新ベンチャー革命

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新ベンチャー革命2009年12月8日 No.50

タイトル:ルース米国大使はなぜ戦争屋の味方をするのか

1.戦争屋の意思を代弁するルース大使への疑問

 2009年12月8日といえば、さかのぼること68年、1941年12月8日を思い出します。いうまでもなく日本帝国海軍によるハワイ真珠湾奇襲攻撃の日です。

 有名ブログ『ジャパンハンドラーズと国際金融情報』2009年12月8日(注1)によれば、 この日にからめて、日米安保マフィアのリチャード・アーミテージやマイケル・グリーン、そして竹中ハンドラーであったロバート・ゼーリック世銀総裁など、かつてのジャパンハンドラーズの大物が来日して民主党要人と面会しているようです。さらにミカエル・ゴルバチョフ元ソ連大統領までも来日しています。

 さて先日の報道によれば、ジョン・ルース駐日米国大使が、12月4日、普天間基地移転先をめぐり、鳩山首相のグアムへの移転示唆に対し堪忍袋の緒が切れたように、岡田外相、北沢防衛相に向って怒りをあらわにしたそうです。筆者はその場面を目撃したわけではありませんので、真偽のほどは不明ですが、同大使はどうも戦争屋(軍産複合体系米国覇権主義者)の意思を代弁していると思われます。

 親オバマ(=アンチ戦争屋)であるはずのルース大使がなぜ、戦争屋の意思を代弁するのか、実に不可解です。

2.海兵隊ヘリ部隊の沖縄残留にこだわる戦争屋の不思議

 沖縄米軍普天間基地問題の日本側当事者である伊波洋一宜野湾市長の調査によれば、米国国防総省の沖縄海兵隊のグアム移転計画(2014年までに移転)には普天間のヘリ部隊のグアム移転も含まれると記述された公文書が存在しているそうです。

 上記のように長期計画で沖縄海兵隊のグアム移転をすでに決めている米国国防総省が、なぜ、海兵隊ヘリ部隊のみ、沖縄辺野古に残そうとするのか実に不可解です。

 この疑問は、ネットでは広範囲に流布しているにもかかわらず、例のごとく、大手マスコミは故意に無視しています。このことから、普天間基地のグアム移転を反対する勢力は、米国戦争屋ではなく、実は日本の親・戦争屋日本人(大手マスコミ含む)ではないかと勘繰ることができます。つまり普天間基地の代替候補地である辺野古に新たなヘリ基地を建設したいという日本のゼネコン一派(悪徳ペンタゴン一味)の思惑が働いているということです。彼らはアーミテージなど戦争屋マフィアに裏金を渡して、鳩山政権をゆさぶっているという構図です。もしそうなら、彼ら国内利権屋こそ、とんでもない売国奴です。なぜなら、この工事にはわれわれ国民の血税が使われるからです。

 さらに、アンチ戦争屋のはずのルース大使までもが、なぜ鳩山政権の足を引っ張るのか、不可解極まります。

3.ルース大使の戦争屋支持表明:民主党の誤算だったか

 周知のように、普天間基地の沖縄圏外移転は民主党が今回の衆院選挙で掲げた公約のひとつであり、沖縄県民のみならず民主党支持者の宿願でもあります。

 そこで鳩山首相は、公約実現に向けて、上記の宜野湾市調査情報に基づき公に普天間基地の移転先としてグアムもありうるむね発言しています。ところが、親オバマ(=アンチ戦争屋)のはずのルース大使が期待に反して反対意思表明してしまいました。

 さらに、戦争屋マフィアとして悪名高いアーミテージまでが来日して2006年の日米合意(普天間基地の辺野古移転)を守れと、鳩山首相を恫喝しています。岡田外相に至っては、米国政府と沖縄国民の板挟みとなって、最近は弱気の発言を繰り返し、疲れの色が濃くなっています。

 さらに、親・戦争屋=CIAの大手マスコミもいっせいに、戦争屋に協力し、鳩山首相を批判し始めています。日本のマスコミの異常さ、ここに極まれり。日本の大手マスコミの動きをみていると日本は到底、民主主義国家とはいえません。

4.ルース大使の寝返りによって、はずみがつく悪徳ペンタゴン

 日本には親・戦争屋=CIA系の悪徳ペンタゴン日本人および、そのシンパが無数におり、ネットでもここぞとばかり民主党批判に熱が入っています。彼らの言い分は常に紋切型です。すなわち“鳩山民主党が、米国の戦争屋=CIAの要求に逆らうと日米同盟に亀裂が入り、在日米軍が日本から撤退してしまう。そうなれば、北朝鮮や中国の反日勢力が図に乗って、日本の安全保障が危うくなるぞ”という見え透いた脅しです。ナイーブなお人好し日本人はこのような荒唐無稽な脅しにすぐ惑わされてしまいます。こうして反民主党勢力にとっては願ってもない状況がつくられています。

 残念なことに、現在、鳩山政権は、戦争屋を含む悪徳ペンタゴンに押され気味です。それもこれも、ルース大使の寝返り的な戦争屋支持表明に起因すると筆者は思います。

5.ルース大使は本心から戦争屋に迎合しているのか

 筆者の疑問は、ルース大使は本心から戦争屋に迎合しているのかどうかです。この疑問を解く鍵は、オバマ政権のアフガニスタン戦略にあると思います。オバマは、平和と景気回復を祈願する米国民からの支持率暴落を承知の上であえて、12月1日、2010年夏までにアフガニスタン戦線に3万人の兵力を増派する計画を発表しています。

 ところで筆者は、オバマのアフガン戦略についてすでに分析済みです(注2)が、筆者としては、オバマの本心は、アフガニスタンにおける戦争屋の麻薬利権を撲滅することにあると信じたいところです。しかしながらオバマが単に、戦争屋の恫喝に屈してアフガン増派を発表している可能性もゼロではありません。

 一方、親オバマ・ルース大使の戦争屋向け迎合発言は、オバマのアフガン戦略発表の直後に飛び出しています。アフガンを含むアジア地域でのCIA麻薬闇利権のボスこそ、上記のアーミテージその人です(注1)。ルース大使がアーミテージの存在を強く意識しているのは確かです。

 アーミテージにオバマのアフガン戦略に関する本心(麻薬撲滅)を見破られないようにするために、ルース大使は戦争屋支持であるかのようなジェスチャー(鳩山批判をしてみせる)をしているのか、それともオバマ政権は、戦争屋のアジア戦略(CIA麻薬利権の確保)にやむを得ず従わざるを得ない(オバマの命と引き換えに)のか、現段階ではまったく読めません。

 いずれにしても、オバマ政権にとっても、鳩山政権にとっても、アーミテージを代表とする凶暴な戦争屋一派をさばくのがいかに困難であるかについても、筆者はすでに指摘しています(注3)。最近の岡田外相のやつれた表情からそのことが手に取るように伝わってきます。とりあえず、しばらくは、推移を見守るしかありません。

注1:ブログ:ジャパンハンドラーズと国際金融情報、
http://amesei.exblog.jp/

注2:本ブログNo.13『米オバマの麻薬撲滅の本気度いかに』2009年8月24日
http://blogs.yahoo.co.jp/hisa_yamamot/367007.html

注3:本ブログNo.42『タブーだった在日米軍問題に挑戦する鳩山正統政権ガンバレ!』2009年11月3日
http://blogs.yahoo.co.jp/hisa_yamamot/2833484.html

ベンチャー革命投稿の過去ログ
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-Oakland/1386/melma.htm

テックベンチャー投稿の過去ログ
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-PaloAlto/8285/column-top.html


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