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夜8時から、ご飯も食べずに、今まで寝てた。
ほんとに疲れていたんだなあ。
研究授業終わる。
終わって、教室を出たときの、担当教員の笑顔。
「パーフェクト。今まで見たどの実習生よりも良かった」
50代も後半の先生は、一体今まで、どれくらいの実習生を見てきたんだろう。
10人くらいだろうか?
でも、私は、その10人に負けるわけないって最初から思っている。
だって、私は、私と戦っているわけで、
その子たちは、眼中になかった。
実習生が1人だけという状況が、ますます、それに拍車をかけた。
見えない他者よりも、ある程度見える過去と現在を含めた自分。
研究会での校長先生からの言葉。
「実習生としては超優秀。
実習生であるにもかかわらず、あつかましさを出せるということが、普通だったらなかなか出来ない。
でも、あなたの、これまでの経験が、あなたの姿に反映されている」
わたしは、納得できないことがあったから、後悔したくないから、ちゃんと聞いた。
「先生、大変失礼だと思いますが、
わたしは「実習生としては」の留保にひっかかってしまいます。
正直に申し上げれば、気に食わないです。
「実習生として」ではなく、教師として、人間として、私はこの3週間取り組んでまいりました」
周りの先生が爆笑してくれた。
納得できる答えも貰えた。
っていうか、わたしは、気に食わないことを伝えたかっただけ。
問題行動のある生徒が寄ってきたときの対処の仕方と、
教室において彼らをケアする姿に、
わたしの人柄がにじみ出てるといわれた。
ほんとうは違う。
人柄とかじゃないんだ。
彼らは、中学生の私。
だから、誰よりも、彼らに、何かを届けたいだけ。
研究会後も、先生と、まあ色々しゃべって、
生徒を家まで送り届けてから、早めの帰宅。
今日は各クラスで、普通の授業じゃなくて、
高校をやめてからの経験を含めて、私が生徒たちに伝えたいことを、伝えてほしいといわれている。
授業なんかよりも、そっちのほうが、大切だと思うから。と。
これまで、しっかり先生やってきたから、
生徒たちは、ちゃんと、わたしの話を聞くって、先生は判断してくれたみたい。
まさか、実習通して、こんなチャンスもらえるとは思ってなかった。
一生懸命取り組んできてよかった。
35×4の生徒に何かを伝えられたら、
私はこれまで生きてきた意味がある気がしている。
春から私は顔の見えない誰かに向けて、言葉を届ける仕事につく。
でも、その前に、顔のみえる生徒に言葉を届けたい。
生徒たちが言ってくれる。
「戻ってこないの?」
運動会のリレーのバトンの受け渡しの美しさに再び泣きそうになりながら、
もし人生が2回あったら、
教員として、
この子たちと一緒に、限られた期間を、過ごしたいと思う。
あと、2日で、実習は終わる。
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