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伊坂幸太郎の本です。書店でよく見かけていましたが、いつもスル―していたので、今回時間があったので読んでみました。
この本は大学に入学して出合った5人の男女の大学生活の物語です。私もちょうど大学三年生で共感しながら読むことができました。
ボーリング場でホスト礼一と純にからまれ、大金をかけ勝負をしたり、合コンをしてみたり、麻雀をやってみたり、プレジデントマンと呼ばれる変わった通り魔と遭遇したり、汚い大人の仕組まれた超能力対決に全力で立ち向かったり、普通に長野県で大学生活をしていたら経験できないようなことばかりで少しうらやましいなと思いました。
でもそんな華やかなイベントの裏で、戦争のある世界を変えようと意味のないことに夢中になって周りから遠巻きにされる西嶋、事故に巻き込まれ片腕を亡くし苦悩する鳥居、鳥瞰的人間としょうされ冷たいといわれながらも周りの人に影響されて徐々に変わっていく北村、超能力を持ち無口だけど人のことを人一倍考えてしまう南、際立った美貌を持ちながらも誰とも付き合わずそっけないが実は見た目も悪い性格もいいとは言えない西嶋に思いを寄せる東堂たちが苦悩しながら生きている様子はいろんなことを考えさせられました。
大学生活は今しかなく今しかできないことがたくさんあります。私はできるだけやれることはやっていますが、それでも将来への道が見えず不安になることがあります。でもそういったことに悩むことが大学生そして人間なんだって思いました。
本の中で人間を二分するのに近視眼的人間と鳥瞰型人間と分ける場面がありました。私は目の前にあることに全力で取りかかることが苦手で、遠くから俯瞰してしまう鳥瞰的人間に分類されると思います。また、大学生活を二分する場面ではとにかく楽しければいいという先のことを考えない人間と、知識を頭に詰め込んで自分はほかの人と違うんだって考える人間がいるっていう場面があります。それを読んで私も楽しい大学生活を送ろうとしているけどでも心のどこかでやっぱり自分はほかの誰方は違うんだって思ううぬぼれた部分があることにきづきました。固定されてしまっていた観念を変えることができたらいいなと思いました。この本を読んで自分が思っている常識がひっくりかえるようなそんな経験をしてみたいと思いましたね。
とても面白くどんどん読める本でした。
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