幡野広志のブログ

写真家、猟師。 ブログ内の写真の無断転用はお断りします。http://hatanohiroshi.com

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道の駅に駐車して車内で妻が息子に授乳をしていたときに世界平和について考えていたらトラックと乗用車の接触事故を目撃した。

坂道を下っていたトラックの前を走る乗用車が急に減速し道の駅に入ろうと左折したことでトラックが追突。
日頃から運転をしている人ならわかると思うけど、トラックの車間距離不足と前方不注意だ。

大きな衝突音に息子も授乳の口を止めて心配そうに見守っている。

トラックの運転手は前前前世がゴリラっぽいやんちゃなそうな20代男性。
乗用車の運転手は僕と同じくらいだけど、僕より腹が出ているパパさん。
後部座席には小学校低学年ぐらいの少年と未就学前ぐらいの女の子が乗っている。

パパさんが最初に失敗するのは追突されたことで相手が一方的に悪いと踏んでゴリラに怒鳴りにいく。

確かに法律上はゴリラが悪いことになるんだけど、相手はゴリラ。
ゴリラからするとテメーが急ブレーキ踏むからだろうがぁ!!とカッとなりパパをボコボコにする。

パパは慌ててケータイで110番するも、ここは通報しても警官が到着するまで30分ぐらいかかる秘境。
この通報でパパさんはまた失敗する「殴られてるんですよぉ〜 助けてくださーい。」とゴリラを聞こえるように伝えている。

ゴリラの動揺を狙って暴力を止めさせる作戦Aはゴリラの火に原油を注いだだけで余計ボコボコにされ失敗、
警察到着の全国平均時間の7分を耐えればいいという作戦Bもパパは気づいてないけど失敗している。

アスファルトに丸まった状態でボコボコにされるパパがさすがに可哀想になってきたので、止めに行こうとすると妻に必死で止められた。
そりゃそうだ、荒れるゴリラに関わって自分の夫が怪我したり命に関わることになったらたまらない。
息子も「え?お父さんが行くんですか?ここは警察に任せましょう。」って表情で見ている。

止めに行くことを躊躇していたら後部座席にいた少年がゴリラに向かって「やめろ!!パパをいじめるな!!」的なことを叫んだ。

パパと妹を助けるために勇気を出した勇敢な少年だ。少年が大人の階段を一段登った瞬間でもある。
勇敢なんだけど相手はゴリラ、ゴリラはパパから離れて少年のいる車に向かう。

ゴリラの心に息子の声が届いたと思っているのか、パパはうずくまりながら安堵した表情を一瞬見せた。
残念だけど違う、ターゲットを少年に変えたんだよね。
マジで命がけで息子を守った方がいいのにパパにはその気配がない、あんたどこまで失敗するのよ?

必死で止める妻子を置いてダッシュで止めにいったら、他の車からもゴリラを止めるべく数人の男性が出てきた。
みんな考えることは同じだ。

みんなでゴリラをなだめ少年に危害が加わることはなく、パパも軽症の様子。

警察が来れば多分ゴリラは逮捕される。
逮捕されたことでパパの溜飲は下がるかもしれないけど、少年の心には一生残る大きなしこりができたよね。
慰謝料や示談金なんて微々たるものだ。
もしかしたらゴリラにも子どもがいるかもしれない、逮捕されたことで仕事を失う可能性もある。

犯罪って被害者にならないことも大事だけど、加害者にならないことも同じぐらい大事。
トラブルに対する対応力も大切だ。

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50ccバイクで群馬を旅しているとき野生のカモシカと出会った。
カモシカは国の天然記念物なので保護されているが生息数が増え、
一部の地域では駆除もされる不思議な動物だ。
ちょっと前にサギを駆除していたハンターが間違って天然記念物のコウノトリを誤射してしまい大きなニュースになった。
ハンターが間違えてしまうほど似た動物の片方を駆除して片方を保護する。
個体数の調整だったり絶滅を防ぐために必要なことなんだけど、
天然記念物の指定も駆除の指定も全ては人間のさじ加減だ。

ネットではハンターを糾弾する声が大きかった。
コウノトリの絶滅を危惧する声ももちろんあったが、他人の失敗に蜜の味を感じる人が多いようにも感じた。

正当化も擁護もするつもりはないけど、人はミスを犯してしまうものだ。

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写真を撮りながらどこまで近づけるか試してみた、気分は動物写真家だ。
ジリジリと近づいたらあっさりツノに触れることが出来た。
野生を舐めてるのかって説教したくなるぐらい警戒心がない野生のカモシカだ。
よく見ると前脚から腹部にかけてボロボロだった。
疥癬病で弱っているようだ。
お尻を触るとガリガリだった。
衰弱してもうすぐ死ぬのだろう。
楽にしてあげたい気持ちもよぎったけど止めた。
かといって動物病院につれて無責任に助けるわけにもいかない。
自然のなりゆきに任せるしかない。

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原付で東京から名古屋まで行ってきた。
片道360km、制限速度30kmの旅だ。
原付長距離の旅って10代後半か20代前半でやることなんだろうけど30代半ばでやっても楽しい。
轢かれて死んだタヌキ、川で練習する競艇、ドクターヘリで搬送される人、風力発電所の落書き、原子力発電所の高い壁、水門の造形美、採石場の美しさ、ホタルの光。
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飛行機のファーストクラスや新幹線のグリーン車両で移動していたら目に入らないものを沢山見ることができた。
もちろんファーストクラスに乗らないと分からない世界もある、乗ったことないから知らないけどきっとある。
日本中のいろいろな場所に行くけど場所ごとの点でしか見ていなかったことに気づいた。
これからはじっくりと線で見てみようと思えるいい旅だった。
知らない世界を知り経験できるのが旅の醍醐味なんだと思う。

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名古屋への往路の旅は景色を中心に写真を撮った。
東京への復路の旅は知らない人に話しかけて写真を撮ることを心がけた。
写真学生の時こんな課題があったら自信の無さとコミュニケーション能力の低さで食べたモーニングを吐いてしまいそうなものだけど、いまじゃ知らない人に話しかけて写真を撮ることなんて朝飯前だ。
何人か撮影させてもらったけど一番印象に残っているのは土産物店の女将だ。
店内で食事をしたあと撮影させてもらい、会計してお店を出るとき「じゃ、写真を送りますね。」と軽く伝えた。
女将さんはそれに驚いたようで店内にあった地元の銘菓を送料代わりと言ってもたせてくれた。
こちらからすれば写真を送るのは当然だと思っているので困ったけど、断るのも失礼なのでありがたく頂戴した。
この人柄の良さに驚いた、どこの馬の骨かカモシカの骨かわからない人間に写真を撮らせてお土産まで渡す。
僕がウソをついていると思わないのか、それとも長年の客商売で相手のウソなんて見抜けるのか。
帰宅して写真をプリントすると人柄の良さが表情に出ていた。
最後までカラープリントにするかモノクロプリントにするかで悩んだ。
よろこんでくれるといいなぁ。

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夜遅く酔っ払って中央線に乗ったら山梨県の大月駅行きの電車だった。
春っぽくなり浮かれて油断をしていた。
降りるべき高尾駅を乗り過ごしタクシーもコンビニもホテルも無い駅で目を覚まして絶望したけど目の前に鹿がいてちょっとテンションがあがった。
関東平野で鍛えた足で歩こうと決意してグーグルマップで自宅までの距離を調べて再度絶望した。
フルマラソンのオリンピック選手が本気で走っても2時間はかかる距離だ。
鹿を捕まえて乗りこなそうかと模索したけど鞍とムチとヘルメットが無いからあきらめた。
そのとき一台の軽自動車が近づいてきた。
「1万円で乗せてあげるよ。」
違法営業する白タクだった。
鹿を捕まえる手間と鞍のない鹿の背中にのることを考えたら白タクに乗る方が良い。
ただ金額が高いので料金交渉したら最終的に4000円まで下がった。
白タクドライバーは年金生活をしている元タクシードライバーだそうだ。
年金だけじゃ生活できないから違法行為を承知でやっているそうだ。
料金トラブルで警察沙汰にならないように値下げ交渉に応じるのが長くやるコツらしい。
ちょっと値切りすぎたので5000円を払いお互い気持ちよく別れられた。
きっと白タクドライバーは大月方面まで乗れなかった人を探すのだと思う。
白か黒で言えば真っ黒な違法行為なんだけど、現実社会はそんな単純なものではなく白から黒のグラデーションになっている。
もちろん白タクを推奨するつもりは無い。
できれば鹿に乗って帰宅したかった。

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北海道に行ってきた。
ちょっと前は沖縄にいたのだけど、気温が24度くらいあるのに現地の人は寒いと言っていて驚いた、北海道の人が気温5度で暖かいって言ってたのにも驚いた。
八王子が日本の季節感の中心って思ってたけど、間違いだと分かった。
仕事での滞在は3日間だったけど、無理を言って僕だけ1日長く滞在して冬の北海道を旅していた。
目的地はトーチカだ。
戦争映画とかを見たことある人は知っているかもしれないけど、上陸してくる敵を中から機関銃で撃つためのコンクリート製の簡易的な要塞みたいなものだ。
ガイドマップには載っていないけど、日本中に戦争の忘れ物は点在している。

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