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こんにちは*広山直美です。
「バンコク滞在記」第2回目をお送りさせていただきます。
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バンコク滞在記・第2回
【王様と「ぼくの宿題」】
タイ、バンコク。スワンナプーム国際空港。
夏のバケーションシーズンに突入している為か、
深夜でありながら、旅行者が列を成す、イミグレーションカウンター。
上部に設置されたディスプレイには
「エアポートバスは6月1日より廃止されました」との告知、
そして、タイ王国をテーマにしたドラマ形式のショートフィルムも流れている。
後者の内容を、簡単に私流にシナリオ化すると…。
[タイトル:「王様と、ぼくの しゅくだい」]
■シーン1/タイの小学校、教室内。
窓の外には、校庭に掲げられた国旗と王室の紋章旗がはためいている。
黒板の前で、優しそうな女性教師がにっこりと微笑みながら
教師:「では、皆さん、宿題を忘れずにね」
生徒一同:「はあ〜い!!!」
■シーン2/学校からの帰り道。
宿題の書かれたノートを見つめながら路地を歩く、坊主頭で半ズボンの制服姿の少年。
少年:「王様は『誰に』愛されていますか…かあ〜」
と、ポンと軽く足元の小石を蹴る。
小石が転がっていった先にある商店を、ふと見やる少年。
そこは、タイの路地裏に何処にでもあるような雑貨店。
古いタイ式建築の店内に並ぶ、生活雑貨やお菓子、おもちゃ。
笑顔で商いをする初老の夫婦の姿。
店の上部には、それらを見守るように王様のお写真が飾られている。
周囲を見渡せば、どんなお店にも似た光景が広がっている。
その脇を通り過ぎていくトゥクトゥク。
狭い車内に、少し色あせた、王様のお写真。
そこに供えるようにぶら下げられた花飾りが揺れている。
大通りには、大きな王様の肖像画が掲げられている。
行きかう人が、老若男女、手を合わせ、希望に満ちた目でそのお顔を見つめる。
■シーン3/少年の家の前。
帰り道に出会った人々のことを思い出している少年。
少年:「王様は・・・」
彼の脳裏に、商店のおじいさんおばあさん、真っ黒に日焼けしたトゥクトゥクの運転手、
手を合わせるたくさんの人達…帰り道に出会った一人ひとりの顔が浮かぶ。
少年:「王様は・・・」
ハッと気づいた表情の後、明るく笑って言う。
少年:「王様は・・・そう!『みんなに』愛されているんだ!」
にっこりと微笑み、弾むような足取りで元気に家の中へと駆け込む少年の後姿。
おしまい
(少々、脚色あり)
順番待ちのさながら、そんなショートフィルムを見ていると
「ああ、タイ『王国』に来たんだなあ」と、
改めてしみじみと感じる。
キングダム・オブ・タイランド。
又の名を、アメージング・タイランド(タイ政府観光庁のキャッチフレーズ)。
今回の旅はどんな「アメージング」な出来事が
待っているのでしょうか?
「ネークスト!」
面倒くさそうに呼ぶ、イミグレ職員に促されて、
さあ、いよいよ入国なり。
つづく
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広山直美 |
直美@バンコクライフ
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