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新型雪上車製作記 Pisten 【1】 第54次南極地域観測隊を乗せたしらせが基地付近に接舷するのももう近々。 容易く接舷が出来ること願うばかり、今のところ至って順調の様子。 -- 今次も極地への雪上車の更新、補充があるようで、 中でも異彩を放つのは、雪上車大手の1つ、 ドイツ、ピステンブーリー社の車体を使った改装車。 前にKのマークがあるのでケースボーラー、 増強型…エンジンは、メルセデスか、いすゞか。 海外の車体が正規に日本の観測隊に加わるのは、 記憶の中では黒塗りのSno-Cat以来のような気がする。 まして、Sno-catには車号があった記憶が無いが、 今回のPistenには車号がある。今後も拡充するのだろうか?。 そんな、知った風な前置きを長々云っても、そこは所詮素人の知ったか振り、 話はそこじゃあない。本題は「この車体を作る」という所にある。 久しぶりにブロック雪上車作製の入口出口のお話。 帰ってきた。微かにそんな気さえする。 -- 実は風の噂でこの件を知ったのはやや少し前のこと、 既に資料集めを進めている。 資料といっても、図面や関連資料を何処ぞから入手と云うことではなく、 ひたすらパソコンとWEB、幾つかのキーワードを使い、 写真の洗い出しを延々行うと云うことをする。 結局の所、誰かの写真をアテにしている。と云う訳だけれども、 出来れば、広く公になる前に作り進めたい。 願わくば現地で観測隊が開封する頃には画像を出したい… と思うそんな気持ちも裏腹に 詰まる所、対象が公になっていかないとこの写真も集まらないということだ。 前面、左右側面、上部…、一昔前では写真探しに四苦八苦したものだが、 最近は大分探し易くなっている。 これは自分の探し方が上手くなったと云うことではなく、 数年の間に、この種の情報量が確実に増えていると云うことに他ならない。 これは年々感じていることで、 何時も幾許かの驚きと感謝と共に、嬉しく思う。 ただし、最近は実物と共に手前のブロックも一緒に出てきてしまい、 それが資料集めを阻害するという、困った様相を呈している。 嬉しいのか忌々しいのか、複雑な気分でもある。 -- さて、回顧録でもない、まだ作ってもいない、 そんな雪上車のことを今書き起こしたのには理由がある。 詰まるところ資料不足が発生してる。 だからこの記事は良く云えば「現状報告」、悪く云えば「泣き言」になる。 核心は後面の写真が見つからないこと。 その昔、初めて雪上車を作ろうとして、 「506号車」で同じような事態に陥ったことを思い出す。 思えば、「601号車」も後面で困った。 まるで「楽はさせんよ」と云わんばかりの洗礼を受ける様な気分だ。 何故後面の写真がないかとえば言わずもがな、話は極々単純。 けれども、それで立ち止まっていては物事は何も進まない。 この辺りが一番地味な作業なのだが、 この積み重ねこそが、自分に嘘をつかないという説得力となるだけに、 絶対に抜けない所。 100%の資料を以って、100%のデフォルメ。 資料と作品は意図的な≠であり=が良い。 長期戦の様相を呈してきたな…。と思いつつ。
可能性を胸に日々あたり続ける。 |
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