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解説書
打太刀は中段、仕太刀は下段半身の構えで、打太刀は立会の間合から、右足、左足と進み、次の右足を踏み出すとき、仕太刀が入身になろうとするのを中段から諸手右上段に振りかぶって、仕太刀の正面に打ち下ろす。
仕太刀は、その刀をいったんすり上げて打太刀の右斜めにすり落とす。
打太刀は、直ちに左足を踏み出し、仕太刀の右胴を打つ。
仕太刀は左足を左斜め前に踏み出し、体を右斜めにひらくと同時に、胴に打ってくる打太刀の刀を、左鎬ですり流し、そのまま左鎬で、打太刀の鍔元にすり込み、小太刀の刃部の(はばき)で打太刀の鍔元を押えて、入身になり、打太刀の二の腕を押さえる。
打太刀がひくので、仕太刀はそのまま攻めて、二三歩進み右拳を右腰にとり、刃先を右斜め下に向けて、剣先を咽喉部につけ、残心を示す。
そのあと、打太刀は右足から仕太刀は左足から相中段になりながら刀を抜き合わせた位置にもどる。
この場合、小太刀の形が終わるので、蹲踞して互いに刀を納めて立会の間合にかえり、立礼をして終わる。
小太刀の三本目は、剣道形を真剣にやりだしてから四半世紀になるが、旨くいったと思ったのは一度もありません。
やる度に試行錯誤を繰り返しています。
私が小太刀の三本目を今まで見てきた中で、これはすごいと思ったのは、武專を出られた佐藤一嘉先生が八段に御昇段された後の最初の大会でお披露目で、形を打たれた時です。
すり上げーすり落としーすり流しーすり込みの動作中一度も刀と刀が当たる「カチッ」という音はなく、鎬と鎬が擦れ合う音の「シューッ、シューッ」という音だけでした。会場に居た全員が「ホーッ」とため息をつきました。
もう一つ面白映像は、打太刀ー高野佐三郎先生、仕太刀ー中山博道先生の形です。
小太刀の三本目の小太刀が入身になろうとするところで、中山先生が思い切って頭を出す動作が素晴らしいです。
私もやってみようと思いましたが、怖くてできませんでした。いずれはやってみたいです。
私がこの三本目で気を付けているのは、すり落とすときにしっかり手首を返して思い切り、打太刀の刀を打太刀の右後方に思い切って強くすり落とす様にしています。そうすると打太刀の刀が後ろを回って小太刀の右胴をすんなり打ってくれますし、小太刀もすり流すときに打太刀の胸の前を真っ直ぐに通りすり流しまでが一連の動作になります。
ただここで私が疑問なのは、ほとんどの先生方の説明はすり落とした時の小太刀の位置は、打太刀の右肩か少し低い位の位置と仰っていますが、全剣連が作った映像では、大田先生も寺地先生も腰位まで下げています。そしてすり流すために小太刀を打太刀の前を横切るいときは、腹部になっています。
また二の腕の位置ととすり込んだ後打太刀の右腕を固める動作ですが、現在殆どの先生の説明では左手は打太刀の関節のすぐ上の後ろ側を下から上に上げる様にするように言っていますが、この場合打太刀が引く前に仕太刀が勢い余って打太刀を押してしまう方が多いように思いますが、菅原先生の説明では二の腕の位置は力こぶが出る部分の後ろ側の脈拍が有る部分を薬指を中心にして横から押さえ、親指は力こぶが出る部分にあて、小太刀の(はばき)で打太刀の太刀の鍔元を押さえるときと同時に、親指を内側に握りながら二の腕を回うようにすると、打太刀の右肩が上がりバランスを崩すので、打太刀は引かざるおえなくなり、仕太刀はただついて行けばよい、絶対に押してはいけないとの説明でした。
ただ瞬間的にこの動作を行うのは難しいです。
後もう一つ疑問が有ります、私は次のように解釈して行なっています。
仕太刀が小太刀を腰に取り残心を示した後、元の位置に帰る場合、この時だけ前に有る左足から下がりますが、左手を離し、左足を引いた瞬間、小太刀は腰の位置に有るとかためただけで、切っていない打太刀が反撃することを想定して、左足を引くと同時に小太刀を打太刀の咽喉部に付け、打太刀をけん制するようにしています。
最後にこれで剣道形は終わりますが、自分が剣道形で気をつけたり、考えたりしているのは
第一に理合
第二に引き切りと押し切り
第三に仕太刀は打太刀が動かない限り動かない。
第四に仕太刀の剣先は演技が終わるまで、打太刀を圧し続ける。
第五に一本ごとの演武中は苦しくてどうしようもない場合を除き一呼吸でおこなうようにする。
第六に普段の稽古でも座礼をする。
(通常私は、切っ先を合わせる位置から左足一歩引いた位置で座礼をし、その一からあゆみ足で十歩下がっ た位置に小太刀を置き、山間の間合(約九歩の間)に移動するようにしています。)
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