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こんにちは*広山直美です。
本日は出張取材の宿泊施設についてお話いたしますね。
出版不況と言われる今日では、取材をした老舗旅館や一流ホテルに泊まるのは稀。
たいていは編集者さんから「一泊1万円以内でお願いします」等ご要望を伺って
予算内におさまる宿を探すことになります。
その「宿を探す」のは主にライターの役目。
取材に出発する前に、各種ガイドやパンフ、サイトとにらめっこしながら
まだ見ぬ地に思いを馳せつつ、情報や写真をじっくり見極めて
「いかに経費を抑え、かつ満足行く宿を見つけるか」が腕の見せ所となります。
実を申しますとわたくし、
「安くて良い宿」探しは特技と言っても良い位。
国内外問わずお仕事をさせていただいた編集者さんには必ず
「経費が昨年より大幅に減った!」と驚かれ、かつ喜ばれる
エコノミーなライターなのでございます*
しかし。
思い返せば。
かつては宿選びに失敗したこともございました。
お仕事イコール ビジネス、経費は安ければ安いほど良いわよね…と
安直な発想のみで熟慮せずにセレクトし、
始めて某地方都市の「激安ビジネスホテル」に泊まった時のショックは未だに忘れられない程。
無機質な空間にただぽつんとあるベッド。
お世辞にも趣味が良いとは言えないベッドカバーにカーテン。
無いほうがマシな、安っぽさを演出するだけの「造花」の花瓶。
さらにバスルームからそこはかとなく漂うのは、何と下水の臭い(>_<)
極めつきが、エロエロチャンネルの広告の束!
今思うと情けない話ですが
私は部屋に入った途端、何とも言えず虚しく哀しく悲し〜くなって
その夜は一人ひっそり、さめざめと泣いたものでした(T-T)。
あれから5年。
ライターとして多数のホテルや宿を取材するうちに
段々と「宿選びのポイント」が自分の中に確立されていき
実物を見なくても事前の情報だけで、施設のイメージがわく様になりました。
と、同時に
ライターのお仕事を通して得た数々の経験や
趣味である「ビンボー旅行」での様々な安宿体験から
ちょっとやそっとでは驚かない「耐性」も出来てまいりました。
しかしながら、前者は良い傾向としても後者はよくよく気をつけないと
「耐性」が出来過ぎて、どんな宿でもオッケーっす!みたいになってしまうと
あまりに酷い宿を選んで同行のカメラマンさんや編集者さん達にご迷惑かけちゃうよね、
気をつけないとなあ〜と、しみじみ思う
出張取材の一夜なのでした。
広山直美
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