新ベンチャー革命

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新ベンチャー革命2010年3月7日 No.85

タイトル: なぜ、日本人エリートは米国戦争屋ボスに弱いか

1.政権交代で露わになった日本人エリートの構造的欠陥

 昨年夏の政権交代によって、露わになった日本の病根、それは戦争屋ボス・デビッドRF(検閲回避のため記号化)にひとひねりされる政官財の日本人エリート(悪徳ペンタゴン含む)の不甲斐ない姿です。日本人エリート(実は似非エリート)がなぜこうもやすやすとデビッド率いる戦争屋ジャパンハンドラーに操られ、いっこうに、そのことに気付かないのか、それについて考えてみます。

2.マネジメントの天才:デビッドRF

 本ブログにてデビッドRF時代の終焉が近付いている兆候を前回、取り上げました(注1)。しかしそれにしてもデビッドがこの50年間に構築した戦争屋覇権はアイゼンハワー大統領が危惧したとおり想像を絶する巨大悪徳モンスターと化して日本国民に多大な苦痛を与えています。もっとも、それにすら気付かない能天気日本人もいますが・・・。デビッド率いる戦争屋はCIAを先兵にして世界中にいくつも属国をつくりましたが、その代表的成功モデル(ただしデビッドにとっての成功モデル)がわれわれの住む日本でした。なぜ成功したか、ひとこと、戦争屋と対峙する日本人エリートがあまりに不甲斐なかったからでしょう。

 デビッドはある意味、マネジメントの天才なのかもしれません。そこで、対日マネジメントを含む、彼独特のマネジメントの手口を分析してみます。

3.経営者というよりも理論を実践する知識人

デビッドRFの特徴は銀行家、あるいは経営者というより、経済学博士号をもつほどの知識人である点です。彼に影響を与えているのは有名な経済学者ヨーゼフ・シュンペンターのようです。

 彼は知識人を自認するだけのことがあって、シンクタンク活用が非常にうまい。たとえばCFR(外交問題評議会)というシンクタンクを事実上私有化し、全米のみならず世界中からトップ頭脳を集めて戦略を練らせます。彼は目ぼしいシンクタンクの有効活用に湯水のごとくカネを使いますから、そこに自然と優秀な頭脳が集まるのです。そしてその頭脳を利用するのが大変うまいのです。

デビッドは信頼できるシンクタンクに立案させたおのれの戦略を実行するため、米国連邦政府の政治に介入し、その国家機関をフルに活用します。そのために、大統領選挙の際、目星をつけた候補者に多額の献金を行うのみならず、配下のマスコミを活用して大衆操作を行います。そして、おのれの支援した候補者が大統領になると、その政権重要ポストに自分の子飼いの人材を送り込んで、政権を自分の思い通りに動かします。

こうして米国において国民のための民主政治が巧妙に、デビッド私益のための私物化政治に歪められます。政権支配によって得た利益を再び、シンクタンクや政治に再投資していき、最終的には米国という国家を思うままにマネジメントするのです。

4.マスコミ操作を重視

 民主主義体制の国家・米国では、国民の選挙で時の政権が決定されます。そこで、選挙権を有する国民の価値観を操作することが極めて重要となります。そのためでしょうか、デビッドはマスコミ支配に極めて熱心です。

 RF家はRCAおよびNBCを創業したデビッド・サーノフ家と親しく、NYマンハッタンのRCAビルとRFセンタービルは隣同志です。デビッドが昔からメディア利用に長けているのは無理もありません。米国メディア界の大物・ルパート・マードック、テッド・ターナー、サムナー・レッドストーンなどは、デビッドRFと水面下にて個人的交流を持っていると想像されます。

 現在の米国において、新聞、テレビ、映画、音楽の業界は彼ら大資本家のメディア王によってことごとく支配下に置かれています。彼らの頭痛の種は、ネットの世論操作がうまくできなくて往生している点です。日本でもネット世論が大手マスコミを追い込むようになってきています。米国のメディアはすべて民間経営となっており、広告主の意向に強く左右されます。そこでデビッドは、広告主である企業経営者とコネクションを築けば、広告主を介してマスコミに圧力をかけるのはいとも簡単です。

 日本においても電通、読売のみならず大手マスコミはことごとく時の米国支配層デビッドに極めて従順です。

5.国家諜報機関の公私混同的活用

 デビッドの強みは何といっても米国の国家諜報機関CIAを掌中に収めている点です。CIAの諜報員に秘密工作資金を豊富に与えれば、あらゆる工作活動を行うことが可能です。その結果、CIAの謀略工作部門はデビッドの事実上の私有機関といってよいでしょう。歴代のCIA長官はことごとくデビッドの息がかかっているとみて間違いありません。CIA長官経験者の出世頭が、パパ・ブッシュ元大統領です。ブッシュ親子ともデビッドの傀儡と考えて間違いありません。

 CIAは米陸軍の軍事諜報部隊と連携して世界各国で諜報活動を行っています。日本においても同様です。彼らは、日本の公安調査庁や検察庁特捜部門や防衛省諜報部隊などと協力して、日本の反米知識人や反米政治家をリストアップしてデータベース化しているでしょう。彼らからマークされた人物は常時、監視されます。たとえば、民主党小沢氏のように彼らから攻略ターゲットとして狙われたら最後、徹底的にスキャンダル情報を収集され、必要に応じて、それをネタに失脚工作が行われます。このような工作は日本に限らず、米国内および米国の属国で普通に行われています。

 デビッド私有のCIA工作対象は日本人に限らず、米国大統領ですらもその対象であって、JFK(ケネディ)、リチャード・ニクソン、ビル・クリントンなどはその被害者です。オバマも今、厳重な監視下におかれているでしょう。

6.独裁権力の黒幕化

 デビッドの特徴は、世間に注目されるような高い地位につかない点にあります。彼の人生哲学は、名より実を獲ることに徹しています。デビッドは米国の事実上の独裁者といって過言ではありませんが、黒幕の立場を堅持しています。民主主義国における独裁権力者のモデルといってよいでしょう。独裁支配主義と民主主義は本来、相容れない概念ですが、権力の黒幕化によって、民主主義国の事実上の独裁権力者であり続けているわけです。その結果、国家の大統領も、デビッドが事実上私有する大企業のCEOも黒幕にコントロールされる傀儡に過ぎないのです。国家の権力組織にも、大企業の経営組織にも、またその株主にも表だってデビッドの名前が出てくることは一切ありません。

7.権力組織の人事権を一手に握る

 米国における大統領候補者、政権の閣僚、大企業のCEOなどの重要人事を一手に握るのがデビッドの特徴です。国民選挙で選ばれる大統領のみは自分が指名できないので、予め目を付けた候補者を当選させるため、あらゆる選挙対策を行います。そのための選挙費用をいくらでも使います。もしデビッドの息がかからない大統領が登場し、彼の戦略に妨げとなったらただちにCIAを使って失脚させます。たとえば、ウォーターゲイト事件で失脚したニクソン大統領が、その例です。

 米国連邦政府要人はことごとく、デビッド私有のシンクタンクCFRのメンバーから抜擢されます。したがって、デビッドがいかなる犯罪を犯しても絶対に逮捕されることはありません。まさに超法規的存在です。

8.デビッドRF:日本に出現したことのない独裁権力者タイプ

 日本の歴史において過去、登場した独裁権力者として、昔の天皇や幕府将軍などが挙げられます。しかし彼らは、黒幕ではなく、国民にみずから権力者であることを誇示してきました。戦後、民主主義国家となってからは、日本の公的な最高権力者は総理大臣でしょう。日本の総理大臣は米国の大統領に相当します。しかしながら、前述のように米国大統領には、デビッドのような黒幕が控えています。黒幕は必要に応じて、大統領を失脚させることができるし、JFKやリンカーンのように暗殺することもできます。

一方、日本の総理大臣には、デビッドRFに相当する黒幕は、少なくとも日本には存在しません。いてもせいぜい総理大臣経験の御意見番OBくらいです。読売ナベツネは黒幕呼ばわりされますが、彼は戦争屋のエージェントに過ぎません。かつて失脚させられた田中角栄元首相は、デビッド率いる戦争屋(キッシンジャー含む)に失脚させられたのです。加害者は日本の黒幕では決してありません。ちなみに田中角栄を逮捕した東京地検特捜部は戦争屋のロボットに過ぎません。

9.デビッドRFタイプの権力者に免疫のない日本人エリート

 上記のように、確かにデビッドRFタイプの黒幕型独裁権力者は日本の歴史上に出現していないと思います。そのため、日本人エリートにはそのような権力者に対する免疫力も対応力も一切備わっていないのです。

 だからこそ、日本の代表として、そのような想像を絶する米国権力者に対峙しなければならない日本人エリートは簡単にひとひねりされてしまうのではないでしょうか。

10.次期戦争屋ボス候補のジェイRFはデビッドとは違うタイプ

 前回ブログ(注1)にて、近未来、デビッドRFに代わって、ジェイRFが戦争屋ボスになるのではないかと筆者は予測しました。それではジェイはデビッドと同様、黒幕型独裁権力者となるのでしょうか。1992年、ジェイは一度、民主党大統領候補になっていますが、予備選でビル・クリントンに敗れているようです。このことから、ジェイは必ずしも黒幕型独裁権力者タイプではなさそうです。

 ちなみに、一説によれば、ジェイにとっては父の仇・デビッド(ジェイの叔父)が、ジェイを絶対に大統領に就任させないようにするため、あえて、デビッドの兄ウィンスロップの隠し子・クリントンを担ぎ出したとのこと。無名だったクリントンを大統領にするのに、どれだけおカネを使ったのでしょうか。

 さて、近未来、デビッドが亡くなれば、ジェイみずから大統領(ただし傀儡ではない実権ある本来の大統領、すなわちJFKの目指した理想的大統領像)を目指すのかもしれませんが、彼は無念にもすでに70歳を超えています。どのような戦争屋ボスとなるのでしょうか。

注1: 本ブログNo.84『いよいよ米国戦争屋の覇権交代が実現するのか』2010年3月6日
http://blogs.yahoo.co.jp/hisa_yamamot/10034656.html

ベンチャー革命投稿の過去ログ
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-Oakland/1386/melma.htm

テックベンチャー投稿の過去ログ
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-PaloAlto/8285/column-top.html

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