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江戸時代、女性がショッピングを楽しむ場所の一つに小間物屋というのがあった。
小間物は細物(こまもの)、あるいは高麗物、つまり舶来品で、京都では京極通り、大阪では堺筋あたりが小間物屋街だった。塗り物の容器、箱物、眼鏡、刃物、ハサミ、ちろり、櫛、こうがい、かんざし、髪飾り、紅、白粉、紙入れ、煙草入れ、キセルなどを店に並べてあきない…。
コレクション趣味というのは、物を作る側の人間にはふさわしくないものだからけして大きな声では言えないが、見つけるとつい買ってしまい、いまや小間物屋でも開けそうなぐらい私が集めているもの…それは
Chopstick rest
箸置きだ。
これから月に一度、ネットでも街のお店でもデパートでもどんな店で私が箸置きを買っているのか書いてみたい。箸置きの画像もちょこちょこアップして。
まずは銀座六丁目の夏野(電話 03-3569-0952)
銀座四丁目の大通りを松坂屋デパートの角で有楽町方向へ二通り行くと看板が見える。一階が夏野。箸と箸置きの店。同じビルの六階に小夏。子ども食器と箸置きの店。この店と通販がいいのは箸置きを五個一組でなく一個だけでも買えることだ。
「和食器は五客一組じゃなきゃいかん!!!」という考え方はいまだに相当強い。ということは箸置きはひとつでかまわない私は夏野なら、同じ値段で五種類の箸置きが買える。
箸置きをコレクションしている人で東京に来られる人なら、この店の何千という種類の箸置きがところ狭しと並べられている様子を一度見て気絶しそうになってみてはどうだろう。
通りをもう一つ有楽町方面に行ったところに最中の店、空也もあり(空也の最中は前日予約の電話入れても明日の分はもうおしまいと言われることがある)そっちにも寄りたくなる。また大通りに戻れば七丁目のビアホールもすぐそこだ。東京で昼間からジョッキのビールを注文して違和感のない店というのが何軒あるかわからないが、私はここしか知らない。母の日に母を誘ったこともあるが、母は千疋屋フルーツパーラーの方がいいと言って入らなかった。
夏野には広告を出している「銀座百店」が置いてあり、いつももらって対談コーナーだけ読む。この元祖タウン誌のような冊子は、対談のページだけは何十年も変わらずかなり高い水準を保っているのが奇跡のようだ。青いのは夏野の会員割引カード。
5月はおもちゃの箸置きをアップしていきます。
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