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さてさて、かくして、商売繁盛大作戦の幕が切って落とされました!
では、具体的に何をしたかを皆様に説明申し上げたいと思います。
まず僕達は、『おサルの針屋』と書いたノボリを急遽こさえました。
そして、それを掲げた孫市が、例によってド派手な陣羽織姿のまま、
首輪を付け四つんばいになった僕のリードを引きながら町を練り歩く!
という、一歩間違えれば特殊なプレイとも思われかねない暴挙に出ました。
(注:百歩譲ってもこの行為は変態そのものです。良い子はマネすんなよ!)
いやぁ、町の人達の凍てつく様な視線が痛い痛い!
まぁそりゃそうですね。アホみたいな真っ赤な陣羽織の男が、
パッと見人間か猿かも分からん類人猿に首輪付けて散歩をしてるんですから。
フッフッフ・・・・今のうちにせいぜい侮蔑の視線を投げかけるが良い・・・・!
これもこの日吉様の策略の一部に過ぎないのだよ!!
そんな具合に町の人々から生ゴミを見るかのような目で見られながらも、
ただひたすらお行儀良く清洲の町を散歩して回る事数時間。
ここで聡明な読者の皆様は、
読「あれ?のぼり挙げてるのに針売らないの?バカじゃない?
ついに頭の中身までサルになっちまったんじゃねえの?死ねばいいのに!」
とお思いになる事でしょう。あ・・・・あんまりだ!!(←被害妄想)
違うんですよ。今回の僕の商売繁盛大作戦の肝は、
『この日は針は売らないで歩くだけ』という事なんです。
僕が考えるに、商売に必要なのは多分『興味』と『信頼』です。
この戦乱の世の中、僕達の様に町から町へと渡り歩き品物を売る、
そうやって生計をたてている旅商人なんてゴロゴロいる訳です。
中には、行く先々で泥棒まがいの行為を働く物騒な連中もいると聞きます。
当然、町に住む人々は少なからず行商人や高野聖には警戒心を持ってるでしょう。
そんな中でね、自分で言うのもなんですけど、猿と人間の半獣人みたいなツラした
ブサイクで小汚い小僧の僕が、「針いかがっすかー?」とか普通に商売始めたって、
そりゃ誰も相手してくれないでしょ、普通? 悲しいけどコレ、現実なのよね。
そこで僕が考えたのがこの『万歳楽(まんざい)大作戦』!
『万歳楽』ってのは簡単に言うと『旅のお笑い芸人』みたいなもんで、
町へと出稼ぎにやってきては面白おかしい話や芸を披露し、
その代わりにおひねりを見物人から頂く、という稼業です。
いつどこで戦争がおっ始まるか分からないこの時勢、
僕達一般市民には、娯楽なんてものはそうそうありゃしませんから、
そういう『芸を見せる』稼業も成り立つ訳ですわな。
しかし、所詮収入源は人の善意によるおひねり。たいした稼ぎは見込めません。
そこで僕が考案したのが『芸を見せながら商売もする』という手法!
昨日のうちに散々街中をうろついて皆の目に止まっておき、
次の日に、人通りの多い町の大通りでおもむろに芸を始める訳です。
すると、前日に僕達を見かけた人々は、
人「おや?アイツら昨日もこの辺ウロついてたな。
今日は何か芸でもやるのかな?」
といった感じで多少食いついてくれるという寸法です。
チラッとでも見かけた事あるヤツの方が、完全に初見のヨソ者よりは
多少なりとも警戒を解いてしまう、ってのが人間の心理ですからね!
で、その芸ってのが、孫市が猿回しとなり猿役の僕がコミカルに動く、
といった至ってシンプルなものなのですが、これが意外と皆の興味を引くんですよ。
っていうのも、キャッキャ言いながら飛び跳ねる僕を見た道行く人は、
人「なんだ、ありゃ?猿回しか?
・・・・い、いや、でもあの猿、服着てるし・・・・。
え!?もしかして人間!?」
ってな感じで二度見して行く訳です。我ながらなんて自虐的な作戦(笑)
それもこれも、僕の常軌を逸したサル顔と類稀なる演技力の為せる技なのですが、
ここからは猿回し役の孫市に活躍してもらいます。
さーて、頼んだぞー孫市!!打ち合わせ通りに盛り上げてくれよ〜!!
孫「なーに、心配いらねーよ? 日吉!!
俺の盛り上げトークで、道行く人達の心を
キャッチ&リリースしてやるぜ?」
と、不安そうな僕に笑顔で言い放つ孫市。
うおぉ――い!!? 孫市よ、リリースしてどうする!!?
さ、さらに不安になったわ・・・・ コイツに任せて大丈夫だろうか・・・・?
そんな僕の不安をヨソに、遂に孫市の口上が始まったのでした・・・・。
次回へ続きます。
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