ちょっと考古学

一介のアマチュアがやっている気軽な考古学です

考古学との出会い

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40年ぶりの古墳

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 今度の1月22日に行います「尼崎・伊丹の古墳めぐり」の下見会を昨年末の12月

11日に行ったことは、既に書きました。その中で水堂古墳は、40年ぶりに訪れたこ

ともお話をしました。まさかその当時は、40年後にこのような形で再びこの古墳を訪れ

ようとは、想像すらしておりませんでした。

 当時の思い出がつぎつぎと蘇ってくるとともに、今回の引越のお陰で思わぬものが出て

きましたので、書くことにしました。私事なのでやめようかとも思いましたが、何らかの

形で残しておくのもよいかと思い、書くことにしました。

兵庫県尼崎市の田能遺跡

 日本考古学を勉強しようと思ったきっかけは、1965年の田能遺跡の発掘現場に行った

ことは、前のブログに書きました。そしてそれが縁で、高校の地歴同好会に入ることになり、

クラブに昇格し、部長にならざるをえなかった経緯も述べました。クラブ活動を活性化させ

るために、夏休みに始まった田能遺跡の第6次調査に参加しました。

 今でこそ阪急六甲の駅から園田の駅までは、電車の便もよく、わずかな時間ですが、当時は

阪急六甲までまずバスで行き、そこから各駅停車に乗って、園田まで行き、そこからまたバス

に乗って、確か坪ノ口のバス停で降り、少し歩いて現場まで行くというものでした。

片道1時間半ぐらいかかったと記憶しています。発掘中に村川行弘先生や石野博信先生から伺

った周辺の遺跡も時間があるときには、できるだけまわることにしました。

それが水堂古墳だったのです。他にも上の島遺跡など多くの遺跡をまわりました。行動はいつも

岩見昭三君と二人でした。当時は考古学のことを何も知らず、ただただ見て回って、ノートに

書いていくというものでした。

田能遺跡の保存案コンクール

 田能遺跡の発掘に参加した後は、尼崎・西宮・芦屋・神戸などの遺跡を見てまわることが多く

なりました。私は理系のコースにいましたが、壇上重光先生のお薦めがあり、一度ならず考古学

に進むために文系に変わろうかと何度も考えました。いろいろと経緯があって、結局は理系に残

ることにしました。

 そんな折、顧問の田中久夫先生に呼ばれました。毎日新聞が田能遺跡をどう保存すればよいか、

という論文のコンクールがあるので、応募してみないかというお話でした。締切日を聞くと、あと

数日しかありません。急遽、岩見昭三君・戎野美明き君・楠元哲夫君と4人で1時間ぐらい討議

をしました。そして家に帰って、家族には何も話さないで、徹夜で論文を書き上げました。

 次の日にその原稿を持って、学校に行き、田中先生や他の3人に見てもらい、それでよいという

ことで、締切まであと1日しかないので、慌てて市電に乗って、神戸の中央郵便局まで投函しに行き

ました。

 その後すっかり応募したことは忘れていましたが、夏休みのある日、書いた論文がそのまま載って

いると尼崎の知り合いから連絡をもらいました。しばらくして毎日新聞社から、投稿した論文が特選

入賞したので、表彰式を行うという連絡がありました。尼崎の商工会議所で授賞式が行われ、友人と

一緒に参加し、楯と賞状そして入賞金をいただきました。また授賞式後には、パーティーがあり、そ

ようなものに出るのは初めての経験でした。入賞金は結構な金額でしたので、後輩達が続けて考古学

をやってほしいと願って、三角平板購入に充てました。

 私にとっては、この論文はもう専門的に考古学をやることはできないという思いを込めたものであ

り、また一緒に苦労をして部活動をやってきた仲間達との活動の記念碑です。

 


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