|
女性と病気 線維筋痛症:1 子に抱きつかれ電撃走る
http://www.asahi.com/health/ikiru/TKY201108310156.html?ref=reca
2011年9月1日
2002年2月の寒い朝。熊本市に住む吉田裕子(よしだ・ゆうこ)さん(40)は、肩のあたりに奇妙な痛みと全身の倦怠(けんたい)感を感じた。3番目に授かった次女(10)が、1歳になる直前のことだった。
「肩こりとも違うし、微熱もある。風邪かな」。数日間安静に過ごしたが、痛みは全身に広がっていった。近くにあるかかりつけの内科医院で鎮痛薬をもらい、3日間飲んだ。しかし変化はない。
かかりつけ医は「リウマチとは違うが、体のあちこちが痛い。同じような患者さんが昔いて、ステロイドを何年か続けたら治ったもんね」と言った。診断がつかないまま、とりあえずステロイド剤に切り替えた。
ところが1週間後、薬の量を減らすと痛みが倍になった。食事を作るのも洗濯もつらく、横になっても刺すような痛みから逃れられない。神経がむき出しの電線に置き換わったかのようで、人が歩くわずかな振動すらビリビリした痛みに感じた。
ある日、次女が不意に腰に抱きついて来た。全身に電撃が走った。「ひあーっ、お願いだけん、ちょっとやめてえ」。思わず悲鳴を漏らした。当時小学1年生だった長女(16)が、よちよち歩きを始めたばかりの次女に言った。「さわっちゃ駄目、お母さん痛いから」
24歳で結婚して調理師の仕事をやめ、平穏に暮らしてきた。娘2人、息子1人にも恵まれた。その子どもたちが自分を腫れ物に触るかのように見ている。「このままずっと、子どもを抱っこできんとかなあ」。自分の状態に愕然(がくぜん)とした。
半年間かけて三つの総合病院を次々に回った。リウマチ担当医がいる整形外科、血液内科、膠原(こうげん)病内科、神経内科……。痛みをこらえて数多くの検査を受けたが、異常は見つからない。
病名のヒントは思いがけない所にあった。02年10月、「線維(せんい)筋痛症(きんつうしょう)友の会が横浜で発足した」という新聞記事を見つけたかかりつけ医が、電話で知らせてくれた。聞いたこともない病名だが、症状は自分と同じだ。
「原因不明」という言葉が気になったが、「絶対にこれだ。病名がわかれば何とかなる」と思った。そのまま寝たきり状態まで進むとは、当時は想像もしなかった。(斎藤義浩)
★記事の感想やご意見は 「読者ひろば」 へ
.
|
遅くなりましたが、記事アップしましたので、この最初の記事にトラバさせていただきますね。
たくさん記事をアップしていらっしゃいますね。頑張ってここまで掘りました♪他のものも興味深く読ませていただいております。
2011/9/11(日) 午前 11:26