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1977年9月21日発売
最高7位
売上 28、1万枚
作詞/喜多條 忠 作曲/吉田拓郎
小学生の頃
半年に1回、教室の後ろに机を集めてステージを作り、そこで班ごとに発表会をした後
『家にある物』もしくは『新しく買わない』というルールの元
各自持ち寄ったプレゼントを交換して終わるという
『お楽しみ会』なるイベントがあった。
発表テーマは自由で、演劇や歌に手品にものまね等、必ず全員が参加し
見ている側も、始まる前と終わった後の拍手は忘れず行うという図式は
会社の飲み会や社員旅行で必ずやらされるであろう余興を
前もって学んでいたんだなと、将来を見据えた先生の教育方針に感謝で一杯である。
このような場で活躍するのは成績優秀、スポーツ万能というクラスの人気者ではなく
かけ算の九九も言えず、スポーツ全般が苦手で、スケベな事ばっかり考えていた
我が『お調子者軍団』!
手作りのお面を付けてウルトラ兄弟VS怪獣軍団を演った時には
クラスの中で一番面白かったと拍手喝采を浴び
今度は何をやってくれるんだという期待が高まる中!
次の『お楽しみ会』でやったのが
『アン・ドゥ・トロワ』だった。
これがどうゆう経緯で決まったのか全くもって覚えておらず
『歌はみんながやるからやめよう』
というのは『お調子者軍団』満場一致の意見であったハズ!
仮にキャンディーズをやるのであれば、ウケを狙って
ジャイアンになりきるべきであり
選曲もクラス全員で盛り上がれる『年下の男の子』を歌うべきであろう。
或いは野球帽を投げる見せ場があるジュリーの『勝手にしやがれ』でもよかったハズだ。
なのになぜ!
『アン・ドゥ・トロワ』だったのか・・・
しかも
1人で!!
覚えているのは人前で歌う事が人生初だったにもかかわらず
嫌々では無かった事と
7の段が言えなかったのに歌詞は覚えていた事
そして今でもハッキリ覚えているのが
完全に『陶酔』して歌っていた事だ。
これは歌詞を間違えなかったとか、音程を外さずに歌えたという事ではなく
歌ってる時も歌い終わった後も言われも知れぬ
気持ちの良さと満足感を初めて経験したのが
この曲だった。
♪アン・ドゥ・トロワ〜踊りましょうか♪
♪アン・ドゥ・トロワ 炎のように〜♪
衝撃の解散宣言後にリリースされた15枚目のシングルで
ライター陣には『やさしい悪魔』以来となる喜多條忠&吉田拓郎のコンビが再降臨!
初めて覚えたフランス語であり、数あるキャンディーズの楽曲の中でも
ハーモニーの美しさは三重県のなばなの里以上!
鮮やかで心地よいエレガントなメロディーと解散を思わせる歌詞は
チューリップが
エルメスにしか見えない鈍感な私でも
切ない気持ちがミルフィーユのように重なってくる名曲!!
♪ひとは〜誰でも 一度だけ♪
♪すべてを燃やす 夜がくる〜♪
小学生だった時は声変わりする前だったので難なく歌いこなせたが
改めて聞くと、出だしからサビに至るまで全編
音程が上がったり下がったりの難曲で
そこに癒しのハーモニーを付けた『アン・ドゥ・トロワ』は
『お楽しみ会』の思い出も付けて僕がキャンディーズの中で
一番好きな曲!
『レコーディングは凄く楽しかったですよ。3人とも本当にいい娘でね
可愛いくて優しくてキャンディーズ好きでしたから
いい曲歌わせてあげたいな・・という感じで
本当に根性込めて作曲しましたよ』
と、良い思い出しか残っていない吉田拓郎と
『拓郎さんの歌唱指導がとても厳しかった』
『怒られて辛くて泣きながらレコーディングした』
と、悪い思い出しか残っていないキャンディーズ
喜多條センセイと拓郎による『キャンディーズ大人化計画』もこれが最後で
清純派アイドルから大人の女性にする計画であったハズなのに
キャンディーズが一気に大人になりすぎて解散すると言い出すとは
予想外だったに違いない!
♪アン・ドゥ・トロワ〜今がそのとき ためらわないで〜♪
『解散宣言』の後、吉田拓郎が『ホントに解散するのかい?』と聞くと
『宣伝部を通して下さい!』
と、そっけない態度だったとか(笑)
あの吉田拓郎に『落陽』ならぬ『落胆』を暑中お見舞いしたその瞬間を
タイムマシンがあったら見て見たい!
と同時に、『アン・ドゥ・トロワ』を『陶酔』しきって歌っている自分に言ってやりたい!
『10年後に『泥酔』を経験するぞ』とな!
♪アン・ドゥ・トロワ〜今がそのとき もう戻れない♪
♪もう戻れない〜♪
♪もう戻れない〜♪
あ〜戻りたいーーーー!
遊ぶ事が仕事だった子供の頃に・・・・ |

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