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ええと、旅に出て早々、どえらい事になりました。
初日にして既に当初の予定から大幅に逸脱すること山の如しです。
本来ならば、今日のうちに高野聖と合流し、
遠州の宿で疲れを癒してる予定だったのですが、
どういう訳か、僕は今、三河にある『上宮寺(じょうぐうじ)』という寺の本堂に、
今日会ったばかりの男と二人で泊めてもらってます。
一体、何故こんな事になったのか・・・・・・。
事の顛末はこんな感じ。
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おかんと姉ちゃんの寂しそうな笑顔と、竹阿弥の悪意ある笑顔に見送られ、
明け方、故郷・中村を意気揚々と出発した僕、日吉。
今日の夕方には、遠州浜松の恵福寺前で高野聖のご一行に合流です。
そうすれば、いよいよ僕も晴れて行商人の仲間入り!ってなもんです!
足取りも軽い軽い♪何せ僕の眼前には輝ける明日が待っているのだから!
そんな事を考えながら僕は順調なペースで遠州へと歩を進めていたのですが・・・・
半日ほど歩き、遠州まであと一歩という所まで到達した僕。
お・・・・思ったよりしんどいぞ、コレ・・・・・・。ってか遠州、遠っ!!
流石、『遠州』の名を冠しているだけの事はあります。多分関係無いけど。
まぁ道中暇だったんで、そんなバカな事を考えながら歩いてたんですが、
途中、上宮寺というお寺の門の前を通り掛かった時の事。
声「おーい、『ヒヨシ』!!」
日「・・・・ん?」
・・・・どこからともなく、僕の名前を呼ぶ声が。えぇっ!?一体誰が?
っていうか、三河なんて来たの初めてだし、知り合いなんていないんだけど・・・・
声「こっちだ、こっち!!門の上!!」
日「だ・・・・誰!?」
声「はっはっは!!やーっぱお前が『ヒヨシ』か!」
僕が門の上を見上げるや否や、なんと頭上から颯爽と飛び降りてくる人影が!!
声「とうっ!!」
日「えぇっ!?ギャアアアアアアアアア!!」
声「(ゴキッ)ウギャアアアアアアアアア!!」
着地に失敗して後頭部を強打し、僕の目の前でのた打ち回る見知らぬ男。
な・・・・何なんだ・・・・?この人、一体・・・・・・!?じ、自殺志願者か!?
声「いってえええええぇぇぇ!!!シクった!!格好つけ過ぎた!!」
日「な・・・・何なんですか!?あんた・・・・!?」
声「・・・・おぉ、悪い悪い!ここを通りかかるサル顔のガキが来たら、
そいつが『ヒヨシ』だ、って聞いてたからよ!」
うおぉ!!初対面からサル顔呼ばわりってどんだけ失敬なんだコラァ!?
い、いや、それはこの際さておき、この人誰から聞いてたんだ、僕の事?
声「・・・・っと、自己紹介が遅れちまったな。
俺は『鈴木孫市(すずきまごいち)』。ヨロシクな!」
日「お・・・・俺は『木下藤吉郎』。皆は日吉って呼んでるけど・・・・。」
孫「おお!んじゃ、俺も日吉って呼ばせて貰うわ!」
な・・・・馴れ馴れしい男だな・・・・!?
この孫市って男、僕が会った事の無いタイプの人間です。
なんつーか、初対面なのにイキナリ勝手にアダ名で呼んできそうなタイプっつーか・・・・
孫「そうそう!お前さ、高野聖の連中と何か約束してたんだろ?」
日「えぇっ!?な・・・・何でそれを!?」
孫「いや、お前が通り掛かったら伝えてくれって伝言頼まれててな。
その、お前との約束、無かった事にしてくれってさ。」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
なななななんだってええええええええええええええええええええ!!!?
そ、それって、旅に連れてってくれるって約束の事!!?
え!?何!?「ゴメン、やっぱナシ!」って事!?うっそ―――ん!!?
いやいやいや、そりゃないぜとっつぁーん!!
と思わずルパンの物真似も出ますわな!!そりゃ!!
つーかさ、僕みたいな純粋無垢な少年をあんだけ期待させといて、
今更「やっぱお前いらね!」ってそんな血も涙も無い話がありますか!!?
大見得切って実家を飛び出して来た僕の立場は一体どーなる!?
次回、後編へ続きます!!
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