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2008年の大阪ハーフが自分にとって初めての伴走でした。
視覚障害者の方と伴走ロープ1本とお互い声を掛け合い走ります。
伴走ロープ=「絆」というそうです。
そのロープ1本で、21Kをタイムを追いかけながら一緒に走る。
そんなこと俺にできるんやろか…
不安いっぱいでスタートラインに並んだことを覚えています。
2008年:97分。
2009年:97分。
スタート前に今年の目標は?
とFさんに尋ねると…
「できれば97分」
「ただ今年は雪が多くていつもの年より練習ができてないから…」
と不安そうにお話して下さいました。
気温6℃、小雨の中をスタートします。
最初は長居競技場の周回コースを1周しますが、
ここはブラインドさんにとっても伴走者にとっても一番危ない場所。
転倒、追突、ひっかけ…
事故を起こさないよう慎重に安全を確保しながら走ります。
(過去2年は何度か危険な目に遭いかけていました)
周回路でのタイムは気にせず公道へ出るまで我慢をしましょう。
とFさんに声を掛けます。
前がつかえると「減速!」「ちょっと減速!」
前のランナーにコースを譲っていただく際は
「伴走ランナー通りまーす、コース下さーい!」
そう言って進んでいくのです。
もちろんはこれは我々の脚色が確実に勝っていると判断した時だけですが。
Fさんもその声を聞きながら
自分が今どんな状況の中を走っているのかがわかるそうです。
公道へ出て広い道を走れるようになってからはFさんも気持ち良さそうに進みます。
■ 5K:23.08
■10K:22.47
10Kを過ぎた辺りでFさんが弱音を吐きだします。
「脚があがらない」「きつい…」
ほんとうならここで落としたほうがいいのかもしれません。
しかし、過去2回もFさんの弱音を聞き流すだけのワタシ。。
伴走のサポートランナーを務めてくれるGuzuさんと二人しての
叱咤激励の嵐。
ワタシって鬼伴走者かもしれません。
いちいち伴走者の弱音を聞き入れてたら目標には到底たどりつけないと
思っています。
嫌われても、鬼野郎と思われてもかまいません。
ゴールした時に、しんどかったけど苦しかったけど頑張ってヨカッタ!
そう思ってもらいたいですから。
■15K:23.30
Fさんはそろそろ限界。
それでも引っ張るワタシとGuzuさん。
褒めて褒めて褒めまくる〜
ちょっと脚色が落ちると
最後はこちらから嘆願です(笑)
「がんばりましょうよ〜
脚あげましょうよ〜!
あともうちょっとなんですから!」
「ウデ振って!アシ前出して!」
たぶん逆の立場なら絶対キレてるでしょうワタシは。
「うろさいんじゃ、言われんでも走ってるわい!」と。
Fさんはとってもオトナなんですよ。
■20K:24.13
■ゴール:98.36
3年連続97分台という目標には届きませんでした。
それでも耐えて粘っての100分切り。
Fさんも一時は100分切りを諦めていたようですが
粘った甲斐あっての最終結果には笑顔を見せて下さいました。
「1秒たりとも無駄にしない」
やっぱりこれが大事なんですね。
恥ずかしながら忘れかけていました。。
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