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虫歯治療のウソ
私達現代人が慢性的に悩む疾病のひとつが虫歯であろう。当地カナダでは保険が聞かないため日本よりもはるかに高額の治療費が要求されている(その分先進的な治療を受けられるのだが)。
ただこの治療法は従来の歯科医たちが主張していた治療法が随分と異なっているようだ。以下その専門家よりの驚愕すべき事実より。
今回、応じてくれているのは、埼玉県志木市で「ヒロキ歯科診療所」を開業している西野博喜氏だ。
――「穴が空いたら即、歯医者で治療」かというと、そうとは思わないという話をされていました。穴が空くほど虫歯が進んでも、歯医者に行かなくて大丈夫なのですか。 西野博喜氏(以下、敬称略) 今すぐ痛みを取ってほしいという場合は、もちろん治療する必要があります。それと、ごはんを食べられなくなった場合や、歯の機能が失われたときも治療が必要です。
しかし、そうした緊急性がなければ、急いで虫歯を治療すべきでないと私は考えています。安易な虫歯の治療は、かえって虫歯の再発を招くおそれがあるからです。
――どういうことでしょうか。 西野 歯を削って詰めものがされると、その部分では唾液による再石灰化が起きづらくなります。歯の詰めものは“絆創膏”とはちがって一生、詰めたままにします。これが歯の再石灰化を阻害するのです。まず、虫歯の原因を見定めたうえで対処しないと、詰めものをしてもすぐに再発してしまいます。
――歯医者に通う必要がある人は、歯医者選びをすることになります。どのように選べばよいのでしょうか。
西野 技術と倫理感を保持している歯医者であればよいのですが、そういう人を見つけるのは簡単ではないと思います。
私からは、臨床系の学会に所属していること、その所属先が日本歯科医学会の認める「専門分科会」や「認定分科会」であること、「専門医」や「指導医」の資格をもっていること、その資格の取得者が学会の総会員数と比べて少ないこと、などを挙げたいと思います。
でも、あくまでも目安です。学会に所属していなくても素晴らしい歯科医をたくさん知っていますが、一般の方には分かりにくいのが現状です。
――では虫歯を治すにはどのようにすればよいのでしょうか。
西野 歯は本来、自然にしていれば脱灰したところが再石灰化して元に戻るものです。それにもかかわらず虫歯になったということは、何かしらの原因があるはずです。その原因を見つけて、改善するという考え方が大切です。虫歯ができたら削って詰めもので穴埋めをする、というのは応急の工事のようなものに過ぎません。 |

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