☆太鼓Q&Aシリーズ
※このコーナーは、太鼓に関するご質問・お問い合わせにお答えするコーナーです。
過去頂いたご質問に関しては、加筆修正の上、順次再アップしていきます。
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締太鼓に於ける左手のコントロール
私のホームページの「CONTACT」フォームへKさんという男性の方からご質問頂いた。
早速返事を書いたのだが、送信を何度試みてもメールが戻って来てしまった。
なので、取り急ぎこちらへご質問へのお答えをアップします。
もしご本人にお読み頂けたら幸いです。
Q:
締太鼓の叩き方についての質問なんですが。
江戸囃子の締太鼓を稽古していますが、どうしても左の桴が右と同じように動いてくれません。
左手(利き手ではない方)を上手に使える方法はありませんでしょうか?
ご教示願いたいのですが。
(一部加筆修正)
A:
まずは、私のホームページへご訪問頂き、ありがとうございます。
さて、ご質問いただいた「利き腕で無い方の桴のコントロール」について…
今回は、ご質問頂いたKさんの情報量が少ないため、的確なアドバイスをするのことが難しいかもしれません。
例えば、Kさんの年齢、江戸囃子の稽古年数、江戸囃子以外の太鼓または打楽器の経験の有無、江戸囃の流派…
そういった条件によって、アドバイスする内容は大きく変わります。
(もし、今このブログを読んで下さっていたなら、これらの情報をご連絡頂ければ幸いです。)
そこで、今回は一般的な「初級〜中級者向け」という想定でお答えしたいと思います。
私が練習生時代、師匠や先輩からたびたび言われたことは、「左は右の倍以上の時間をかけて練習しろ」ということでした。
利き腕よりも不器用であるし、筋力も一般的に利き腕より弱い。
よって誰でも左がなかなか思うように動かず、稽古しながらもどかしい思いをしているものです。
もちろん、私のそのうちの一人でした。
それでは、私が実際にやった数ある練習法の中で、最も効果を感じた方法を紹介します。
■鏡を使った素振り
この稽古法では、左右のフォームが同じになるようにするのが目的です。
まず自分の真正面に鏡を置き、桴を持ち、締太鼓を打つように左右交互に素振りをします。
この時、肘関節はあまり動かさず、前腕部は固定されているようにイメージします(これは実際の正しい打法ではありません)。
はじめはゆっくりのペースで、慣れてきたらなるべく早く振って行きます。
さて、ここで鏡をチェック。
桴先が空中に描く「桴軌道の残像」によ〜く目を凝らしながら、下記項目をチェックして下さい…
・桴先が右左対称の角度で軌道を描いているか。
・桴の可動範囲(振り幅)は左右同じか。左の振り幅は小さくないか。
・軌道が曲線や円を描かず、直線の軌道を描いているか。
・桴と桴が「カチン!」と触れ合う事は無いか。
・左右の手首の向き、関節の使い方は同じか。
これらがクリアになるまで、根気よく練習してみて下さい。
ポイントは、「右を見本に左を稽古する」こと。
手首の向きを左右揃えることと、指使いに注意する。
あまり力まず、どちらかというとゆるゆるにリラックスした状態で、根気良く稽古してみて下さい。
あと、普段からなるべく左を使うように意識すること(例えば、片手でかばんを持つ時、歯を磨く時、食事の時)も、多少効果はあるかも知れません。
お稽古、頑張って下さい。
またわからないことなどありましたら、いつでもご連絡を。…
茂戸藤浩司
◇追記
この件に関しては、極めて私的な見解(上級者向けアドバイス)があります。
その想いは「タイコラム」書庫にアップします。
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