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こんにちは*広山直美です。
「バンコク滞在記」第6回目をお送りさせていただきます。 ******************************************** 「イッツ チーペスト ルーム!オンリー 180バーッ」。 ややくすんだ蛍光灯の下、日焼けした顔の白目だけが妙にくっきり見えるイガグリ頭のスタッフが言う。 「マイチャイ『チーペスト』、チャイマイ? ティーニー 『ダブルルーム』カー. チャン ヤーク パック『シングルルーム』カー!」 (チーペストじゃないでしょ?ここダブルルームだもの。 私は、シングルルームに泊まりたいの!) 深夜のバンコク、カオサンエリア。 世界中からバックパッカーの集まるこの地で、ただ今、私は宿の料金交渉中。 久々に使用するタイ語に、所々英語を交え、少しでも安い部屋に泊まるべく「仁義なき闘い」の真っ最中である。 「チャン ルー ニーゲーハオ ミー ホーング ワン ラ ロイイーシップバーッ、カー!」 (私、この宿に一泊120バーツのお部屋があるの知ってるもの!) 「…オーケー、OKクラ〜ップ」 (…わかった、わかったよ〜) 日本人と見るや、なるべく高い部屋に通そうとするスタッフに 「下手なタイ語も話せばわかる!!」作戦にて対抗し、 提示額から60バーツ安い、本当に『チーペスト』な120バーツシングルルームを無事、確保した。 その差、日本円にして僅か約180円。 「貴女はそんな額の為に交渉を…」と、家族が知ったら情けなさに号泣されそうな場面ではあるが 私にとっては何とも嬉しき一勝なり! 部屋に入るなりバックパックを抱えたまま、ベッドに勝利のダイビング(^^)v! そのままごろんと横たわり淡いグリーンの天井を見上げ、ほっと一息つきながら トルストイが著作『アンナ・カレーニナ』で述べた言葉をふと思いだした。 「幸福な家庭はどれも似たものだが、不幸な家庭はいずれもそれぞれに不幸なものである」。 これを安宿に例えるならば 「高級ホテルはどれも似たものだが、安宿はいずれもそれぞれに個性的なものである」。 そしてその個性こそが、安宿の最大の持ち味であり、 私を惹き付けてやまない魅力なのだ。 〜つづく〜 |

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