幡野広志のブログ

写真家、猟師。 2018年3月 noteに移行しました、https://note.mu/hatanohiroshi

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誕生日とnoteへの移行。



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HAPPY BIRTHDAY TO ME. 
昨日、35歳になった。

実年齢は35歳だけど、体力レベルは65歳、学力レベルは12歳。
平均すると35歳になるからちょうどいい。
ちゃんと計算したらきっと平均35歳にはならないけど、その辺りが12歳の学力レベルを発揮している。

部屋とトイレの掃除をして、最近始めたピアノの練習をして、最近ハマっている文章書きをする。
昨日と変わらない日常だけど、去年の今頃と違うのは全てのシーンで息子が手伝ってくれること。

手伝いのクオリティは高くないけど、お父さんは君の成長が嬉しいです。
ありがとう。

妻がハンバーグを焼いてくれた。

火のついた3と5のローソクに息子が一生懸命、息を吹きかけていた。
ユラユラと消えない火に蝋が熔けてハンバーグに落ちる。
僕はそんな様子を写真に撮る。

息子と僕に任せていたら、らちがあかないと判断した妻がローソクの火を吹き消して、3人で拍手をした。
一体誰の誕生日なんだか分からない。

来年の誕生日もローソクに火をつけたい、線香に火をつけるのはまだ少し早い。


ツイッター、フェイスブック、レターポット経由で多くの人からコメントやメッセージをいただきました。

本当にありがとうございます。
去年までは知り合いから「おめでとう。」と言われてましたが、今年は知らない人からのたくさんの「おめでとう。」をいただきました。

みんな優しいです、ありがとうございます。



ブログ移行のお知らせ

ここのブログはもう7年ぐらい書いていると思う。

インターフェイスが変わらず投稿がしにくいこと、デザインの悪さと広告の多さ、読んでくれる人の把握が難しくコメントの匿名性が高いことやコメントを追うことが面倒なことが僕にとって不都合なので移行をします。

過去の記事は残しますが、コメントの返信などはしにくくなります。

次回からは「note」に投稿します。


フォローしてくれると嬉しいです、寿命が延びます。



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13歳の誕生日。

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タケヒロくんは先天性の心臓病だ、最新の学会発表によると平均18歳までしか生きられない。

2月16日、彼は13歳になった。

心臓病の子どもは背があまり伸びないそうだ。
同年齢の平均身長より高い彼の体に血液を循環させるため、彼の心臓に負荷がかかる。
彼の寿命は学会発表を下回ることになるかもしれない。

「会いたい人が会いにきて欲しい。」

お母さんがプレゼントに何が欲しいか聞くと、13歳らしくない彼の答えが返ってきた。

精神年齢というのは環境で決まる。
余命3年の僕はまだ彼の見ている境地には達していない。
ポッと出の余命3年の人間と、生まれながらに死を意識してきた人間の違いだ。
彼は僕よりもずっと大人だ、自分の価値観を広めてくれる人間に実年齢は関係ない。

自分の話で恐縮だけど僕は3月1日が誕生日、もうすぐ35歳になる。
妻からプレゼントに何が欲しいか聞かれて、リュックと即答した1週間前の自分をタイムトラベルして殴り殺したい。

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そんな僕が彼にドラフト指名されて、彼に会いに神戸まで行ってきた。
彼は僕と余命対決がしたいそうだ。
勝者も敗者もいない対決だけど、13歳らしい発想に希望プレゼント対決でボロ負けした僕はホッとした。

ドラフト指名された映像作家のイシヅカ、ホームレスの小谷、末期ガンの幡野。
この3人の手綱を握るのが看護師の佐々木。

ホームレスと末期ガンというヤバい2人と映像作家と看護師というまともな2人の組み合わせで陰影あっていいかと思ったけど、「僕もヤバくなりたい。」と言って足を骨折させようとしている映像作家のイシヅカも立派にヤバい人だった。

看護師の佐々木は子どもの頃、自衛隊の駐在武官であった父の関係でイラクのバグダットに住んでいた経験がある。

当時イラク側で40万人の死者を出したイラン・イラク戦争の真っただ中だった。

バグダットで道端にころがる沢山の死体を目の当たりにした記憶を4年前、急に思い出した。
4年前、佐々木は離婚をした。
離婚から前向きに生きようと決心したことで、脳が意図的に忘れさせていた戦場の記憶を思い起こした。
前向きに生きる上で写真に撮っておきたいことが佐々木にはできた。

写真初心者の佐々木はカメラ講師を探し入門した。
その講師に数回の授業でカメラが3台購入できるぐらいの授業料を払わされて、ほとんど何も学んでいなかった。

いろいろ同情して500円で写真の撮り方と現像処理のコツを教えてあげた。
末期ガンが同情するくらい佐々木も立派にヤバい人だった。

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タクシーでタケヒロの家に向かう。
車内で盛り上がって、めっちゃ笑顔、ずっと笑顔。
運転手さんずっとこの表情、ゴメン。

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タケヒロくんと対面、というか対決。
イケてる側頭部はエグザイル的な刈り込みではなく、バルブ機能がついたチューブが頭部に埋まっている。

彼は生後6ヶ月の頃すでに2回の心臓手術を経験していた。
術後に看護師がベビーカーの操作を誤って、後頭部から床に落下させられてしまった。
心臓手術とは別に頭部手術をこれまでに6回経験した。

県を相手にした親子の医療訴訟は12年かかり、結審をした。
裁判という性質上、県は結審するまで金銭的な保証も謝罪もしなかった。

非を認めずに謝罪も保証もしない県と、それに疲弊する母親が子どもの目にどう映ったのだろうか。

脳にダメージを与えてしまったのが医療従事者でもあるけど、命の恩人で心の支えになっているのも医療従事者であるとも彼は言う。

彼の精神年齢の高さや寛容性はこの事故から培われたのかもしれない。

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タケヒロの家には東京から来たヤバい4人とは別の4人の男性がいた。

3人は関西で活動するバンド、JELLY BEANSさん。

全員がいじめや人間関係に悩み、小学生から不登校を経験していて、小学5年生で自殺未遂を起こしたメンバーもいる。

不登校時に出会ってるから、バンド結成すでに20年。
学校や福祉施設で自分たちの経験を活かして講演やライブをして、学校だけが世界でないことを知らせている。
生きることの苦しさを経験した彼らの歌は強くて優しい。
どれだけ、彼らの歌と経験に救われた子どもがいるだろうか。
不登校時に彼ら自身が出会いたかった大人になっているのだと思う。

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漫画「バガボンド」に出てくる佐々木小次郎のような雰囲気の男性は写真家の斎藤陽道さん。
彼は佐々木小次郎と同様、耳が聞こえない。
20歳までは補聴器を使って生活をしていたけど、現在は補聴器をつけていない。

補聴器を付けることで相手の声を聞くこともできるけど、同時に悪意ある言葉も耳にすることがある。
補聴器を外して筆談にすると、わざわざ筆談で悪意ある言葉を書く人はいないため、心が楽になったそうだ。
悪意にふれない環境にいたからこそ、耳が聞こえないぶん視覚で生きてきたからこそ、齋藤さんは美しい言葉を書き、優しい写真を撮る。

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はたから見れば社会的弱者でもあるけど、やりたいことをやって楽しく生きている大人達が集まった13歳の誕生日パーティー。
飲み会に1人いたら楽しいけど、パーティー参加者全員だとちょっとくどい大人たち。

タケヒロくんがこの大人たちを集めた理由はなんだろう?

それは彼自身が社会的弱者でありながら、やりたいことをやって楽しく生きようとしているからだと思う。

僕たちはタケヒロくんの人生のお手本になれただろうか?
タケヒロくんだけでなく、この記事を読んでいるちょっとだけ人生に悩んでる人のお役に立ててば嬉しい。

心臓病になっても、ホームレスになっても、離婚しても、不登校で自殺未遂しても、耳が聞こえなくても、末期ガンになっても、人生はそう悪いもんじゃない。

映像作家のイシヅカはここに加わりたくて足を骨折したがってた。

死にたくなるほど苦しい時もあった、でもいまは笑うほど楽しい。
また苦しい時がくると思う、でもまた楽しい時がくる、人生はそういうものだ。

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人の根底にあるのは優しさだと最近つくづく思う。
僕は知らない人からたくさんのメッセージをいただく、本当にありがとう。
優しさがいきすぎた、ありがた迷惑だったりすることもあるけど、根底にあるのは優しさだ。

人は悪意ある言葉を口にすることもあれば、ネットで悪意ある言葉を打ち込むこともある。
それが筆談になると悪意の言葉は綴らないように、僕のもとに届くメッセージに悪意ある言葉は一つも見当たらない。

人は弱い人間に対して悪意ある言葉なんか書きたくないのではないのだろうか?
悪意ある言葉を書いている人は、それは苦しい環境にいることへのSOSなのではないだろうか。

今回、東京から向かう僕たちの旅費をクラウドファンディングで募った。
目標金額が8万円に対して、数時間で上限の30万円に達して打ち切りとなった。

こちらが支払った人を把握できないシステムで、物質的なリターンもない募金に近いものにも関わらず、多くの人がお金を出資してくれた。
充分すぎるほど集まってしまったので丁重にお断りしたけど、打ち切り後もメッセージで振込先を聞いてきてくれた方が何人もいた。

旅費としては充分すぎるので、余ったお金はタケヒロくんがこれから会いたい人に会えるための資金としてプールすることにした。

本当にありがとうございます、みんなの気持ちを代表してお礼を申し上げます。
きっと皆さん天国にいけます。

13歳の誕生日に多くの見知らぬ大人からの優しさが、何よりの誕生日プレゼントになったと思います。
この経験が彼と誕生日パーティーに参加したヤバい大人たちにとって大きな成長になると思います。
僕とタケヒロくんは成長しても、あと少しで死んじゃうけど。

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タケヒロくんのお母さんの善意で僕だけグリーン車を使わせていただきました、疲労度が全然違うから寿命が延びたと思う。
神戸に宿泊したホームレス小谷と看護師佐々木と僕の3人は自腹に少し上乗せしてちょっとだけホテルをグレードアップさせてもらいました。

神戸ロケでいつも見かけて、いつか泊まってみたいホテルだったのでいい冥土の土産ができました。

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厚かましいことは重々承知の上なのですが、支援のお願いです。

僕が34歳で医師から数年で死ぬと言われても自暴自棄にならず理性を保てているのにはいくつかの理由があります。

その中で大きな理由になった存在が神戸に住む12歳の少年タケヒロくんです。
彼は心臓病、いつ亡くなってもおかしくないそうです。

彼のことをご存知の方もいるかもしれません、24日の放送されたMr.サンデーの西野亮廣さんの特集に出ていました。

彼は西野さんへビデオメッセージで病気で入院している子どもたちのために光る絵展の出前をして欲しいと頭を下げて頼みました。

2週間後、西野さんは10人の子どものために光る絵展を本当に出前した。

行動力と勇気がある12歳だ、大人でも躊躇してしまうことをやり遂げた。


僕が自分の病状をブログで告白してからすぐに彼と彼の母親からメッセージをもらった。

34歳まで生きられたのってマジ奇跡じゃん。」と彼からのメッセージを読み一番最初に思ったことです。

退院直後のトークショー会場で緊張死しそうなとき彼からビデオメッセージをもらい応援されました。

人生を前向きにしてくれる存在に年齢や健康状態は関係ないのだと感じました。

タケヒロはもうすぐ13歳の誕生日を迎えます。
母親が誕生日プレゼントに何が欲しいか聞くと、彼の望みは「会いたい人と話がしたい。」だそうです。

会いたい人に指名されたのは映像クリエイターのイシヅカマコトさん、ホームレスの小谷さん、末期ガンの幡野さん。

なんということでしょう、社会的にまともな人がイシヅカさんしかおりません。

そんな3人を引率してくれるのはタケヒロの友人でもある看護師の佐々木さん、まともな人が増えました。

インフルエンザが流行っているため、冬期は人混みを避けなければならないらしく神戸まできて欲しいとお願いされました。

彼は僕と余命対決をしたいそうです。

僕も死にかけてるから体がきついけど、子ども相手に対決で負けるわけにもいかないので余裕の登場を見せてやりたいのです。

そして僕が前向きにしてもらったように、彼の人生に何かを少しでもプレゼントしてあげたいのです。
もちろん写真も撮ってあげたい。

交通費、滞在費は彼の母親が出してくれるという話なのですが、これからタケヒロがやりたいことに使って欲しいとの判断でこの4人分の旅費をpolcaという支援サイトで募っています。

僕自身がpolcaをいまいち理解できていないところ申し訳ないのですが、一口1000円で募っているようです。
サイト上では終了日が39日となっていますが、本当の期限は明日16日までです。

ここはひとつみなさまのお力を貸してもらえませんでしょうか?
何卒よろしくお願いいたします。


「たけひろくんの13歳の誕生日をお祝いしたい!」

たけひろくんは先天性心疾患で複雑心奇形を持ち、「今」という日々を過ごしています。産まれてすぐの手術から何度も手術を受けて13歳になります。

ずっと生きる為の我慢・頑張りをしてきました。

この病気は手術をしたから治る物ではありません。

そんなたけひろくんの誕生日を祝いたい!数人で神戸へ向かいます。

その為の交通費の支援をよろしくお願いします。期間は2/16までです。

短期間ですが、どうぞよろしくお願いします。
皆さんのお気持ちでたけひろくんのお誕生日を一緒にお祝いしていただけると嬉しいです!

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92歳になる妻の祖父が入院した、マジやばい。

ずっと畑が生きがいだったけど2年前に家族から危ないと止められた。
若々しいおじいちゃんは生きがいを無くしたことで、どんどん老いていった。

おじいちゃんは畑の上で死ぬことが幸せなのではないかと思う。
畑を止めさせたのは長生きしてほしいという善意が根底にある優しさなんだけど、僕は優しい虐待だと感じる。

長生きを目的にするのは間違いだ、幸せになるのが目的で長生きは手段にすぎない。

畑作業の合間に妻が妊娠したことを伝えたとき、おじいちゃんは本当に幸せそうだった。
おじいちゃんは僕の顔をみるなり「幡野さんは大丈夫か?心配だ。」と涙を流した。

死を覚悟した人間って自分のことよりも残る人の事が心配になるものなんです。
おじいちゃんは覚悟している、僕には良くわかる。

死を覚悟したおじいちゃんに「頑張って良くなってね、大丈夫だから。」という家族の励ましが僕にも投げつけられているようでつらい。

根拠のないレトルトカレーみたいな励ましよりも、心配していることを聞いてあげて心を楽にしてあげて欲しい。

この励ましは、患者のためではなくて言った本人が自分の心を落ち着かせるために言っている。
遺族となる人の悲しみはよく理解できるのだけど、それは時間が癒してくれる。

耳の遠いおじいちゃんに大声で「僕もすぐ逝くからあの世で会おうね!!」と言ったら看護師含む全員からホワイトな目で見られた、切ない。

僕はあの世なんて信じていないけど、少しでもおじいちゃんの不安が薄まればと思ったウソだ。
同じウソなら「僕のガンは治りそうだよ。」と言えば良かったのかもしれない。

どちらにしても後悔が残りそうなウソだ。
遺族というのは後悔からは逃げられないのかもしれない。

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引っ越し。

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僕が死んだときになにかと便利なので妻の実家の近くに引っ越しをした。
義実家から徒歩6分、地獄が近づいた気分だ。
死んだらせめて天国に行かせてほしい。

梱包も荷ほどきも出来ないので引っ越し屋さんにお願いしたら、通常の3倍の料金がかかった。
良いサービスというのは高くて当然で、本来そうあるべきだ。

それを理解しつつ営業マンと値下げ交渉をした。
どこまで値段を下げられるのか試したかった。
結果、ルンバが一台購入できるぐらい安くなった。

無理な値下げをするとしわ寄せが現場作業員に行くけど、
値下げしなかった場合の利益が現場作業員に届くわけでもない。

値下げした金額の半分を現場作業員にチップとして1人づつに手渡した。

プロだからチップの有無で仕事の質は変わらないなら、なおさらチップがあった方がいいよね。

ここの業者がそうだとは思わないけど、引っ越し業界のブラックぶりは認知されつつある。

若い人がサービス残業で低賃金なのがデフォルトになりつつある社会に僕は疑問を感じる。

ネットで不買運動を煽ったりバッシングするのは逆効果だ、
溜飲は下がるかもしれないけどさらに働く人にしわ寄せが行く。
怒り矛先で貫いた結果を考えなければ意味がないのだ。

消費者の考え方で働く人が楽になるような気がする。

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