映画「歌舞伎役者 片岡仁左衛門」(監督=羽田澄子)といえば、十三代目仁左衛門の晩年を記録したドキュメンタリー映画の傑作である。以前から見たい見たいと思っていたのだが、全6部構成・10時間41分の超長編のため、めったに上映されない幻の名作だ。 その「歌舞伎役者 片岡仁左衛門」が、8月22、23、24日の3日間、大阪のりそな銀行大阪本店ビル地下講堂で上映されることになった。はっきり言って、この機会を逃すと、もういつ見れるか分からない。しかも今回の上映会は、商業資本の主催ではない。関西在住の歌舞伎ファンが、それこそ手弁当で上映会を行おうというのだ。(かくいう私も、実行委員会の末席に連ならせていただいた。) 6部とも見所は多いが、その一部を紹介する。 「若鮎の巻」 昭和62年、若手の自主公演「若鮎の会」を指導する仁左衛門。学ぶ若手の中には、当時、仁左衛門の部屋子だった千代丸時代の愛之助の姿も。 「人と芸の巻(上)」 十三代目84歳から88歳までの舞台、芸談、生活の記録。昭和62年6月の「沼津」では十三代目の平作、孝夫時代の十五代目の十兵衛、お米を演じる秀太郎の名舞台も。 「人と芸の巻き(中)」 昭和61年、「菅原伝習手習鏡」の練習と舞台稽古。視力低下のなか、体で舞台での動きを覚えようとする仁左衛門。そしてのんびりとすごす日常生活の一面。 「人と芸の巻(下)」 私財を投じて興行した仁左衛門歌舞伎のエピソードや、仁左衛門の人となりを番頭・伊藤友久、長男我當、次男秀太郎、五女静香、夫人喜代子が語る。 「孫右衛門の巻」 脳梗塞に倒れながらも、1カ月で舞台復帰。「恋飛脚大和往来」で、孝夫の忠兵衛、八右衛門の我當に稽古をつけ、視力を失いながらも孫右衛門の舞台稽古を行う仁左衛門。 「登仙の巻」 最晩年の舞台と生活の記録。最後の舞台は「八陣守護城」の清正。初役であった。この舞台の3カ月後の平成6年3月26日、嵯峨の自宅で亡くなる。享年90歳。 上映会のチケットは、6作品券5500円、3作品券3500円、1作品券1500円。コンビニ発券も可能だ。 詳しくは、下記のオフィシャルホームページをご覧ください。映画「歌舞伎役者 片岡仁左衛門」上映会 公式WEBサイト |
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ご無沙汰しております。大阪でも上映されるのですね。3月に東京で上映されたとき、私も全作品を拝見しました。少しでもこの作品が多くの人の目に触れる機会ができ、嬉しいです。今でも時折思い出す度、何とも豊かな気持ちになれる素晴らしい作品です。歌舞伎ファンはもちろん、歌舞伎ファンでない方でも何かを得ることができる作品だと思います。ぜひお勧めです。
2008/7/7(月) 午後 1:58 [ 芝居すずめ ]
ありがとうございます。
素人が集まっての自主上映会ですから、どこまでやれるかわからないけれでも、ぜひとも成功させたいと燃えております。
2008/7/8(火) 午前 3:12