広山直美堂本舗

★旅(世界旅行&街・銭湯巡り)ライター。東京新聞連載では一眼レフ撮影も♪銭湯&商店街、バックパック1人旅、タイドラマ&音楽好き★

出版業界研究所

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【画像】ジャン=オノレ・フラゴナール「読書する女」(c.1776)

こんにちは*広山直美です。
本日は「出版業界研究所」の第8回目。

このコーナーでは、
子どもに関わる書籍のNEWS、出版界の動きなどなど
「出版業界情報」の話題を提供していきます。

第8回目は、先日民事再生法の適用申請をした中堅出版社・草思社について、
そして出版業界の危機的状況についてのニュースをお届けいたします。

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【出版業界もはや危険水域 草思社だけでない「倒産予備軍」】

『声に出して読みたい日本語』『間違いだらけのクルマ選び』などの
ベストセラーを出してきた草思社が経営破たんに追い込まれた。

長引く出版不況のなかで多くの出版社は体力を消耗、
出版点数を増やし続ける「自転車操業」状態に陥っている。
草思社の経営破たんは出版業界が陥っている「危機」を象徴する出来事なのだという。


■「昔はあった数十万部売れる書籍がなくなってきている」

草思社は2008年1月9日、東京地方裁判所に民事再生法の適用を申請した。
負債総額は約22億5000万円。

業績不振や有利子負債が経営を圧迫したためで、
同社は不動産を売却し07年12月中旬には本社を移転。
同12月末にはWebマガジン「Web草思」の運営をやめていた。

同社によれば、すでに書籍の出庫を停止しているが、
08年1月10日までに10社近い企業が支援に名乗りを上げており、
営業を08年3月に再開することを目指しているという。

同社は1968年に設立。
『間違いだらけのクルマ選び』を76年から30年間にわたって発行していたほか、
『声に出して読みたい日本語』(01年)『清貧の思想』(92年)
といったベストセラーを多く出しており、
07年12月には北朝鮮に拉致された横田めぐみさんの母・早紀江さんの発言をまとめた
『めぐみへ 横田早紀江、母の言葉』を出版したばかり。
そういったこともあり出版業界にあたえる「衝撃」は計り知れない。

草思社編集部はJ-CASTニュースに対し、
162万部のミリオンセラーを記録した『声に出して読みたい』以降
「50万部を超える書籍が出版できなかった」と話しているとのこと。

「ミリオンセラーと『売れない書籍』の"格差"があり、
昔はあったはずの中間層の数十万部売れる書籍がなくなってきている。
ここ数年、それが出せなかったことが(経営破たんに)直接的な影響を与えたと考えている。
また、新書や文庫本といった『安くてコンパクト』な本が今求められているのに、
単行本だけを出していたことも時代の逆を行ったかたちになる」

一方で、同社編集部の担当者は
「環境のせいにするわけではないが出版業界が厳しくなってきているのは肌で感じた」
とも漏らしているという。


■業界に与える心理的影響は大きい

最近では自費出版大手の新風舎が08年1月7日、
約20億円の負債を抱えて民事再生法の適用を申請したばかり。

04年には大手書店の青山ブックセンターが民事再生法の適用を申請するなど、
2000年以降は、中小出版社や書店の倒産・経営破たんが目立ってきている。

ただ、草思社は中堅出版社でもミリオンセラーを出せる出版社と見られていただけに、
経営破たんが出版業界に与える影響も小さくはなさそうだ。

「まさかと思った」と話すのは出版ニュース社代表の清田義昭氏。
同氏は「草思社の民事再生法の適用申請が出版業界に与える心理的影響は大きいと思う。
中堅の出版社は今ではどこも厳しいため、この現象が広がる可能性もある」と指摘する。

しかし清田氏によれば「出版不況」は
根本的に大きな問題を抱えているようなのだ。

「96年をピークに出版業界の売り上げは縮小し、
返品率は40%にまでなっているのにもかかわらず新刊点数はここ数年増えている。
これは、出版事業が『自転車操業』的になっている現われで、
出版社は出版活動について足元を見なくてはいけないと思う」

「自転車操業」とは、業績悪化を受けて新刊点数を増加させ増収を試みるが、
売れないために返品が多くなり、さらに業績が悪化して、
また新刊点数を増やすという「負のスパイラル」のことだ。

また、ある業界関係者は
「自転車操業で出版業界に出口はなくダメな業界になってしまった」と話しており、
出版業界は深刻な状況に陥っているようだ。

(1月10日19時55分配信 J-CASTニュースより)

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★直美のコメント★

末席ながら、出版業界に
ライターとして関わらせていただいている私にとって
このニュースは大変考えさせられるものでした。

と、同時に驚いたのが草思社は
社員がわずか33人であったということ。
それだけの規模の会社で、タイトルを聞けばすぐわかるヒット作を
あれだけの量、出していたということに衝撃を覚えました。

そして私が思ったのは
「焦ってしまったのかしら・・・?」ということ。

始めは、小さな規模で良書を出す、そして時にそれがヒットとなる。
そんな出版社だったように思います。

それが、ホームランを何本か打ってしまった。
その成功体験が忘れられずに
「次も!」
「次は!!」
「次こそは!!!」
と出版と巨額を投じた宣伝を繰り返し自ら「負のスパイラル」に
陥ってしまったのではないかと。

つまり焦って「等身大」以上に
規模を広げようとしすぎたのではなかろうかと
「業界末席」の私は稚拙な想像を繰り広げるのであります。

上の記事では「出版業界の不況」についても
語られていますが、そんな業界にいる私が
ライターとして思うことは

「使い勝手の良いライター」になろう!

と、いうこと。

私は実を言うともともと
原稿料を多く欲しいとか、ヒット作を書きたいとか
思ったことがありません。

ただただ、こうしてライターとして
ものを(しかも大好きな子供&旅、銭湯についてを)
書かせていただいていることが嬉しくて嬉しくて、
原稿料なんて全くどうでもいいことだったりします。

職業人、社会人として上の発言は
きっととても良くないんだろうなあ・・・とは思いますが。

でも、本当に
大好きなことを「書く」お仕事ができること。
それだけでもう幸せで、私の中では完結してしまっているのです。

「あれも欲しい!これも欲しい!」の
自他共に認める「欲張り」な私ですが、
私の場合の欲しいものって、お金とか物とかではなくって
「好きなことを書く機会」だったり(だから売り込みは精力的に行います)
「好きなときにふらりと旅に出る」ことだったりするんですよね。

大好きな「子供、旅、銭湯」このことを
書けるなら、もうそれで十分幸せ。

そして気ままに旅ができれば、
人生もう大満足!

こんな私が「不況といわれている出版業界」に出来ることって
「お買い得なライター」になれるようスキルを磨くこと、でしょうか。

有名な高いライターさんに頼まなくても
広山直美に頼めば「安くて良いもの」が返ってくる!
・・・そんなライターに、私はなりたいです。

今のところ自分の「ページ単価」は自分で決めたものではないし、
平均的な価格がいくらなのかも考えたことないけれど
もし平均値が公表されて、自分で価格を決められるのなら
私は「3割4割あたりまえ!!!」な
秋葉原並みのバーゲン価格ライターになりたい。

以前ライターになってばかりの時
この話をある脚本家の方にしたら
「自分を安売りするもんじゃない!」と言われたものですが、
私ってそういうプライド、ないみたい。

安くてケッコー♪
「早い!うまい!安い!」
そんな、牛丼やさんみたいなライター。
ソウイフヒトニ、ワタシハ ナリタイ・・・のでございます*

もし私の「広告」を作るとしたら
上のキャッチコピーにしようっと♪

おっと、でもその前に「うまい!」ライターになるために
日々精進しなくては、ね*

目指せ!「秋葉原&牛丼」ライター!


広山直美

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興味深く拝見させていただきました。一度に読み切れないのでお気に入りブログにさせていただきます。

私は子分肌なので企業に所属しつつライターをやっています。私は給料も大事ですが、それより大事なのは取材する側におさまって客観視するのではなく、自分のアイデアを相手に伝えて、まちおこしや企業の広報戦略に役立ててもらう、時には一緒に取り組むといったことが大好きです。ある意味ライター業は挨拶程度、その後取材対象者がクライアントになって世の中のニーズ、役に立つことを一緒にやらせてもらう、ということをゴールにしています。社内では結構脱線気味なときもありますが、売上げになればオッケーなので楽しいわけです。書くこと以上に楽しいことを見つけた気分です。

2008/5/28(水) 午後 5:26 [ ブルーベリー ]


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