ちょっと考古学

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古墳めぐりのご案内

4月12日(日)に表記の古墳めぐりを行います。今回は、継体の宮を訪ねるシリーズの最後のものとな

ります。乙訓宮と深い関係が推察される物集女車塚古墳を中心にした向日丘陵の古墳めぐりです。

物集女車塚古墳は発掘調査によって、石棺内から金銅製ガラス玉付冠が検出され、豊富な副葬品が埋納さ

れていことから、年代も併せて考えますと乙訓宮を強力に支えた人物であると考えられます。また石棺自

体も変わった形態のもので、石材も播磨の高室石と二上山牡丹洞付近の石材という2種類の石材を使った

非常に変わったものです。このような異質な点を細かく考えれば、物集女車塚古墳の性格と深く関連する

乙訓宮そして継体のこともより鮮明に理解できます。

また向日丘陵には、古墳時代初頭の元稲荷古墳、五塚原古墳、寺戸大塚古墳、今は消滅しましたが妙見山

古墳など、前期のそうそうたる古墳があります。元稲荷古墳の前方部からは、吉備の都月型の特殊器台と

特殊壷が出ていますし、五塚原古墳は箸墓古墳とそっくりな撥型に開いた前方部をもつ前方後円墳で、ま

た有名な寺戸大塚古墳から数少ない三角縁仏獣鏡が出土しているなど興味深い古墳ばかりです。

墳丘のごく一部が現存している妙見山古墳は、これらの古墳の中では最大の規模で、何よりも竪穴式石槨

内にあった石棺は、長持形石棺の祖型と考えられるもので、その点でも極めて重要な古墳です。

これらの古墳も併せて見学する古墳めぐりです。

写真は、当日見学します物集女公民館前にある石材です。流紋岩質凝灰角礫岩質溶結凝灰岩で、兵庫県高

砂市の伊保山の石だと思われます。綺麗に面取りが施され、石棺材か石室材の一部と考えられています。

ご興味のある方は、考古文化研究会のHPの表紙にございます「古墳めぐりのお知らせ」をご覧くださ

い。古墳めぐりの要項と申込みフォームがございますので、それでお申し込みください。

考古文化研究会のHPは

http://www7.ocn.ne.jp/~kobunken/

です。

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