新ベンチャー革命

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新ベンチャー革命2011818日 No.423
 
タイトル:NHK放映中途遮断:東電福島事故機の非常用炉心冷却装置のスイッチが切られていた?スリーマイルおよびチェルノブイリと同じなのは偶然か?
 
1.817日午後9時、NHKのニュースウォッチ9にて、重大な粗相が発生!
 
 2011817日の午後9時のNHKニュースウォッチ9にて、非常に不自然な放映が行われました。それは、東電福島原発事故に関するニュースで発生しました。当時のNHK画像には、東電HP17日に公開された吉田福島第一原発所長が謝罪している画像が映っていましたが、NHKのナレーションは『事故直後、1号機の非常用炉心冷却装置(ECCS)の非常用復水器が作動していたのに、運転作業員が勘違いして、平時の冷却装置が作動しているとみなして、作動していたECCS非常用復水器を停止させた。しかし、この情報は吉田所長に伝わっていなく吉田所長はECCSが作動していると思い込んで、指示を出していた。』(以上、筆者の記憶)というような内容でしたが、突如、ここで、ナレーションがストップして、尻切れトンボで、終わってしまったのです。
 
 観ていた筆者は非常に不可解であり、変だと思いました。
 
 上記のNHK情報は非常に重大な内容です。ECCSは通常運転とは完全独立した非常用冷却システムであり、原発安全上の最後の砦です。その重要なECCS作動を所長の許可なく、一介の運転作業員の独自判断で停められるものなのでしょうか、到底、信じられません。
 
 なお、本件のニュースは20118171837分のNHKNEWSWEB(注1)にて報道されています。
 
2.全交流電源喪失でも動くのが原発のECCSの真骨頂のはず
 
 さて、当該事故原発が早期にメルトダウンしてしまった最大の原因は肝心要の上記ECCSが思うように機能しなかったからとされています。そして、なぜ、事故原発のECCSが機能しなくなったのかについては、ウィキペディア“福島第一原子力発電所事故”(注2)に詳しく述べられています。
 
 しかしながら、ウィキペディア“非常炉心冷却装置”(ECCS(注3)によればECCSにいくつかの仕組みがあって、その中に原子炉隔離時冷却系(RCIC)があると書かれています。このRCICは、通常電源と非常用電源がすべて遮断されたとき、つまり全交流電源喪失時、炉心崩壊熱によって発生する蒸気を使用するタービン駆動で冷却水ポンプが動いて炉心冷却ができるようになっていると書いてあります。
 
 また、旧式原子炉ではRCICがなく、全交流電源喪失時には、非常用復水器で対応するとも書かれています(注3)。つまり上記1号機にはRCICがなかったということです。
 
ところで、ウィキペディア情報(注2)によれば、当該事故原発1号機(事故機のうちもっとも旧式機)は、非常用復水器用の非常用バッテリーが津波で水没したため非常用復水器が動かなかったと書かれています。
 
 そして、当該事故原発の2号機、3号機は、事故後RCICが作動し、2号機は事故後3日(313日〜14日ころまで)、3号機は事故後1.5日(312日〜13日ころまで)作動したが、1号機と同じくバッテリー切れでその後、停まったとのこと。つまり2号機と3号機にはRCICが装備されていたようです。
 
 これらの情報は、1号機が312日午後、まず水素爆発を起こし、続いて3号機が314日午前、水素爆発した事実と符合します。
 
 ちなみに、現在、東日本の国民を苦しめている広域放射能汚染の主要原因は、3号機のきのこ雲状の水素大爆発だったとみなせます。なぜなら、3号機水素爆発は核爆発に近いもの(爆轟?)だったからです。その理由は、3号機の燃料プールに貯蔵されていた燃料は、201010月にMOX燃料に交換されたときの使用中燃料であり、それは使用済み燃料ではなく、使用中燃料だったからではないでしょうか。
 
3.ECCSが機能しなかった原因はほんとうにバッテリー切れだったのか
 
 ECCSに関して、2号機、3号機に装備されていたRCICは非常に合理的なシステムであり、全電源喪失時でも動くようになっています。基本的にはメカニカル駆動であり、RCICの制御系駆動のみ非常用バッテリー電源が必要なのでしょう。つまりRCICの冷却ポンプ駆動に電気が使われているわけではありません、だから、それほど電気を食わないはずです。ところが2号機、3号機のRCICが、バッテリー切れで停まったというのは不可解極まりない話です。そこで、ネット検索していたら東電福島第一5号機のRCIC3.11事故前に機能喪失事故を起こしていることがわかりました(注4)。その原因が遠隔操作弁用の信号ケーブルが外されていたとのこと。これはおかしい。東電福島原発では3.11地震前から、あってはならない現象がECCSに起きていました。
 
 この5号機の不可解なECCSトラブルから推測できるのは、事前に、何者かによって当該事故機のECCSに細工されていた可能性もあるということを暗示しています。
 
4.東電福島事故とスリーマイル事故とチェルノブイリ事故の共通性
 
 さて、米国在住の核物理学者・山田克哉博士の著書『核兵器のしくみ』(講談社現代新書、2004年、p134)に、重大な情報が記されています。それは、スリーマイル原発事故もチェルノブイリ原発事故も、事故発生時、なぜかECCSのスイッチが切られていたという情報です。上記、東電福島事故とそっくりな状況です。
 
 なお、本ブログでは、スリーマイル事故もチェルノブイリ事故もスパイによるテロだったのではないかという説を採っています(注5)。つまり、世界には原発普及を阻止したい勢力が存在していることを意味します。
 
 上記、山田博士の情報は、まさに、本ブログの陰謀説を裏付けるものです。山田氏の著書によれば、同氏は若い頃、テネシー大学に留学、近接するオークリッジ国立研究所(米国の核兵器研究所のひとつ)に出入りしていたようです。筆者も1984年にオークリッジ国立研究所を訪問したことがありますが、おそらく、ここの研究員から上記の情報を得ていたのではないでしょうか。
 
 ここで、話を東電福島原発事故に戻しますと、上記のNHK番組の重大粗相で端なくもリークされたのが、この東電福島事故原発でも3.11事故発生時、ECCSのスイッチが切られていたという事実です。しかも、所長がその重大事実を知らなかったらしいという事実です。
 
 原発には多数の現場作業員が出入りしており、悪意ある人間が現場に紛れ込んだら、容易に破壊工作ができてしまうということです。このような事前工作はいかなる危険物プラントでも起こり得ることですが、原発に限って、事前工作されると、国家の屋台骨を揺るがすような重大事故に至ってしまうわけです。
 
 島国日本人は一般的に、悪意ある人間による破壊工作にまったく無防備です。そんなことをする人間がいるとは信じられないのです。この能天気のお人好し国民性はそう簡単には変えられません。その意味で、能天気日本人には原発保有は危険すぎるわけです、つまり、原発は日本人向けではない危険物プラントだと言えます。
 
注1:NHK NEWSWEB、『冷却装置停止、所長ら把握せず』2011817
 
注2:福島第一原子力発電所事故、ウィキペディア参照
 
注3:非常炉心冷却装置、ウィキペディア参照
 
注4:福島第一原子力発電所5号機「原子炉隔離時冷却系の機能喪失における保安規定違反」事象に関する根本原因分析の実施および再発防止対策の策定について(概要)、平成221130
 
注5:本ブログNo.3383.11大震災はほんとうに天災なのか:陰謀論の検証』2011411
 
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http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-Oakland/1386/melma.htm

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