校の中学校に市からの禁止令が出て
チケットを買ったにもかかわらずコンサートに行けなかった事に猛反発した中学生が
2000人の署名活動を行うという事態に発展!
その時の行ってはいけない理由が
『チケット代が高い』、『終演時間が遅い』、『ロックを聞くと不良になる』だった。
これを聞いたハウンド・ドッグの大友康平は憤慨し翌年
保護者同伴でライブの終演時間を19時にして
チケットは中学の卒業証書を持って来ればタダという無料ライブを決行!
全てクリアーにしたライブは誰にも文句を言わせなかった。
ロックですらこれである。
へヴィ・メタルなんぞ偏見のカタマリで
『例えば、注目のロックシンガー登場!
なんて名目で雑誌の取材受けた後
いざ発売になって見ると
ミニスカートやパンチラ写真ばっかりだった』
特に麻里ちゃんの場合は完全に色物扱いで
ライブ最前列のカメラは
パンチラばっかり追いかけていたのだ。
それだけじゃない
『アルバムごとに音楽的な飛躍を目指してきたんですけど
そのどれもが頭ごなしにへヴィ・メタルだと決めつけられてしまう。』
『ラジオでかかりにくかったんですアタシの曲・・・』
『へヴィ・メタルというだけでかけてもらえなかった。』
これが一番の偏見ですね・・・
麻里ちゃんの曲はデビュー当時からずっとハード・ロックであり
へヴィ・メタルと呼ばれているだけで
サウンド自体はへヴィ・メタルではないのだ。
それは『マクドナルド』を東京で『マック』、関西では『マクド』と呼んでいても
食べる『ハンバーガー』は一緒なのと同じ事!
僕の思うへヴィ・メタルとハード・ロックの違いは
ギターがどうの、ドラムがこうの、ボーカルがアーノルドといった事ではなく
『ラブソング』が入ってるかどうかだと思う。
『ロック・シンガーとして活動してきて
へヴィ・メタル・クイーンと言われてきた事については
それを否定するつもりはなく
むしろ
誇りに思っています!
ポジティブな麻里ちゃんには頭が下がります・・・・ 次週もまだまだ続く麻里ちゃん! |

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