新ベンチャー革命

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新ベンチャー革命20111025日 No.472
 
タイトル:天文学的犠牲を出して米軍撤退だと?:大義なきイラク戦争を支持した日本人はどう責任を取るつもりか
 
1.米軍イラク完全撤退決定に無反応の日本の大手マスコミの異常
 
 20111021日、米国オバマ大統領はリビア・カダフィーの殺害確認とほぼ同時に、大統領選挙時の公約であった米軍のイラクからの完全撤退を発表しました。カダフィー殺害を待っていたかのような発表です。
 
 これに対して、日本の大手マスコミは何の論評もしていない中、米軍基地で悩まされる沖縄の琉球新報は“米軍イラク撤退、これで一件落着ではない”という社説を載せています(注1)
 
 この琉球新報の報道を知ると、日本の大手マスコミの反応がないことが、極めて異常であることがわかります。
 
2.2003年、小泉政権は米国のイラク戦争費用を一部負担した事実を忘れるな
 
 20033月、当時の米国ブッシュ戦争屋政権は、イラク先制攻撃を仕掛け、2006年末、フセイン大統領をイラクの親米傀儡政権に処刑させています(注2)。
 
なお、上記、米国戦争屋およびそのロボット・悪徳ペンタゴン日本人の定義は、本ブログのNo.225の注記をご覧ください。
 
 ところで、ノーベル賞受賞の米経済学者のジョセフ・スティグリッツ博士は、ブッシュ戦争屋政権が浪費したイラク戦争費用は総額3兆ドル(1ドル100円で300兆円相当)と試算しています(注3)。
 
 この数字はイラク戦争が米経済に与えた間接的な負のコストを含んでいますが、直接コストでも100兆円規模と言われています。
 
 上記著には、イラク戦争で日本が負担したコストは3070億ドル(30数兆円規模)と書かれています。
 
 イラク戦争開始時、小泉政権が猛烈な円売りドル買いを行なって、3040兆円規模の米国債を買っていますが、上記の日本負担コストは、その額とピタリ一致します。
 
 本件、20102月に民主党・小泉俊明議員が国会で暴露しています(注4)。にもかかわらず、大手マスコミは一様に無視しました。筆者はこのマスコミ無反応を決して忘れることができないし、決して許すことができません。この1件にて日本のマスコミは日本国民のためではなく米国戦争屋のために存在しているという事実を如実に物語っています。
 
3.日本の悪徳ペンタゴン連中はそろって、イラク戦争を支持した
 
 2003年のイラク戦争時、当時の小泉政権は即、米ブッシュ戦争屋政権の始めたイラク戦争支持表明を行い、自衛隊をイラクに派遣しています。それにとどまらず、小泉政権は間接的に、イラク戦争の戦費を一部負担しているのです。この事実を我ら国民は決して忘れてはなりません、なぜなら、小泉政権の行なった大量の米国債購入による間接的イラク戦争費用負担の原資は国の特別会計からの拠出であり、我ら国民の血税です。
 
 当時、小泉政権のみならず、外務省官僚や大手マスコミ人や知識人までもが両手を上げて、米国戦争屋のイラク戦争を支持したのです。
 
 特に許せないのは、一部の知識人がヌケヌケとイラク戦争を支持する言論活動を行なったことです(注5)。
 
4.我ら日本国民の血税・数十兆円が大量の戦争犠牲者を生んだ
 
 201110月現在、米軍はイラクから完全撤退せざるを得ない逆境に追い込まれています。米国政府はイラク戦争に100兆円を使い、4400人の米軍兵士を死なせ、イラク人百数十万人を犠牲にしています(注1)。これだけの犠牲者を出したイラク戦争の戦費のうち3040%を間接的に日本国民が負担させられています、しかも、その事実を大手マスコミは米戦争屋をかばって、決して報道しないので、多くの国民は知らないわけです。
 
 さらに、大義のないイラク戦争を米国民に支持させるために先行的に実行された9.11事件による米国人犠牲者も3000人規模に達しています。
 
 これほどの膨大な戦費を浪費して、これほどの大量の犠牲者を生んで、挙句の果てに、何の戦果もなしに、米軍はヌケヌケと撤退するのです、まさに絶句です!
 
 この惨状を我ら日本国民はどのように受け止め、どのように総括すればよいのでしょうか。
 
5.イラク戦争を支持した日本人はどう責任を取るのか
 
 このような多大な犠牲を出して、何の成果も出せなかった米国戦争屋のイラク戦争を支持した日本人が今もヌケヌケと跋扈しています。
 
 彼らは、本ブログの定義する悪徳ペンタゴン日本人とほぼ一致しています。
 
 その中には、大手マスコミ人が含まれています。彼らは、米国政府のイラク完全撤退宣言に何の反応もせず、TPPTPPと騒いでいます。
 
 イラク戦争当時、彼ら悪徳ペンタゴン・マスコミ人はそろって、日本国民の血税をイラク戦争にこっそり流用した小泉政権を応援していました。彼らマスコミ人は内心、その責任を感じているはずです。だから、それを国民に知られないように、TPPばかり騒いでお茶を濁しているつもりなのでしょうか。
 
6.大義のないイラク戦争の支持者だった日本人と今のTPP賛成派は一致する
 
 今、TPPに賛成する日本人と、大義のないイラク戦争をかつてヌケヌケと支持していた日本人はほぼ一致しているとみなせます。
 
 彼らの特徴、それは、アメリカ様のご要望は、何でもイエス・サーということです。彼らは完全なる思考停止人間です。こんな連中に、TPPの問題点を教えて、彼らの考えを改めさせようとしても、それは時間の無駄というものです。
 
 我ら国民は、今のTPP賛成日本人は、まったく大義のなかったイラク戦争を支持していた連中と同じだと心得ましょう。つまり、こういう連中は、単にアメリカ様の要求を無条件に呑む隷米日本人に過ぎませんから、信用してはなりません。これはTPP賛否論争以前の問題です。
 
注1:琉球新報“米軍イラク撤退、これで一件落着ではない”20111024
 
注2:ベンチャー革命No.216フセイン元大統領処刑のインパクト』20061231
 
注3:ジョセフ・スティグリッツ他[2008]『世界を不幸にするアメリカの戦争経済』徳間書店
 
注4:本ブログNo.93小泉竹中政への疑惑浮上:自民も日本もぶっ2010317
 
注5:ベンチャー革命No.224日本のオピニオンリーダーのお粗末さ』2007318
 
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