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《南東から北西に連なる波状雲》

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(8月29日、正午撮影)

◇◇◇◇◇

 間もなく防災の日。関東大震災から96年目でもある。1923年9月1日の午前11時58分、南関東(東京)は未曾有の大地震に襲われた。

 この大地震には予兆があった。1921年の12月8日には茨城県南西部を震源にM7.0の地震が発生した。翌1922年4月26日には浦賀水道付近でM6.8の地震があり、5月9日にも茨城県南西部でM6.1、さらに1923年1月14日にM6.1と大きな地震が相次いでいた。5月下旬になると房総半島沖から鹿島灘にかけて群発地震があり、6月2日にはM7.3と6.9の大地震が連続して津波まで引き起こしている。

 地震だけではない。暴れ馬でケガ人や、夫婦喧嘩、子供の夜泣きといった当時では珍しい話題が連日、新聞紙上を賑わせていた。それも後出しではない。ほんの数日前の出来事である。

 そして9月1日、西日本(九州地方南部)に上陸した台風が日本海へ抜けて新潟沖を通過した。朝から蒸し暑い。南関東各地は異様な積乱雲に覆われ至る所で雷鳴が轟いていた。

 雲が切れた。初秋らしからぬ真夏の日射しが戻った。昼食の支度に合わせて火を炊かねばならない。阿鼻叫喚に至る轟音は釜戸に薪をくべるべく最悪の頃合を襲った。火を消す暇などまるでない。被害は有史以来最大となった。

 東日本大震災から8年。まだ歪みは抜けきっていない。地震も火山噴火も頻発している。日本列島に安全な場所など一つもない。それも、一番心配なのは、やはり首都・東京だろうか。

 日本では、人、物、金が東京一極に集中する。首都圏には全人口の3分1が集積し経済規模たるやGDP比で200兆円を超える。しかも東京だけで94兆円に達し、これは総人口の1割で日本のGDP(約500兆円)の2割を稼ぎ出していることになる。1923年とは次元が違う。東京の崩壊イコール日本の終焉にも繋がってしまうのだ。

 回避策は只ひとつ。脱出以外にはあるまい。それも地方移住などではない。あくまで遷都だ。政府省庁が動けば企業も動く。職場が移れば人も移る。人が移れば地方は活性化する。地方が豊かになれば、もう怖いものは何もない。東京なんてただの田舎に過ぎない。大地震の一つや二つで日本国はびくともしない。

 かつて福島県の阿武隈地方は首都機能移転の最有力候補地だった。花崗岩に覆われた地形は頑強で、歴史的にも大地震で被災した形跡すらない。あいにく東日本大震災による原発事故で立ち消えにはなったものの、もし311さえなければ日本の首都(移転先)として決定していた可能性が極めて高いのだ。

 ならば、もう一度、原点に帰って検討してみてはどうか。国会議事堂(首都機能)の移転は窮極の公共事業でもある。何事にも万全を期さねばならない。結果として、人、物、金の回帰に加え除染も進む。なにより国会議員が住むなら、そこはもう安泰ということだ。

◇◇◇◇◇

 冒頭の波状雲は、秋の現れか、磁場に起因するのか、ほぼ南東からから北西にかけて滞留していた。飛行機雲の生成する気象条件にはない。このところ南西諸島から青森東方沖まで、M5からM6のやや強い地震で賑わっているが、、はて??

◇08月24日、石垣島近海、M5.2
◇08月24日、福島県沖、M5.5
◇08月29日、青森県東方沖、M6.1
◇・・・・・・

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