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☆発掘・過去日記シリーズ
※この日記は、バックアップを取らずに閉鎖されてしまった「プロフェッショナル太鼓術 打究人-Da.K.T.-公式ホームページ」の中で書いていたメンバー日記のうちの茂戸藤 浩司が書いたものをネット上などから懸命に発掘し、再アップするコーナーです。
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<以下、2003年5月5日(月)の過去日記より>
「邦レボatMANDALA/スペシャルユニット」
昨日に引き続き、「平成邦楽レボリューション」at南青山MANDALA。
ご来場いただいた皆様、ありがとうございました!!
中には、昨日今日と2日間来て下さった方もいたようで、本当にアタマの下がる思いです。…
今日は、先月11日に神楽坂SOMEDAYでやったメンバーで、内容を変えての再演( 4月11日の過去日記もご参照あれ)。
一噌幸弘(笛)、土井啓輔(尺八)、吉見征樹(タブラ)、茂戸藤浩司(太鼓)という顔ぶれ。
それではまた、本日のメニューと、思いだす限りの解説をしたいと思う。
(以下、特に作曲クレジットの無いものは全て一噌幸弘作曲)
◇第一部
1.蚊の大軍
…まずは、一噌さんと2人でオープニング。
緩急のあるイントロから、突如ハイ・テンポのアドリブへ続く。
今まで大太鼓でも何度かプレイしているが、セットモノだとまた全然違ったオモシロさがある。
能管の音は、いつ聴いてもエキサイティングだ。…
2.アイシーアイシーオーケーオーケー
…続いて、土井さんを迎えて、3人での演奏。
5拍子でのアドリブに、心地よい緊張感が走る。
尺八と笛の音色の違いと、2人の対照的なセンスがそれぞれの光を放つ。
3.リーヤリ
…いよいよここで吉見さん登場。
ここからは全曲4人で演奏する。
軽快なテンポのテーマからアドリブへと続き、突然6連符応酬のキメが、これでもかと押し寄せる。
一噌さんの楽曲は、一瞬の油断も許さない…。
4.13.5拍子の舞
…吉見さんと一緒に演るなら是非、と今回特にオレがリクエストした曲。
この曲をプレイするまで、拍子に小数点がついた曲は打楽器奏者のクセにやったことが無かった。
最初の頃はちょっと戸惑ったが、今は何の違和感も無く、楽しくプレイできるようになった。
そういえば今回、打楽器同士の掛け合いやんなかったなあ。…
次回吉見さんと演る時は、絶対やろう。
◇第二部
5.海こえて…作曲・茂戸藤浩司
…2、3年前、打究人のLIVE(at音や金時)に於いて、オレがアコギ弾いて歌った曲。
More-1で何回か演ったことがある「Final Bout」という曲の第一楽章でもあるメロディーだが、今回は一噌さんの主メロディーの裏に、土井さんの尺八でコード感のあるアルペジオをつけてもらった。
やはり音楽知識に長けてる方は話が早い。
最初のリハの時にスラスラ吹いてくれた。
ハモリも美しい!
吉見さんも曲想をよく理解してくれてて、実にいい雰囲気を醸し出してくれた。
このメンバーでこの曲がオレのイメージ以上に出来て、すげえ幸せ。…
6.破獅子…作曲・土井啓輔
…今回せっかくなので、土井さんの曲もこのメンバーでプレイしてみたいとお願いしたところ、「一噌さんの能管でこの曲を是非やってみたい。」
と、林英哲さんのLIVEでもお馴染みのこの曲をセレクトして頂いた。
「獅子」をモチーフにした曲は古典の各分野に存在する。
土井さんは古典本曲を学んだ方なので、恐らく本曲の「獅子」をヒントにこの曲のモチーフを作られたと思う。
そしてそこに、一噌さんのお家芸、能の「獅子」を彷彿とさせる能管が絡む。
そしてこの曲は途中、太鼓ソロがフィーチャーされているが、土井さんのリクエストによると、
「締太鼓を主体とした、古典的な趣のあるソロをいれて欲しい」
ということなので、だったらオレの大好きな若山流の江戸囃子から、「獅子舞」の手をソロに盛り込んでみた。
タイトルは「ハシシ」と読むが、林英哲さんのコンサートでは何故だか「ハジシ」と紹介されている。
…そりゃそうだ。
7.かんそういとみみずととうふ
…お馴染みの、明るく美しいメロディーラインの名曲。
こういうメジャー音階の曲は、沖縄系を除く邦楽器は苦手とされてるが、今さらながらこの人たちは只者ではない。
いともカンタンに、自由自在に音を操り、極上の音世界を構築する。
ところで、「コンビーフと間違えて乾燥糸蚯蚓を食べてしまった人」って誰なんだろう?
8.田楽ティハイ・ヤマカガシ止め
…壮大な“田楽組曲”シリーズ、(あくまでオレの中で)第四弾!
(因みに、今までオレがプレイした田楽シリーズは、「総田楽の舞」、「田楽幻想」、「総田楽・第2」)
ティハイ、とはインド音楽の言葉で「3回繰り返す」という意味。
変則的に組まれた同じ手ごとを3回繰り返し、一番最後の音が小節のサイクルの丁度アタマにピタッとハマるのが実に気持ちイイ!
この曲には途中、「ティハイ・ゾーン」という部分があって、4人全員がユニゾンで凄まじい高速ティハイを打ち(吹き)まくる!
ちょっとでも間違えると、すぐお客さんにバレるんだ、これが…。
で、一噌さんの別曲に「ヤマカガシ」という曲があって、その曲の最後の「止め」の部分をくっつけたから、タイトルが「田楽〜△%×~●$?⇒◇※▽(あーもうめんどくさい…)」となったわけだ。
予定では、この曲の打楽器ソロで、吉見さんとオレの打楽器だけの掛け合い&ティハイ(SOMEDAYの“総田楽〜”でやった、2人で打ってて突然止まったりユニゾンしたりするアレ)を演るはずだったのに、本番で吉見さんが忘れてて出来ずじまい。…
んー!もったいない!
アンケートにも「アレをやって欲しかった」って書かれてしまった。
次回は必ずやりましょうね!吉見さん!
(アンコール)
☆.ずうたぁ
…More-1でもすっかりお馴染みの曲で、一噌さんの色々なユニットでも演奏されているスタンダード・ナンバー(たぶん…)。
ザビのメロが「ずうたぁ〜〜らららら…」となっているからというこの安易なネーミング。
これが一噌ワールド!!
というわけで、長いだけであんまり面白くない解説をだらだら書いた2日間だったが、LIVEはムチャクチャ面白かった!
今日のM.C.はオレが仕切らせてもらった為、一噌さんの○○○ギャグで会場がフリーズすることもあまりなかったし(但し、時折“瞬間冷凍”させられる場面もあったが)、土井さんや吉見さんにも色々喋ってもらって、助かりました。
皆様のお陰でとてもいいLIVEが出来たことを、本当に感謝してます!!
また、このメンバーでやりたい!!
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