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宮台真司氏「橋本治氏が、何故『伝統・歴史』に拘るのか?それは安倍晋三さんに代表される、或いは日本会議的な日本や伝統という言葉がマヤカシで嘘だからなんですね!実は僕20年前にね、西部邁さんに対して『あんたの言う伝統は嘘だ!』というふうに言って、西部さんが退席した事がありましたが。殆どおんなじロジックを使っていますよね。何かって言うと、伝統的家族制度を夫婦別姓が壊す!伝統的家族制度を同性パートナーシップ制度、或いはLGBTの許容が壊す!しかしこの人達の言う伝統っていうのは、所詮明治維新以降、追い付き追い越せの、近代化を進める為に捏造された伝統なんですよね!」
「先ず、日本は鎌倉時代まで母系社会だったんですね。妻問婚或いは婿入り婚って言ってね、妻問婚は妻の実家に通う結婚。婿入り婚っていうのは、そこに居ついてしまうっていう結婚なんです。多くの社会がね、こういう母系制を取ってますが、日本はずっとそうだったんだよっていう事なんですよね。更に聖徳太子を摂政にした事で有名な推古天皇、最初の女帝ですが、推古以来ですね、平安京を作った桓武天皇まで、父親から皇位を継承した天皇は一人もいないんです。全て女帝から次の天皇に引き渡される、男の天皇に引き渡されるという事がありました。安倍氏が好む伝統なるものはね、実はただの捏造で、天皇を政治利用する為の維新政府の戦略的な構築なんですね。これは社会学者も散々研究している事です」
「更にね、最近に到るまでね、田舎なんかではどういうふうに暮らしていたのか?これは柳田國男が明らかにしている事だけれども。夫婦は生業に忙しくてね、祖父母や近隣近親による育児が行われていた。かぐや姫の物語で描かれているようにね、アニメですが。貰い乳なんていうのも普通に当たり前に存在していた。更に春画、国際的にも有名だよね、江戸の文化だけども。春画の背景にあるのは、娼家。当時の娼家では後家さんが最高権力者。だから日本の中小企業には今でも、後家さんが経営してる場合が多いよ。これは上野千鶴子さんの話なんだけれども」
「次に同性愛。ご存知のように元々お寺さんではね、お稚児さんて言いましてですね。仏教の枠の中にある性愛行為という事で、同性愛が認容されていた。平安の上流貴族は、自分よりも下の貴族と同性愛的な関係を作る事によって、勢力集団を構成していた。或いは吉原ですね、これは男娼がいっぱいいて、井原西鶴が好色一代男っていうね小説、この主人公は女3742人、男725人と関係したというという事が書かれている。つまり男前っていうのはバイだよ!って事なんですよね。他にも色々あるんだけれども、要は日本の文化の背後には、母系制的なもの、女をリスペクトするもの。そういうものが脈々と流れていて、明治政府の近代化のただの道具に過ぎない捏造を、本当だと信じ込むような言葉の杜撰な使い方!聞き方!(橋本氏は)これを徹底して批判していました!」
社会学者・宮台真司が作家・橋本治さんを偲ぶ
2019年2月1日
#橋本治 #安倍政権 #明治礼賛 #LGBT
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