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日「王手・・・・!! これで詰みですね!!親分!!」
小「ぬぅ!? しまった!!?」
乾いた音を立て盤上に打たれた僕の『龍王』は、
小六親分の『王将』の退路を絶ち、この戦に終止符を打ったのでした・・・・!
あ、どうも皆様、只今、公私ともに絶好調の日吉です♪
いやぁ、前回の『刀盗りゲーム』の模様は皆様にもお伝えした通りな訳ですが、
あれからと言うもの、僕の生活はかなり劇的に変化したんですよね〜。
正直、あの勝負に勝つ前までの僕は、誰がどう見てもこの蜂須賀一家における
いわゆる『THE・下っ端的存在』だったんですね。
自○党で言う所のたいぞう的なポジションとでも言いましょうか・・・・
(注:上の台詞は日吉の偏見かつ妄想です。実在の人物・団体とは関係ありません)
これは周りの人間が僕を低く扱うって事だけが理由では無くって、
僕自身、蜂須賀一家の屈強な野武士達に囲まれながら暮らしている中で、
日「いやぁ、僕なんて所詮、貧弱なボーヤっスから・・・・」
的な、肉体的なハンディキャップからくる気後れみたいなものもあった感は否めません。
だってさー、木曽の大土豪・蜂須賀一家と言えば、美濃・尾張の二国を股に掛けて暴れ回る
命知らずの猛者達の巣窟ですよ? 辺りを見渡せば一面ゴリゴリのマッチョメンな訳です。
そんな中に、多少猿知恵が働くだけのモンキーボーイ・日吉君が混じってみなさいよ?
そりゃもう場違いも甚だしいどころの騒ぎじゃ無い訳です!!
例えるなら『不良の巣窟みたいな工業高校に間違って入学してしまったガリ勉君』
みたいな状況ですからね! 24時間カツアゲされ放題!!みたいな感じ!
しかし!!小六親分との勝負に見事勝利した事により、
僕はこの蜂須賀一家において『力は無いが頭はキレる奴!』というポジションを
確立する事に成功!! 見事『脱・パシリ』を成し遂げる事が出来たんです!!
いやぁ〜、貧弱なボーヤでしか無かったこの僕が、
よもや屈強な野武士達の群の中で一目置かれる存在になろうとは・・・・!!
これも勝負を提案してくれた小六親分のお陰ってもんですよね♪
さらに!! 良い事ってのは重なる時は重なるもので、
僕はまた一つ、この蜂須賀一家で自分の才能を活かせる場を発見しました♪
それは、蜂須賀村にある娯楽施設『賭場』で今、最も熱いゲーム『将棋』!!
『将棋』とは、古くは6世紀頃、海の向こうの大陸から伝わってきたボードゲームで、
プレイヤー二人が敵味方に別れ、合計20枚のコマを動かし、
相手の王将コマを取った方が勝ち!!という対戦型ゲームなのですが、
これがまー戦略性が高くって面白いったりゃありゃしない!!
シンプルなルールながらも、『香車』や『桂馬』など、
個性的な動きをするコマ達をいかに配置するかによって如何様にも変化する戦局!!
さらに、倒した相手のコマを自分の手駒として扱うことが出来るという要素も有り、
一瞬の気の緩みから大逆転敗北もあり得る!というスリリングな勝負展開!!
この将棋が、我等が蜂須賀一家でも今ちょっとしたブームになってまして、
休み時間になると、皆で賭場に集まっては晩飯のオカズや小銭を賭けて、
ギャーギャー言いながら賭け将棋の対戦に熱中している訳ですが、
そんな中、蜂須賀村将棋界の絶対王者として君臨しているのがこの僕なのです!!
前回の刀盗りゲームくらいから自分でも薄々感づいてはいたんですけど、
ホラ、僕って基本的にはアタマイイ部類の人間じゃないですか?(←超感じ悪い。)
こういう将棋みたいな頭使うゲームは得意なんですよね〜♪
初めはルールも知らなかった僕ですが、小六親分にちょっと教えてもらっただけで
大体のコツは掴んでしまった訳ですよ!!アタマイイから!!
しかも始めて3日目には師匠である小六親分をアッサリと倒してしまう、
という天才バカボンもビックリの天才っぷり!!いやぁ、自分の才能が恐いぜ!!
古来、この『将棋』というゲームは、戦の際に大陸の武将達が自分達の軍略を
シミュレーションする為に盤上でコマを動かしたのが始まりと言われていますからね!!
って事は、僕ってもしかして『軍師』の才能があるんじゃないかしら♪
う〜ん、改めて自分の才能に惚れ惚れしてしまうぜ!!
日「ワッハッハ!! いやぁ〜、すみませんね、小六親分!!
僕、正直言ってこの『将棋』に関しては誰にも負ける気しませんよぉ♪」
小「おいおい、日吉。 自分に自信を持つのは結構な事じゃが、
ワシに勝ったくらいで、そりゃあちと大きく言いすぎじゃろのう。
世の中には、お前の想像もつかん様な賢い奴もおるかもしれんぞ?」
日「えぇ〜? ホントにそんな人なんていますかねぇ〜? ウフフフフ。」
小「やれやれ・・・・・・。
どうもヌシは気持ちに浮き沈みがあるのう・・・・。」
完全に調子に乗り切ってる僕に、半ば呆れ顔の小六親分。
いやいや、でもね! 聞いてくださいよ皆さん!!
こんな事言うとスゲー調子こいてるみたいに思われちゃうかも知れませんけど、
実際、これまでの僕の短い人生経験の中で言うと、
僕が『この人、スゲェ!!』って思える様な頭脳の持ち主って
出会った事無い気がするんですよねー。マジでマジで。
今の時代って何時何処で戦争が起こってもおかしく無い物騒な世の中じゃないですか?
当然、世間には『戦争で手柄を立てられるヤツ=将来有望』みたいな意識がありまして、
皆、将来の為に何をするかと言えば、武芸に磨きを掛けたり身体鍛えたりってのが王道。
勉学に力を入れているガリ勉君なんて存在しないに等しい状態なのです!
その点僕はと言えば、幸か不幸か幼い頃から絵に描いた様な貧弱なボーヤだった為、
早々に『強い武士になる!!』なんていうどう考えてもインポッシブルな夢は捨て去り、
なんとか知恵を働かせてこの世の中を生き抜く術を考えてばかりいましたからね!!
そこいらへんの連中とは脳細胞の活性度合いが違うワケですよ!!
あーあー・・・・!! 一度で良いから、僕より頭良い人に出会ってみたいなあ・・・・!!
なーんつってね!! ハッハッハ!!これぞ才溢れる故の孤独というヤツですかな!?
・・・・この時の僕は、将棋での連勝に気を良くして完全に調子こいてました。
今、改めて自分で思い出してみてもこれは痛さ爆発です。我ながら、
『この時の僕、死ねば良いのに!』とか思わざるを得ません。キモイにも程がある。
しかし、人間、あんま調子こいてるとロクな事が無い!というのが世の常。
この直後、僕は『上には上がいる!』っていう至極当たり前の事を、
身をもって痛いほど思い知らされる事になるんです・・・・
・・・・『あの男』との出会いによって。
次回に続きます。
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