音選街

音楽を中心に勝手にレビューしてます

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1977年6月10日発売
最高1位8週
売上 100万枚
作詞/阿久悠 作曲/都倉俊一

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若手外科医が医者を辞めてミュージシャンを目指すという回だった

ドクターX・第2話のラストで

その若手君がベース担当と知ると

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『ベーシストはつぶしが利かない』

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『照明が当たってないから暗いし、音も地味!』

等と話す内田有紀と米倉涼子の横で

とてつもなく不機嫌な顔をしている岸部一徳の

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バックで流れていたのが『シーサイド・バウンド』という

スペアリブなシャレ!

この意味がすぐにわかった人は

もれなく昭和世代です!

今となってはひょうひょうとした役を演じている岸部一徳ですが

昔はザ・タイガースのリーダー兼ベーシスト!

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あの『太陽にほえろ!』や

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『傷だらけの天使』のテーマでベースを弾き

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『とんでもないスゴ腕!オレよりイイんじゃないかと思ったぐらいだ』

と、 レッドツェッペリンのジョン・ポール・ジョーンズに

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絶賛された唯一の日本人ベーシスト!

『スクール・ウォーズ』の舞台となった京都市立伏見工業高校で、遊び友達と結成したのが

ザ・タイガース!

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ボーカルはまだ悠木千帆(ゆうき ちほ)だった樹木希林が

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『ジュ〜リぃいいいいい』

と腰を振るのが流行った

和製デビッド・ボウイこと沢田研二!

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ザ・タイガースの頃は知らないが、ソロになってからは

男なのにラメのアイシャドウにカラーコンタクトを付け

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シースルーの衣装にナチスの軍服

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歌いながらタバコを吸ったり

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ウィスキーを霧吹きしたり

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本物のパラシュートを背負って歌う等

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やることなすこと全てが

反則並みのカッコ良さだった!

そんなジュリーの代表曲と言えば!

♪行ったきりなら幸せになるがいい〜♪

の所でパナマ帽を客席に飛ばす斬新なパフォーマンスが売りだった

『勝手にしやがれ』

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1977年5月21日発売
最高1位
売上 89、3万枚

これをマネをして何度野球帽を飛ばしたことか!

♪あ〜あ〜、あ〜あ〜、あ〜あ〜あ、あああ〜♪

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『日本レコード大賞』、『歌謡大賞』、『有線大賞』その全てで大賞を受賞し

年末の賞レースは『勝手にしやがれ』の独壇場だった!

中でも激戦だったのが『日本レコード大賞』

大賞の候補に挙がっていたのは

京急『久里浜駅』の駅メロに使われていた

百恵ちゃんの『秋桜』(3位 46万枚)

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歌詞の内容に感極まって何度も泣いてしまい、レコーディングが出来なかったという

岩崎宏美の『思秋期』(6位 40、4万枚)

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そして着物ではなく、ドレスで歌っていた

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石川さゆりの『津軽海峡・冬景色』(6位 72、7万枚)

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こんなそうそうたるメンバーを抑えての受賞に

ジュリーの喜びもひとしお!

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タイガースのメンバーやショーケンが檀上に駆けつけ

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花束でジュリーの顔が見えなくなる中

前年の大賞受賞者だった都はるみが花束を渡すに渡せず

赤いジャケットを掴んでもふり向いてくれないジュリーに

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オロオロする姿がいとをかし!

ちなみにこの時の『レコード大賞』の視聴率

歴代最高の50、8%!

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『勝手にしやがれ』はオリコン・チャートで5週間1位!

『連続』にならなかったのは

男子の帽子投げに対抗して女子の間で流行った

クロールからの平泳ぎ、ツバを耳に入れて

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鼻をつまんで潜水から浮上の後

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バランスを保つための左右のケンケンが可愛いかった

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♪あ〜あ渚のシンドバッド〜♪

が、『連続』を阻止したからである

『勝手にしやがれ』が1977年の6月20日付けのオリコン・チャートで

1位になった時、『渚のシンドバッド』は4位に初登場!

翌週には『勝手にしやがれ』を蹴落として

ピンク・レディーが3週連続で1位をGET!

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独走態勢に入ろうとしたその矢先、ジュリーが再び1位に返り咲いて

『勝手にしやがれ』が4週連続の1位!

並みの歌手だったらこの時点で脱落してしまう所だが

そこは天下無敵のピンク・レディー!

ジュリーを再度ロックオンして

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怒涛の5週連続1位を獲得!

この1977年の6月から9月迄の間は

『勝手にしやがれ』と『渚のシンドバッド』が1位と2位を争い続けるという

オリコン史上稀に見るデッドヒートが繰り広げられ

そのアオリを食ったのが百恵ちゃんの

『イミテーション・ゴールド』(2位 48、4万枚)

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2回だけ2位にはなったものの

あとはジュリーとピンク・レディーに阻まれて

万年3位の指定席!

つまり夏の間ずーーーーーっと

♪アン!アン!ア〜ン♪

と、百恵ちゃんがサビを歌い

ジュリーがエンディングで

♪あ〜あ〜、あ〜あ〜、あ〜あ〜、あああ〜♪

と歌い終わった後、ピンク・レディーが

♪アーアアンアン、アーアアンアン♪

と歌い始める

アンアン三連発が紫外線と共に日本中に降り注がれていたのである!

そしてこの1年後

『勝手にしやがれ』と『渚のシンドバット』から取って付けた

『勝手にシンドバッド』(3位 51、5万枚)

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でサザンがデビューしたのは有名な話し

ちなみに2曲とも作詞は阿久先生で、桑田佳祐は

『このタイトルを一言、阿久先生に伝えてもらっていいですか?』

と、お伺いを立て

それを聞いた阿久先生は

パン!とヒザを打って

『それはおもしろい!そうゆうユーモアが一番いい』

『自分は意味に縛られてるから、意味の無い歌詞で許される

桑田君がうらやましい』

と、快諾!

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『渚にしやがれ』だったらダメだったでしょうね(笑)

さて、初のミリオンとなった『渚のシンドバッド』の最大の見せ場と言えば!

♪セクシ〜♪

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♪ダダッダーン♪

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♪あなたはセクシー♪

自らスカートをたくし上げ、『大股パカパカダンス』、『フリフリケツケツ』に並ぶ

『コマンタレブー』な振り付けに鼻血ブー!

これをクラスの女の子がやってくれたら

もっと思い出のある文章になっていただろうに・・・・・

前にも書いた通り、僕の周りには誰1人として

♪セクシ〜♪

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♪ダダッダーン♪

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♪あなたはセクシー♪

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を踊ってくれた女子はいなかったのが

イカのキンタマ!

ちなみに最初の頃はスカートうんぬんではなく

両手を顔の横でヒラヒラさせるという

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なんともアボガドな振り付けで

エンディングもフマキラーを浴びせられた蚊のように

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振りがユラユラだった事にビックリ!

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比べると全然違います!

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でも一番ビックリしたのが

世に言う『ピンク・レディー事件』!

事の発端は『女性自身』がピンク・レディーの振り付け写真を無断で掲載

ピンク・レディー側がパブリシティー権(肖像権)を侵害されたとして

計186万円の賠償を求めて訴訟を起こしたもので

『振り付け写真には商品価値があるのだから

ピンク・レディー以外の者が勝手に使ってはならない』

というピンク・レディー側の最もな主張に対して

最高裁が出した判決が

『2人が社会的に著名となっていく過程で、一定程度許容

しなければならない範囲を超えて権利が侵害されたとは言えず

正当な表現行為として受任すべき』

という内容で

ピンク・レディー側が敗訴となった裁判!

判決文は簡単に言えば、ピンク・レディーなんだから

♪おお目に見てよ!♪

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しかしながら今後、振り付け写真を無断掲載しても

司法の場でピンク・レディーのパブリシティー権が保護されないという判決が出た以上

損害賠償も差し止めも認められないという

打つ手なしの泣き寝入り!

最後はペッパー警部に公平な裁きをしてもらうしかない!

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この人の裁きは・・・・

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アウト!!

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次回もつつがなくピンク・レディー!


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