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皆さん、こんばんは。日吉です。
さてさて、例の『刀盗りゲーム』の決着が付きましたので、
今日の日記ではそのご報告をいたします!!
それでは、どうぞ!!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
4日目、夜明け前。
相変わらずの雨模様の中、
遂にタイムリミットの夜明けまであと僅かとなってしまいました。
相変わらず、小六親分は部屋の刀の前にドッシリと構えてます。
き・・・・緊張するなー・・・・・ でも、チャンスは一瞬だけだ・・・・。
一瞬の勝機が訪れるその時を待ち、様子を伺いながら息を潜める僕。
と、その時、
鶏「クック・ドゥードゥールドゥー!!」
一日の始まりを告げるニワトリの鳴き声が響き渡り、
東の地平線からうっすらと明かりが挿して来ました。
うわわ、やっべー!!マジでもう時間ねぇ!!
いや、慌てるな、日吉・・・・。ここで慌てたら負けだ・・・・!
僕が自分にそう言い聞かせ、平静を保とうとしていたその時!
小「・・・・ガッハッハッハ!!
どうやらこの勝負、ワシの勝ちのようじゃのう!!
・・・・そこにいるのは分かっとるんじゃあ!!日吉!!」
夜明けのニワトリの声を聞き勝ちを確信したのか、
急に立ち上がり、庭に通じる障子をガラッと開らく小六親分!
ゲェッ!!?な・・・・何故に・・・・・・!!?
小「やはり、賢いとは言ってもまだまだ子供よのう!!
雨音に隠れ、スキを見て庭から部屋に忍び込もうという算段だろうが、
傘に当たる雨音の違いでバレバレじゃあ!!
それに、茂みにしゃがんだ所で、傘の頭がハミ出とるわい!!」
ギャアアアアアアアアアア!!
ぜ、全部バレとる――――!!?
小六の親分は立ち上がり、外の茂みへと歩み寄って行きます!
小「ガッハッハ!!いつまでも隠れてたってもうムダじゃあ!!
ほら、早いところ負けを認めて部屋へ上がれ!!
風邪ひいてしまうからのう!! そりゃっ!!」
茂みからはみ出した傘の淵に手を掛け、一気に引き剥がす親分!!
ああ・・・・お、終わった・・・・この勝負、僕の負けだ・・・・・・
・・・・ってウソじゃボケエェ―――――ッ!!!
掛かったな、蜂須賀小六―――――ッ!!!
日「よっしゃあああ!! 刀盗ったあああああ!!」
小「ぬおっ!!? こ、こりゃあ案山子に傘を被せて・・・・!?
日吉、い、いつの間に!?」
そう・・・・これも全て僕の計算の内だったのです。
小六親分はこう見えてかなり頭の切れる人です。
雨の日に、僕が傘をかぶり部屋の外に潜んでいるのも、
傘に当たる雨音の違いで見破ってくるであろう事は予想出来ました。
そこで、僕はその『傘に当たる雨音』をオトリに使おう!
と思い立ったワケです。わぁ、僕ちゃんアタマイイなぁ♪
3日目の夜の内に、あらかじめ用意しておいたカカシに傘をかぶせ、
僕の身代わりとして茂みの中に忍ばせておく、という手の込んだ策!
そうとも知らない小六親分は、
小「日吉のヤツめ・・・・
上手く隠れてるつもりだろうが、バレバレじゃわい。
所詮、サル顔の奴は頭の中までエテ公レヴェルよのう。カスが!!」
と思っていた事でしょう。ひ、ヒドイや!!親分!!(←被害妄想)
ところがどっこい!! 親分にそう思わせて油断させておいて、
本物の僕は途中から隣の部屋で聞き耳を立ててたんだよねー♪
で、僕の計算通り、勝ちを確信した親分が油断して庭へ立ったその瞬間!!
風神の如きスピードで部屋へ飛び込み、刀をダッシュで奪取したのです!!
窓の外を見ると、お日様も半分ほど地平線から顔を出しています。
あ・・・・あ・ぶ・ねえええええええ!!!!超ギリギリだった・・・・!!
でも、とにかく約束の日の出前までに刀を盗ったからね!!
この勝負、僕の勝ちですよ!!親分!!
すると、親分は刀を抱えた僕を見て、突然大爆笑し始めたではありませんか。
な、何だぁ!? 勝負に負けた悔しさで、頭オカシくなったのか!?
小「ガッハッハ!! いやぁ、まさかワシが出し抜かれるとはのう!
いやな、日吉。この勝負は一種のテストみたいなもんでの。
蜂須賀一家の中で頭の切れそうな奴には、今までも何度か
この勝負を受けさせてみてたんじゃ!
稲田、松原あたりは良い所までは粘っとったんだが、
ワシから刀を盗ったのはヌシが初めてよ!!」
えぇっ!?こ、この勝負って別に僕だけに挑んでたんじゃないの!?
って事は、特別扱いされてたと思ってたのは、僕の思い上がり!?
うわっ!!カッコ悪っ!! 日吉、ハズカシー☆
親分はさらに言葉を続けます。
小「・・・・のう、日吉よ。
おヌシはどうも、『雑賀の倅の友人だから。』という事で
おヌシの事をえこひいきしていると思ってる様じゃが、
そいつはヌシの勘違いも良い所よのう。
ワシはただ、おヌシの普段の働きを見て、
それ相応の評価を下しているだけじゃ。
ホレ、現にお前はワシとの勝負にだって自分の力で勝っとるじゃろが。
もっと自分に自信を持つんだのう!! ガッハッハ!!」
なんて、僕の心を見透かすかの様な事を言ってくるんだもんな。
お、親分・・・・!そこまで僕の仕事を見ていてくれたなんて・・・・!!
そして、そんなにも僕の気持ちを分かってくれてたなんて・・・・!!
蜂須賀小六・・・・・・あんた、格好良すぎるぜ!!
『お前は小池徹平か!?』と問い詰めたくなるぜ!!
(↑気持ちを分かってくれるから。)
ああ・・・・やっぱり僕、この蜂須賀一家で働いてて良かった・・・・!!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
かくして、僕の激動の3日間は幕を下ろしました。
僕は見事親分を出し抜き、クビという最悪の事態を免れ、
戦利品として親分の大事にしていた刀も頂きました!ヒャッホウ♪
そして何より、『小六親分との絆』というかけがえの無い宝物を、
改めて確認する事が出来たのです・・・・・・!!
親分・・・・僕はこれから、親分の信頼を裏切る様な行為は絶対しないよ!!
・・・・ちなみに、副親分である『稲田大炊助(いなだおおいのすけ)』様から
後日聞いた話によると、僕が小六親分から頂いたこの刀、
『村正』という銘の業物で、家一軒くらいの値段が付く代物だとか。
日「・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
いや、決して
「これ、質に入れたらしばらく遊んで暮らせるんじゃね?」
なんて不埒な事は考えてませんよ?僕は。
そんな親分の信頼をウラギルヨウナコト、
カンガエルワケナイジャナイデスカー。ハハハ。
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