新ベンチャー革命

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新ベンチャー革命2010年2月9日 No.75

タイトル: 郵貯資金による米国債購入:亀井発言の背景

1.亀井金融・郵政改革担当大臣の米国債購入発言の真意

2009年2月4日、政治献金疑惑で東京地検特捜部から失脚工作のターゲットにされていた小沢民主党幹事長の不起訴が決まりましたが、同時期、亀井金融・郵政改革担当大臣が、郵貯資金の運用先として米国債購入を考えていると発言したことから、ネットでは唐突な小沢不起訴との関連で、米国政府と何らかのバーター取引が行われたのではないかとの憶測がでています。なお筆者もその見方を取っています(注1)。

当初、筆者は亀井氏の米国債購入発言に耳を疑いましたが、後でいろいろ調べると、亀井氏は政権交代前の2009年5月、米国ワシントンDCを訪問した際、政権交代したあかつきには、米国債を大量購入して、オバマ政権を財政面から支えたいと発言していることがわかりました(注2)。

2.亀井氏の金融・郵政改革担当大臣就任人事:オバマ政権の推薦か

上記の経緯を眺めると、2009年9月、政権交代後、鳩山内閣が亀井氏を金融・郵政改革担当大臣に任命したのは、意外にもオバマ政権からの推薦に基づく人事であった可能性が浮上してきました。そうとは知らずこの当時、筆者はこの人事を大歓迎しました(注3)。これで小泉・竹中郵政米営化にストップがかかり、いずれ、小泉・竹中郵政民営化推進勢力が糾弾されると期待していました。しかしながら、話はそう簡単に行きそうにもありません。

3.米国覇権主義者(戦争屋と銀行屋)の影がちらつく日本郵政役員人事

確かにその後、小沢・鳩山政権下で行われた日本郵政(JP)役員人事は国民から見て、アレーと首をかしげるものが多かったのです。まずJP新社長に就任したのが親・戦争屋系親米財務官僚であった斎藤次郎氏(注4)です。さらにこの人事に先立つ2009年8月末、政権交代の直前、JP新会長に三菱重工元会長の西岡喬氏(否応なしの親・戦争屋系親米財界人)が就任しています(注5)。そして極めつきは、財界における小泉・竹中シンパの最右翼・奥田碩トヨタ元会長(否応なしのアンチ戦争屋のジェイRF系親米財界人)のJP社外役員留任人事です。

4.戦争屋と銀行屋両方に気を使う小沢・鳩山政権

 傍からみると小沢・鳩山政権下でのJP役員人事は、戦争屋(デビッドRF系)と銀行屋(ジェイRF系)の両・米国覇権主義者に気を使った人事のように見えました。なぜなら、郵貯・簡保という日本国民の虎の子資産の奪取作戦においてまず、戦争屋が先行して作戦開始し、その後、戦争屋と銀行屋の共同作戦となったと筆者は分析しているからです。そのため、小沢・鳩山政権はJP役員人事において両者を意識しなければならなかったのです。2001年、小泉政権誕生以降の日本は小沢・鳩山政権になってもなお、まさに蛇に睨まれたカエルそのものです。その意味で、郵貯・簡保はどうころんでも、米国覇権に奪取される可能性が高いわけです。米国覇権主義者の執念たるや並みではないようです。

5.郵貯・簡保資金が戦争屋に渡る危険去らず

上記の前提で、どうせ米国覇権主義者に郵貯・簡保の国民虎の子が奪取される運命なら、戦争屋より銀行屋へ奪われたいと筆者は考えています(注6)。その理由は簡単です。戦争屋に奪われるとイラク戦争時と同様に、またも戦争屋の戦争資金(イラン戦争やアフガン戦争)に流用されますが、銀行屋に奪われると、国際金融機関経由で中国投資に流用される可能性が高いからです。郵貯・簡保資金が米国戦争屋の戦争資金に流用されるのだけは何としても絶対に避けたいところです。ところが現実には、そう簡単に行かなくなっているようです。ほんとうに戦争屋はしぶとい。戦争屋をこの地球から完全に消滅させるのは至難です。

6.戦争屋は民主党の恩人か

 ところで、2009年6月、当時の麻生内閣の鳩山(弟)総務大臣が銀行屋系の日本人エージェントを含む郵政利権一派(西川JP元社長など)の犯した簡保の宿不正取引疑惑を国民に暴露し、鳩山・西川大バトルが繰り広げられました。この疑惑リークは総務省のアンチ西川系官僚(=親・戦争屋官僚か?)によるものとみられていました。

 今、振り返ってみると、このバトルが麻生政権に与えた打撃は致命的であり、その後、麻生政権支持率が最低となったところで衆院選挙突入、民主党大勝利がもたらされたわけです。その意味で民主党は、当時、JPの米営化を企んでいた銀行屋系日本人エージェント失脚シナリオの仕掛け人に恩義が生じています。

 この仕掛け人は誰でしょう。それはまさしく戦争屋です。その論拠は、銀行屋系日本人エージェントを退陣に導いた鳩山(弟)総務大臣を、あろうことか戦争屋=CIAエージェントのナベツネ読売元会長が支持していた事実(注7)に潜みます。鳩山(弟)は戦争屋にうまく利用された可能性が高い。さらに2009年12月、ナベツネ氏はご丁寧にも鳩山(兄)首相にもアプローチしています(注8)。ほんとうに戦争屋の対日介入は執念深い。

7.戦争屋に取り込まれるな、小沢・鳩山政権

 民主党への政権交代とJP役員人事の流れを合わせて振り返ると、小沢・鳩山政権は戦争屋に取り込まれた可能性を否定できません。小沢氏、鳩山氏、亀井氏三氏とも内心、戦争屋の干渉をはねのけたいと思っているのでしょうが、あろうことか、東京地検特捜部や大手マスコミなど、戦争屋から自在に操られるロボットのような日本人や民主党内の親・戦争屋議員による足の引っ張りなどに邪魔されて、小沢・鳩山・亀井氏は否応なしに戦争屋ペースに嵌っているようです。
 一方、オバマ政権内にもクリントン国務長官など戦争屋エージェントが紛れ込んでいるわけです。それでオバマも大変苦労しています。このように日米民主党両政権ともに戦争屋の介入を排すことがいかに難しいか、つくづく思い知らされます。ここはしばらく小沢・亀井両氏を信じて、推移を見守るしかありません。なぜなら、両氏ともに、戦争屋=CIAの怖さ、凄さを熟知しているベテラン政治家ですから。

注1:本ブログNo.73『小沢不起訴と郵貯の米国債運用の取引成立か』2010年2月5日
http://blogs.yahoo.co.jp/hisa_yamamot/8148394.html

注2.日テレニュース24、2009年5月15日
http://www.news24.jp/articles/2009/05/15/04135329.html

注3:本ブログNo.23『亀井郵政・金融担当大臣:命がけの就任』2010年2月5日
http://blogs.yahoo.co.jp/hisa_yamamot/938730.html

注4:本ブログNo.38『案の定、日本郵政新社長は官僚(元)に内定』2009年10月21日
http://blogs.yahoo.co.jp/hisa_yamamot/2255643.html

注5:本ブログNo.15『日本郵政会長人事にみる米国覇権の暗闘』2009年8月29日
http://blogs.yahoo.co.jp/hisa_yamamot/489817.html

注6:ベンチャー革命No.302『国民資産700兆円の対米債権:戦争屋より銀行屋に奪われたい!』2009年6月6日
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-Oakland/1386/mvr302.htm

注7:ベンチャー革命No.303『一転、鳩山応援:読売豹変のなぜ?』2009年6月15日
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-Oakland/1386/mvr303.htm

注8:本ブログNo.49『苦渋の戦争屋(=CIA)対策:鵺(ぬえ)となる民主党』2009年12月1日
http://blogs.yahoo.co.jp/hisa_yamamot/archive/2009/12/1

ベンチャー革命投稿の過去ログ
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-Oakland/1386/melma.htm

テックベンチャー投稿の過去ログ
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-PaloAlto/8285/column-top.html


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