|
鄭東和さんだからF-cdのコーナーの方が良かったかもしれないけれど、彼は日本での活動から世界に出ていったミュージシャンだからJ-cdの方で紹介させていただく。しかし、彼の活動のグローバル・ワイドな事と云ったら本当に凄いなぁと感心してしまう。
テイさん…と、僕等はいつも呼んでいたのでここでもそう書かせてもらう…を初めて知ったのは、かつてNHK-FMで夜10時頃からだったろうか、サウンドストリートという番組があったのだが、80年代中頃の火曜日のパーソナリティが坂本龍一であり、その中でリスナーからデモ・テープを募集して優秀作をオン・エアーするコーナーでだった。テイさんはこのコーナーの常連だったのだ。つまりもうこの時点で他の人より秀でた存在だったのだ。ちなみにこのコーナーからプロになったのは他に槇原敬之がいる。テイさんは当時やっとアマチュアも手にする事が出来る様になったサンプリング・マシンを駆使してとてもセンスの良い曲を披露してくれて、皆を驚かせた。
筆者は1986年に渡米したのだが、翌1987年に同じ学校に一人の青年が日本からやって来た。ニューヨーク大学の学食で筆者の友人から紹介されたひょろりと細いその人は、黒っぽい衣装に身を包みとても頭脳が明晰な印象を受けた。筆者より2つぐらい歳上のその人も音楽をやっているというのですぐに話しが合った。そうして話すうちにその人が鄭東和さんだと知った。その頃のテイさんと云えばまだテクノ系の人というイメージが強く、アパートに遊びに行っても僕が好きなものだからクラフトワークやメロン等を聴かせてくれたりしたものだ。その時に彼の部屋にあったのはKORG DSS-1というサンプラーのみ。もうすぐカシオから発売されるFZ-1という16bitサンプラーを心待ちにしていたようで、それまではDSS-1を使うと云う事で、筆者が日本の100V仕様からアメリカの117V仕様に改造した。また、筆者のアパートにも何度か遊びに来てもらい、筆者の拙い作品を聴いてもらって感想を訊いたりしたものだ。
そんな風に、テイさんのアパートにはちょくちょく遊びに行っていたのだが、その間に彼は日本の映像コンテストに作品を出して、その作品が大賞を取ったりと、音楽だけにとどまらず才能をめきめきと発揮していった。その頃から特にブラック・ミュージックに急速に傾倒していくのを感じた。ヒップホップのムーヴメントにも敏感に反応していた。かのキース・へリングにも亡くなる前に会っており、その突然の死を悲しんでいた。そしてある時、筆者に「今度デビューするので楽器と機材を揃えたいから××君(筆者の名前)の所で頼むよ」と云ってくれた。その当時筆者は楽器店で働いていたのだ。そうしてなんとアメリカでデビューしたのがかの有名な「Deee-Lite(ディー・ライト)」である。しかもデビューしただけではなく、ダンス・チャートでトップまで登り詰めてしまったのだ。
当然それからはテイさんは多忙の日々となるので、筆者とは交流が少なくなっていってしまい、そのうちに筆者は日本に帰国してしまうので、以来連絡は取り合っていない。もう15年以上前の話しなのでテイさんは筆者の事は覚えていないだろう。しかし、筆者はCD店で彼の新譜を見つけるととても嬉しい気持ちになる。あんなにセンスの良い人と一時期でも私生活の中での付き合いがあった事を今も誇りに思う。このアルバムを聴いた時に筆者の心の中には「あぁ、やっぱりテイさんだ、センスの良さは変わってないな。」ととても懐かしい気持ちにもなってしまったのだ。
テイトウワ Tei Towa TOWA TEI ディーライト ジャングルDJトワトワ
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
▼曲目
1.The Sound Museum
2.Time After Time
3.Happy
4.BMT
5.Higher
6.Corridor
7.GBI (German Bold Italic)
8.Tamilano
9.Private Eyes
10.Everything We Do Is Music
11.Private Eyes -Bossa Version
12.Happy -Q-Trip Remix Dub
|
この人、センスいいですよね。俺も近々、テイ・トウワのアルバムを 紹介しようと思っていたんです(このアルバムじゃないけど)カブって なくて良かった(笑)
2005/3/25(金) 午後 11:19 [ sum*er_*n*ws2*01 ]
本当に何をやらせてもセンス良いのですよ。トレードマークのメガネも当時に始めてずっとですし、ファッション、ヴィジュアル、考え方、そして勿論音楽と、スマートにサラッと格好良く決めてくれます。天才ってやっぱりいるんだなぁと思いましたよ。
2005/3/30(水) 午後 0:03
え!あのメガネ、自前なんですか?(笑)この人の殻ってデカイですよね。なんていうか奥の深さが全然見えないというか。。俺、テクノ自体はあまりピンと来ないほうなんですがこの人のCDは買っちゃいました。お洒落な曲がとことんお洒落ってのがハマります。普通、これだけ好き勝手やってる人って世間を置いてけぼりにして独走する事が多かったりしますがこの人はなんか違うんですよね。暴走してるって感じでもないし。
2005/4/2(土) 午後 3:19 [ sum*er_*n*ws2*01 ]
そうです、自前なんです!(笑) 確かに彼はやはり才能ある人達の多くがそうである様に、何かが彼の目には見えている様でした。レヴェルは違えど同じ音楽を志す者として、彼とそういう話しをする事が出来た経験というのはとても貴重なものでした。 確かに彼の場合通り一遍の「テクノ」とは違うものですからね。そこら辺が巷に溢れる「テクノ風」や「ヒップホップ風」とは違う彼の音楽の本物志向なところですね。常に新しいものを創造しようとしているのですもの。
2005/4/4(月) 午後 6:21
私もテイ様好きです☆そんなに熱くは語れませんが・・(笑)一部ですが記事にも載せてます。今の「sometime SAMURAI」早速ゲットしました。
2005/5/4(水) 午前 0:48
つい先日、僕の働く職場にテイさんいらしてたんですが、僕は仕事中でお会い出来ませんでした。残念!
2005/5/12(木) 午後 0:21