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あまりにも重すぎるのでmixiに移しました…。

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1980年代中期、時代はポップスも完全にエレクトリックの波に飲まれていて、シンセサイザーの非自然的な音や、シーケンサーやコンピューターによる無機的なリズムに支配されていた。勿論、それはそれで新しい音楽というものを我々に知らしめてくれて大変興味深かったし、音楽の新しい可能性に希望を持っていたものだ。しかしリスナーも、70年代の終わり頃から始まったそうした動きに対して少々疲れていたのかもしれない。『SAVING ALL MY LOVE FOR YOU』がTVCFでかかった時に、プリミティヴな音楽の良さと云ったら大袈裟かもしれないが、今更ながら、鍛錬された素晴らしい人間の声と演奏による曲の良さを改めて実感したのだ。フュージョンやテクノばかり買っていた筆者が珍しくホイットニー・ヒューストンのアルバムを買ってきた。

勿論、このアルバムにも打ち込みの曲はあるのだが、何しろホイットニーの良く伸びて張りのある声が、他の音の存在を薄くする程に素晴らしかったから、オケの音は大した問題ではなかったのだ。いや、勿論、演奏が大したことがないという訳ではないのだが、それ以上にホイットニー本人の素晴らしい声に完全に引き込まれた形だ。若い彼女はしかし、数々のバカラック・ナンバーを歌って世界的に有名になったディオンヌ・ワーウィックを叔母にもつという素晴らしい環境があったにせよ、良い声と曲に恵まれて幸運だったと云えよう。アメリカの音楽界もマドンナを始め、アイドル性やヴィジュアル的なアピールにポップス界が傾いていた次期であるから、ホイットニーの様な本物の歌が逆に新鮮に感じたと云う事もあるかもしれない。ひょっとしたら自分にも歌えるかもしれないといった親近感はないけれど、匠の技を体験して感動に浸るといったプロフェッショナルでしか得られない体験をする事が出来たのだ。

このデビュー・アルバムも例に漏れず名曲揃いで、『HOW WILL I KNOW (恋は手さぐり)』『SAVING ALL MY LOVE FOR YOU (すべてをあなたに)』や『ALL AT ONCE』といった有名曲のみならず、ジョージ・ベンソンがモハメッド・アリの伝記映画の挿入歌として歌った『GREATEST LOVE OF ALL』、また『HOLD ME』(なんと、テディー・ペンダーグラスとの共演!)や『TAKE GOOD CARE OF MY HEART (やさしくマイ・ハート)』といった男女デュエット曲もなかなか良い。今聴いても上質なポップスであり続けるのは、本物の音楽に共通する証拠であろう。マイケル・ジャクソンもそうだけれど、ホイットニーも実力があるのに、解り易い方向を目指し過ぎてしまったのか、新しいアルバムが出る毎にどんどん作品としての魅力は無くなってきてしまっている。また、二人とも最近は本業とは関係ないトピックでしか話題にならないのはとても残念である。

ところで、このアルバムが日本でヒットした当時、結婚式で『SAVING ALL MY LOVE FOR YOU (すべてをあなたに)』を歌ったり贈られたりする事が良くあった様だけど、きっと邦題のイメージと爽やかな曲の感じだけで選んで、歌詞を読んでないのでしょうね。これ、不倫の歌ですよ(笑)。解っていて敢えて歌ったのならかなりコワイものがありますが…。

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▼曲目
 1.HOW WILL I KNOW (恋は手さぐり)
 2.ALL AT ONCE
 3.TAKE GOOD CARE OF MY HEART (やさしくマイ・ハート)
 4.GREATEST LOVE OF ALL
 5.HOLD ME
 6.YOU GIVE GOOD LOVE (そよ風の贈りもの)
 7.THINKING ABOUT YOU
 8.SOMEONE FOR ME
 9.SAVING ALL MY LOVE FOR YOU (すべてをあなたに)
10.NOBODY LOVES ME LIKE YOU DO (夢の中のふたり)

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