新ベンチャー革命

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新ベンチャー革命2009年12月23日 No.52

タイトル: 犯罪的な大手マスコミ:普天間基地問題と日米密約暴露の板挟み

1.たかが普天間基地問題で日米関係は悪化するのか

 2009年12月23日のマスコミ報道によれば、鳩山首相が17日コペンハーゲンにてヒラリー・クリントン米国務長官と会談し、普天間基地移転先の決定先送りに関し、同長官の理解を得たと国民にコメントしたにもかかわらず、同長官は22日、藤崎駐米日本大使を呼びつけ、首相コメントを否定する回答を行ったそうです。このような一連の動きに関し、日本の大手マスコミや親米知識人が、日米関係の悪化を懸念する声を大にしています。

 普通の温和な日本人の間では一般的に言って日米関係にヒビが入るのを嫌うのが人情です。最近の大手マスコミによる鳩山首相関連の報道の仕方は、そのような一般のお人好し国民感情にネガティブに訴える情緒的なものが大半であり、鳩山内閣支持率の下落を誘導しているとしか思えない悪意のある報道ばかりです。その結果、現実に鳩山内閣支持率は急落しているようです。確かにお人好し日本人はみんな情けないくらい簡単にだまされます。実に歯がゆい思いです。

 そのせいか、ネットでは日本の大手マスコミは米国(戦争屋=CIA)のエージェントではないかという指摘もあります。われわれ日本国民からカネを取って成り立つ日本の大手マスコミが実は、米国戦争屋のエージェントだったとは、笑い話にもならないアホらしさです。この現実に非常に腹立たしい思いをしているブロガーは筆者だけではないでしょう。一方、ネットではアンチ鳩山報道に喝采するブロガーも少なくありません。日本の大手マスコミ連中も、それに簡単に乗せられるブロガー(後者)もほんとうに日本人なのでしょうか、まったく!

2.国民は見え透いた戦争屋のプロパガンダにだまされるな!

 いつデフォルト宣言してもおかしくない米国連邦政府が、今頃、普天間基地移転云々をわめくのは、何かウラに魂胆があるに決まっています。要するに、米国連邦政府内の戦争屋は当初、米軍の沖縄海兵隊を彼らの都合によりグアムに移転しようとしたのですが、よく考えてみると、連邦政府の財政は破たん寸前、極東米軍のコストはできるだけ日本に負担させようという本音が、表出しているに過ぎません。その結果、沖縄残留をオプションに残しているにすぎません。このような見え透いた戦争屋の打算に振り回されているのが、対米属国日本の対米従属主義者たち(大手マスコミ含む)です。日本のマスコミはなぜ、米国戦争屋の下心を国民に知らせないのか、彼らマスコミ連中が同じ日本人なら許せません!もう犯罪的ですらあります。

3.佐藤首相遺族による日米密約証拠の暴露

 上記の沖縄普天間基地関連報道と並び、60年代末、佐藤栄作政権時代に交わされた、沖縄米軍基地への核兵器持ち込みに関する日米密約文書のオリジナルが発見されたというビッグニュースが同時に報道されています。後者は親米(親・戦争屋)マスコミ陣にとって、報道したくない不都合なニュースなのでしょうが、暴露された事実なので報道しない訳には行きません。親米一辺倒の彼らもさぞかし複雑な心境でしょう。

 さてこの決定的証拠は、佐藤栄作氏の次男である佐藤信二元衆院議員が公開したようです。このニュースは日本の歴史に残る大ニュースであることは間違いないでしょう。なぜなら、この暴露によって、過去40年近く、日米密約の存在を否定し続けた日本政府(主に外務省)に対する国民からの信頼が一挙に崩壊するからです。これまでも99%密約があったらしいことを国民がうすうす感じていても、日本政府が公式に否定する限り、この件は、疑惑(グレー)のまま40年近く据え置かれていたわけです。今回、佐藤家からの決定的証拠の暴露により、日本政府の無謬(むびゅう)主義が完全否定されます。国家が国民をだましていたことになるわけで、誰かが責任を取らない限り、日本国家の存立基盤が脅かされます。さらに、日本政府は、なぜこの密約を否定し続けたのかについて、国民に釈明する義務があります。

4.名誉欲に目がくらんだ佐藤元首相

 ところで、佐藤首相は、日本の首相で唯一のみならず、日本人唯一のノーベル平和賞受賞者ですが、その受賞理由は、非核三原則(核兵器を持たず、つくらず、持ち込ませず)を宣言した首相であったからです。今回の秘密暴露ニュースが意味するところは実に重大です。なぜなら、佐藤首相はノーベル平和賞審査員のみならず、世界の人々を欺いた日本人の代表であったということになるからです。佐藤家はまず、ノーベル平和賞を返上すべきでしょう。さもなければ、佐藤家の名誉も、日本国家の名誉も損なわれます。佐藤首相は非核三原則のウソを承知でノーベル賞をもらった確信犯です。少なくとも、ノーベル賞だけはもらうべきでなかった。名誉欲に目がくらんだ俗物の典型です。ノーベル平和賞候補になるのを嫌がった小泉首相(注1、注2)の方が、長い目でみてまだ正解でしょう(笑)。

5.故・佐藤首相遺族の歴史的決断

 佐藤信二氏は父の名誉を地に落とす暴露行為に踏み切るかどうか、相当迷ったのでしょうが、本件、2007年、すでに米国公文書公開で発覚している事実を踏まえて、今回の政権交代もあって99%バレバレになっている現状を考慮した上、思い切って“自首”に近い行動に走ったという印象です。この行動自体は正解だと思います。なぜなら、当時の佐藤首相も好きで密約を交わしたのではなく、米国の圧力に屈した結果であると容易に想像できるからです。米国側は上記の密約を伴う非核三原則を日本に強制することで、日本が独自に核兵器開発するのを禁止することに成功しているのです。

6.いつもの陳腐な手口:米国戦争屋の日本国民操縦法

 さて、上記、クリントン長官(戦争屋エージェント兼務)の高飛車な対日威圧行動は、米国覇権主義者(主に戦争屋=CIA)独特のものです。すなわち、彼らは日米関係の秘密が発覚して、日本国民が反米感情を抱きそうな局面に直面すると決まって、日本に高圧的態度(ハラスメントの一種)をとる癖があります。

 たとえば、91年湾岸戦争時代、日本政府に130億ドル(1.3兆円)を多国籍軍支援の名目にて強制的に拠出させたとき、彼らは「日本はカネだけだして世界に貢献しない卑怯な国だ、Show the flag!」と罵りました。また2003年、イラク戦争時代、日本政府が米国の要求に沿って、30兆円~40兆円規模の米国債(イラク戦争に流用された)を買わされたときも、彼らは「自衛隊は国際貢献しろ、Boots on the ground!」 と吠えまくりました。今回も同じ手口が使われています。クリントンが「日米合意を守れ、Keep the promise!」 と威圧しています。

 われわれ国民はこのような彼らのミエミエの恫喝にだまされないようにしましょう。彼らは日本国民のお人好しメンタリティをよく研究していて、日本人は脅せばすぐ言うことをきく、楽勝だ!と決め込んでいます。真底、日本人は彼らからなめられているのです。いい加減、みんな目を覚ましましょう。

7.鳩山内閣支持率急落はデジャビュ(既視感)あり

 発足当時70%を超えた鳩山内閣の支持率が100日にて早くも50%を割ったと報道されていますが、お人好し国民はみんな実にマスコミにだまされやすい。この鳩山内閣支持率急落現象はデジャビュの印象があります。それは2007年、安倍内閣支持率の急落現象です。その顛末については拙稿(注3、注4)にて分析済みです。なぜ、発足時、国民人気の高かった安倍内閣支持率が急落したか。その理由とは、簡単にいえば、戦争屋=CIA及び、そのエージェント・日本の大手マスコミから猛攻撃を受け、国民がそれに乗ったからです。なぜ、安倍首相は自民党親米(親・戦争屋)最右翼の清和会出身であったにもかかわらず、戦争屋=CIAに攻撃されたのか、その理由は安倍氏が、右翼的国家主義の日本を目指したからです。それは戦争屋からみて、脱・対米従属戦略を実行しようとしているようにみえたのです。安倍氏は小泉氏と違って、実は対米面従腹背政治家だったのです。今また、鳩山内閣(離米・東アジア重視主義)が同じ目に遭わされています。一部のブロガーは気付いていますが、戦争屋が狙うのは、必ずしも経世会(非親米)所属の政治家のみではなく、清和会(親・戦争屋)所属の政治家であっても、脱・対米従属の姿勢がみえただけで、ただちに攻略の対象とされることを意味します。

 面従腹背ではなく、正々堂々と脱・対米従属に挑戦する鳩山首相への戦争屋一派(日本の大手マスコミを含む)からの攻撃を阻止する唯一の防衛策、それは、鳩山内閣への国民支持率を大幅に高めること、すなわち『国論の統一』、これしかありません。凶暴な戦争屋とて、民主主義原理にはいちおう従う本能をもっています。始末の悪い、分からず屋は、むしろ日本の大手マスコミ人です。国民のみなさんだまされないよう刮目しましょう。

注1:ベンチャー革命No.230『小泉シンクタンク:トヨタのスモールギフト』2007年5月13日
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-Oakland/1386/mvr230.htm

注2:ベンチャー革命No.245『ノーベル平和賞:小泉氏ではなくアル・ゴア氏』2007年10月14日
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-Oakland/1386/mvr245.htm

注3:ベンチャー革命No.233『安倍政権を攻撃しているのは何者?』2007年7月8日
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-Oakland/1386/mvr233.htm

注4:ベンチャー革命No.243『ついにさじを投げた安倍首相』2007年9月12日
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-Oakland/1386/mvr243.htm

ベンチャー革命投稿の過去ログ
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-Oakland/1386/melma.htm

テックベンチャー投稿の過去ログ
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-PaloAlto/8285/column-top.html


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