新ベンチャー革命

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新ベンチャー革命2009年10月11日 No.34

タイトル: オバマにノーベル平和賞:戦争屋=CIAへの挑戦状

1.祝:オバマ米大統領へノーベル平和賞

 2009年10月9日、米国オバマ大統領へのノーベル平和賞受賞が決まりました。まさか現職の新任大統領が早くもノーベル賞をもらうとは意外でした。授賞理由は、予想されたとおり、今年4月、チェコにてオバマの行った核廃絶宣言です。過去、米大統領がここまで明確に核廃絶を打ち出したことはなく、まさに画期的宣言でした(注1)。しかしながら、オバマはまだ実績を出しているわけではないので普通はノーベル賞の対象にならないはずですが、今回特別であり、この決定は、元々欧州発であるノーベル賞という世界最高のブランド賞に対する利用権限を強めた欧州寡頭勢力がいかにオバマの核廃絶方針に期待しているかを如実に物語っています。

2.オバマの足を引っ張った日本の親CIAの害務省

 世界最大の核保有国である米国の大統領が核廃絶宣言するのも奇異な話ですが、かろうじて世界覇権国の位置に留まっている米国大統領の口から“核廃絶”が飛び出したことは何をさておいても大評価すべきです。ところがどっこい、彼の核廃絶宣言に対し、世界唯一の核被爆国である日本の外務省はオバマ宣言を支持する声明すら出していません。否、それどころか、オバマの足を引っ張っているのはナナナント!わが日本の外務省(政権交代前)だったのです(注1)。まさに日本国民にとって害務省です(笑)。

 世界唯一無二の核兵器被爆都市、広島や長崎の市民は怒り心頭です。いったいどうなっているのでしょうか。なぜこんなおかしなことが起きているのか、それは、今年8月末の政権交代まで、自公与党の日本政府(外務省含む)はアンチ・オバマの戦争屋=CIA(軍産複合体米国覇権主義者、デビッド・RF系*)べったりだったからです。オバマの核廃絶宣言とは、実は“戦争屋=CIAへの挑戦状”だったのです。これまでノーベル賞を闇で仕切ってきた世界的寡頭勢力が早々とオバマにノーベル平和賞を与えることによって、彼らが本気で戦争屋=CIAに挑戦宣言したことを意味します。その意味で、このニュースは極めて重要であると思います。

3.世界覇権の交代が読めていない害務省

 さて世界的寡頭勢力は年1回、世界各地でビルダーバーグ(BB)国際会議(非公開)を開催していますが、そこにあつかましく加わってきた戦争屋ボス、デビッドRF(*)系の過激勢力(ネオコン、イスラエル好戦派含む)の軍事的世界覇権の横暴(泥沼のイラク戦争含む)に強い批判が湧き起こったのが、2006年6月のオタワBB会議でした(注2)。その結果、オタワBB会議終了後、戦争屋の牛耳るブッシュ政権に、戦争屋と対立する銀行屋(米欧国際金融資本オーナー)から、ゴールドマンサックスのヘンリー・ポールソンが財務長官として、無理やり押し込まれました。つまり米国連邦政府の金融財政の支配権が、戦争屋から銀行屋にパワーシフトされ始めたのです。

 さらに2008年後半以降の世界同時金融危機露呈(仕掛けられたくさい)によって、デビッドRF(*)系金融機関が致命的打撃を受け、戦争屋=CIAの弱体化が決定的になっています。そして今回、アンチ戦争屋=CIAのシンボル、オバマ大統領のノーベル賞受賞こそ、世界的寡頭勢力(BB会議メンバー)の主導権が欧州寡頭勢力(銀行屋を構成する中核勢力)に完全に移ったことの証(あかし)です。害務省官僚たちは、この変化に気付いていないか、気づいていてもどうしようもないか、そのどちらかです。

 いずれにしても、鳩山新政権は、外務省を含む日本政府官僚のうち戦争屋=CIAに洗脳されてきた連中を総取っ替えすべきです。

4.ノーベル平和賞と日本の非核三原則の欺瞞

 ところで、ノーベル平和賞で思い出すのが、1974年にノーベル平和賞に輝いた佐藤栄作元首相(安倍元首相の大伯父、祖父岸信介元首相の弟)です。その授賞理由は、同氏が日本の“非核三原則”(日本は核兵器を持たない、作らない、持ち込ませない)を宣言したからです。この非核宣言は、ある意味、オバマの非核宣言とよく似ています。したがって両者、ノーベル平和賞の対象であるのは確かです。

 しかしながら、今回、政権交代が起きたおかげで皮肉にも、70年代の佐藤首相時代、日米政府間の密約があって、それ以降、日本政府は在日米軍基地への核兵器持ち込みを黙認してきたことがほぼ明らかになっています。72年、日本に返還された沖縄(今は日本国土)に立地する米軍基地には当然ながら核兵器が秘密裏に装備されているということです。つまり日本の非核三原則は真っ赤なウソだった!つまり佐藤首相は、世界をだましてノーベル平和賞をもらったということです(辞退しておけばよかったのに、名誉欲に目がくらんだ)。このように自公与党時代の日本は30年以上も日本国民と世界の人々を欺いてきたのです。これは今後、世界の歴史に残る日本の汚点となるでしょう。CIAのエージェントだった岸信介といい、世界をだました佐藤栄作といい、山口県(筆者の生誕地)出身の政治家は伊藤博文元首相を筆頭に明治維新以来、問題だらけです(笑)。

5.ノーベル平和賞を敬遠した小泉前首相

 ノーベル平和賞と聞いてもうひとつ思い出すのが小泉純一郎元首相です。2005年、米国覇権主義者の要求通り日本の郵政民営化(郵政米営化+郵政利権化)を果たし、米国市場でもっぱら企業生命が維持されてきたトヨタやキヤノンの経営者(米国覇権主義者に頭があがらない財界人)を大喜びさせたのが、小泉首相でした。2006年9月、小泉氏が上記安倍首相にバトンタッチした後、上記財界人たちはそのお礼として、あろうことか、小泉首相にノーベル平和賞を贈るロビー活動を始めたのです(注3)。とくに奥田トヨタ相談役の旗振りで、財界からロビー活動資金18億円を調達していますが、結局、それは失敗し、2007年度ノーベル平和賞は小泉氏ではなく、あのアル・ゴア元米副大統領に渡っています(注4)。

 ここで上記佐藤元首相と小泉元首相を比較してみると、佐藤氏は嬉々としてノーベル賞を受領したのに対し、小泉氏はどうも、そういう名誉欲がなく、本人はノーベル賞にあまり関心がなかったように見受けられます。この点はいかにも小泉氏らしい。このことから、小泉氏は本音では、国民をだまして郵政民営化を強行したことに強いうしろめたさを抱いていたことになり、その証拠もあります(注5)。2005年時点ですでに彼が恐れていたとおり、2009年10月現在、彼が自民党から放逐したアンチ小泉の筆頭格、亀井静香氏がなんと郵政・金融担当大臣になっています(注6)。

 亀井氏が命懸けの大臣就任なら、小泉氏にとって、亀井氏の郵政担当大臣就任は、真に、命の縮む思いでしょう。小泉氏は数居る売国日本人の中でも“売国確信犯”であり、日本人には珍しくシナリオ発想のできる人物でした。小泉氏はノーベル平和賞をアル・ゴアに奪われてホットしたでしょう。ほんとうにもらえなくてよかった(笑)。

6.ノーベル賞にみる闇の権力の世界戦略

 ちなみにインドのガンディー首相は生前、ノーベル平和賞を固辞し続けたそうですが、その理由は上記、小泉氏と違って、ノーベル賞の闇(注7)を知り尽くしていたからでしょう。つまりノーベル賞は世界的寡頭勢力によって、極めて政治的に利用されていると思われます。

 その意味で、2007年に、小泉氏の代わりにノーベル平和賞を受賞したアル・ゴア元米副大統領、そして今回のオバマ大統領の受賞から、戦争屋=CIAを弱体化させて、世界覇権を握った欧州系寡頭勢力の今後の世界戦略が手に取るようによく見えてきました。それを日本でもっとも認識しているのが小沢民主党幹事長であり、一方、もっとも認識できていないのが、日本の親CIA官僚、そして親CIA大手マスコミ幹部連中だということもはっきりしてきました。

* デビッドRF:ヤフーの投稿許可が下りないことがありますので、略号化しています。悪しからず。

注1:本ブログNo.4『オバマの核廃絶戦略の足を引っ張っているのは日本?』2009年8月11日
http://blogs.yahoo.co.jp/hisa_yamamot/132190.html

注2:ベンチャー革命No.210『米国中間選挙:戦争屋から銀行屋へバトンタッチ』2006年11月12日
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-Oakland/1386/mvr210.htm

注3:ベンチャー革命No.230『小泉シンクタンク:トヨタのスモールギフト』2007年5月13日
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-Oakland/1386/mvr230.htm

注4:ベンチャー革命No.245『ノーベル平和賞:小泉氏ではなくアル・ゴア氏』2007年10月14日
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-Oakland/1386/mvr245.htm

注5:ベンチャー革命No.177『怖くなった小泉首相』2005年9月17日
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-Oakland/1386/mvr177.htm

注6:本ブログNo.23『亀井郵政・金融担当大臣:命がけの就任』2009年9月16日
http://blogs.yahoo.co.jp/hisa_yamamot/938730.html

注7:ベンチャー革命No.275『日本人ノーベル賞受賞は高い買い物か』2008年10月13日
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-Oakland/1386/mvr275.htm

ベンチャー革命投稿の過去ログ
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-Oakland/1386/melma.htm

テックベンチャー投稿の過去ログ
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-PaloAlto/8285/column-top.html


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