愚者の楽園

漂流を書き改めた「氷解」に興味があるブログ開設者の 方には添付として送りますのでメールアドをゲスブへ内証で書き込んでください

[ リスト | 詳細 ]

記事検索
検索

全3ページ

[1] [2] [3]

[ 次のページ ]

回路

 人生ってなんだか不思議、あんなに哀しくって苦しくって絶望ばかりの遠い日だったが・・、
 今から思えばそんなに真剣に向き合うことも無かったのかも・・と思うとき、
 何時も心が一杯だったあの頃に笑いたくなる・・そんな気もするのだ。

 でも、そうであったから、心が揺れ動く歓びも得られた。
 涙も浮かべれる悲しさも味あえた。
 人の心の奥も探れた。
 生きる意味も問えた。
 絶望も空洞もみんな味わえた。

 これも僕の周り存在する僕には見えない神の悪戯なのか
 それにしては随分酷い悪戯
 僕の精神が可笑しくなり狂うのさえ
 望んでいたかのような酷い悪戯
 お陰で僕の魂は傷だらけ

 そう、それは僕が何時も真剣だったから
 心に余裕が無かったから
 手に出来る幸せも手に出来ない
 心の弱さを貴方は笑っていた 
 きっと人としては失格と笑っていた

 それでも僕はこの道を来た
 やっと乗り越えて
 次の世界へ
 何にも無い新しい世界
 永遠の無の世界へ

 辿りつける日が
 その日が僕には
 遥かなる天国
 心を揺らすことも
 心を凍らすことも
 何にもない次の世界へ
 やっと辿りつける

 周り回って辿りつける

君思えば 窓の外の明かりのように
 温かき秋の風景が目に浮ぶ
 優しき瞳に柔和な笑顔
 頷く仕草はまるで
 遠い日に何処かで
 出会った少女のよう

 君恋しく 空の彼方見渡せば
 冷たき冬の田舎が目に浮ぶ
 健気な姿に優しき思い
 働く姿はまるで
 遠い日の何処かで
 別れ行った母のよう

 君切なく 思い出振り返れば
 爽やかな秋の一日が目に浮ぶ
 微笑む顔に優しき眼差し
 語る姿はまるで
 遠い日の何処かで
 心繋いだ人のよう

遥か彼方に浮かぶ風景の一コマ一コマが
 人 人間の証としてわが脳裏に浮かぶ限りは
 この世に存在する意味があるのかも・・
 そう思いつつ流れゆく人生への哀歓を此処にまた思う
 それが我が生きた証として・・旅ゆく日まで・・

夢ん中「漂流」より

  
 ネェーお兄ちゃん、何故何故

 消えて行ったの

 何故、容子のこして消えていったの

 泣き顔見せる可愛い従妹に

 俺は黙って、うつむいていた

 それは今では哀しい夢の中


 ネェーお兄ちゃん、何故何故

 私を嫌いなったの

 何故容子をおいていったの

 泣きべそかく可愛い従妹に

 俺は黙って、上をむいた

 それは今では空しい夢の中

  
 ネェーお兄ちゃん、何故何故

 逃げて行ったの

 何故容子を傷つけて行ったの

 泣きじゃくる可愛い容子に

 俺は黙って、なみだを浮かべた

 それは今では遠い夢の中

友へ・・・

    
 あの日あの時、君とであったね
 青い顔に黒ブチの目がね
 ビートルズ風の少し長い髪
 何処か暗いその表情
 けだるい姿の中に
 何かがあったね
 
 或る日あそこのかたすみで
 芥川を語り太宰をかたり
 果て無き人生を語ったね
 何処か虚無的なそのなかに
 アーチストの面影みたり
 夢をみたけれどね

 或る日あの時君はいったよね
 文学やれよ、やるべきだよ
 夢無き僕に夢をあたえたね
 かすかに生きる僕のなかに
 君のそのことば生きていた
 夢をくれてありがとう

 あれからもう何年たつのだろ・・か、彼、野瀬英雄が異国の地で不慮の死を遂げてから・・・。
 僕の人生で彼と出会えた事も大きな意味があった、あの頃僕が二十歳になるかならないか・・の、
 この人生で一番の苦悩の時に忽然と姿を現した本当に凄い感覚の青年、
 青白く何処か病的なその顔には美少年の翳りが何時もあった。
 全てに退廃的で、人生を捨てているそんに感じだったが、一度文学音楽絵画美術等を語らせばその豊富な知識は抜群、
 聞けば別府で何軒もの映画館をもっていたのが父の代彼が高校三年になった時に没落してしまったと言うことだった。
 だからその前には優雅少年時代を過ごしたくさんのものを吸収していたのだろ・・し、
 それに彼の叔父が当事詩人で名を馳せた大木敦夫と言うこともかれの知性に関係があったのかも知れないが・・。

 でも彼は運動は殆ど駄目だった。
 その彼を僕はキッチボールの相手にもさせた、無論速い球は投げられないが、それでも少しずつ彼も普通の青年のように動けるように変って行ったものだった。

 こうしてペシミストの僕とデカダンスの野瀬との付き合いは以降3年程続いたが・・、
 その彼と再会したのはそれから何十年、大阪読売に大木敦夫の娘さんの宮田鞠栄さんの文学散歩が載り、僕が宮田さんに僕の本と手紙を送り、
 其処から彼、野瀬のお姉さまに連絡、其処から彼へ・・と。
 彼は当事はアメリカのサンチャゴに住んでいて、日本に帰ってくることは殆ど無かったのが、僕の手紙を知り、母の墓参をかねて何年ぶりかにこの国に帰ってきて、
 かれのお姉さんの住まいの守口の近くの喫茶で時間の許す限り話をして別れたが・・、
 
 それから後、二十日も過ぎないうちにかれは遠くサンチャゴの浜辺で惨殺されてしまった。
 「それでも最後に貴方にお会いできて、英雄も心残りなく旅たてと思っています・・」そう云われたお姉さまのその言葉が僕の耳には今も悲しげに聞こえてくる・・。
「冬ちゃん、絶対もう一度巻き返すから・・ね、その時は君をサンチャゴに招待するから・・」
 その言葉、彼、野瀬英雄の最後の言葉は今は空しい響きとして帰ってくる・・。

 でも野瀬君、この世で君と出会えた事を感謝するよ・・有難う・・ね。
  

 あったなら
 僕は女たらしのジュリアンソレルになってぃたかも・・何て
 時に思う
 なんたって直ぐ人に惚れる
 平気で近寄れる
 誰とでも直ぐに話が出来る
 笑顔で接する事が出来る
 優しそうな外観がある
 相手がどんなに綺麗でなんとも思わない
 だって所詮人間でしかないもん

 若し・・という言葉が・・
 あったなら
 僕は稀代の大悪党アルカポネになっていたかも・・何て
 時に思う
 なんたって度胸がある
 平気で恫喝できる
 誰とでも組む事が出来る
 考える力がある
 一瞬に豹変できる
 相手がどんなに巨大でもなんとも思わない
 だって死なんてめじゃないもん

 でも、でも、
 哀しい事にこの世では
 神様は僕に僕の奔放な心を
 自由な心をお縛りになられた
 それが哀しい事なのか
 嬉しい事なのか
 この僕には分からない
 来世で何てあるわけ無いのに
 何て時に思う僕の心

全3ページ

[1] [2] [3]

[ 次のページ ]


.
hit*r*ikujp
hit*r*ikujp
男性 / 非公開
人気度
Yahoo!ブログヘルプ - ブログ人気度について

スマートフォンで見る

モバイル版Yahoo!ブログにアクセス!

スマートフォン版Yahoo!ブログにアクセス!

1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

標準グループ

登録されていません

Yahoo!からのお知らせ

よしもとブログランキング

もっと見る

[PR]お得情報

ふるさと納税サイト『さとふる』
実質2000円で特産品がお手元に
11/30までキャンペーン実施中!
いまならもらえる!ウィスパーうすさら
薄いしモレを防ぐ尿ケアパッド
話題の新製品を10,000名様にプレゼント
いまならもらえる!ウィスパーWガード
薄いしモレを防ぐパンティライナー
話題の新製品を10,000名様にプレゼント

その他のキャンペーン


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事